(2006年後半から2007年初め頃 )
さて、おママをどうやって受診させたら良いかしら?
オネコは調べ物が得意です。認知症についての本を読み、私にも薦めてくれました。基礎知識は大切ですから。
受診先は肺ガンの手術をした東京医大にしました。「物忘れ外来」があるのです。なるべく馴染みのある所の方が良いでしょう。
ジジも私もオネコの案に乗りました。
ただ、問題はどうしたらおママが行く気になってくれるかです。
夫や娘達が何か画策している‼︎
それは何だか分からないが、自分には嬉しくない事のようだ。
おママは不穏な空気を察してナーバスになっていました。
「私はどこも悪くありません。」
「別にそんなとこで診てもらわなくてもいいわよ。」
拒絶反応は強烈でした。
おママはプライドの高い女性です。
自分がボケていると思われるのは心外でしょう。
それでも、心の何処で不安も抱えていたに違いありません。
(2006年後半から2007年初め頃)