アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

トイレに手すりを設置しました。

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(2018年9月19日  アルツハイマー認知症の診断から約11年7ヶ月)

 

よろける…。(°_°)

 昨年11月か12月初め頃だと思います。

「トイレで立ち上がる時によろけるんだよ。」

ジジが言い出しました。

この時点でジジの年齢は90歳。91歳は目に前でした。

 

ジジは頭はしっかりしていますが、足腰が衰えています。

逆に、おママは認知症で頭は衰えていますが、足腰はしっかり。

上手いこと2人の能力を足して2で割る事は出来ないかしら…。(^O^)

 

 ジジがよろけて転びでもしたら大変です❗️

  

それで動けなくなったり、入院でもしようものなら、今のジジとおママの二人暮らしはきっと崩壊します。

まず、おママは動揺して不穏になるに違いない。

ジジの事を夫ではなく父親かと思っているフシがありますが、それでもおママにとって家族と思える唯一の存在はジジですもの。

そしてオネコと私も、通いではなく、交代で実家に泊まるようになるでしょう。

「掴まる所がないと危ないね。」

 

トイレのような狭い空間で転倒するのは危険すぎます。(T . T)

絶対に防ぎたい❗️

ジジは夜中に何度かトイレに行くので、早めに策を講じた方が良いと、オネコも私も考えました。

 

それなら、手すりをつけたら良いのですが、古い木造家屋(築80年余、2階部分は46年前に平屋建に増築)で、あちらこちら老朽化しております。手すりを壁に取付けたり、床と天井で突っ張って設置するのは不可能です。

「どうしたらいいかね。」

ジジから相談を受けたオネコは、とりあえず12月にケアマネさんが来たら相談する事にしました。

 

こんな感じです。

ケアマネさんによると、

「置き型の手すりがあると思います。それのトイレ用が使えると良いのですが…。」

 

なにせ、古い家ですから、トイレの空間も狭いのです。特に2階のトイレはウォシュレットも床面積の都合で入れられません。(^O^)

果たして寸法的に置けるでしょうか?

 

後日、今までも玄関などに手すり(レンタル)を付けてもらってる業者さんとケアマネさんがみえて、仮設置してくださったのは⬇︎こちらです。

 

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⬆︎かなり重量のある鉄板(綺麗にコーティングしてある)に手すりが立っています。

 

この手すり部分は左右どちらにでも立てられます。

高さも調節が可能で、写真の手すりはジジに合わせて、現在、64cm。

ただし、調整は私達素人では不安なので、設置業者さんにお願いしました。

12月中旬に設置してから大体1ヶ月になりますが、2度調整しています。
 

⬇︎トイレに入れてみるとこんな感じ。(^O^)

入って良かった‼️

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 手すりにもたれかかっても、グラつくことはないし、安定感があります。

これならジジも立ち上がる時に安心ですし、力むにも身体を支えられるでしょう。

 

写真をご覧になると、床に接している鉄の台に段差があるように見えますが、これは躓かない程度の勾配です。この台の上にトイレマットを敷くと見た目も足に当たる感じも良くなるかも知れません。ジジはどちらかというとトイレマットが無い方がしっくりくるようで、この写真の状態でしようしています。(2019年2月1日18:55追記)

 

1ヶ月あまり使用してみましたが、良かったと思います。

 

因みにレンタルの自己負担費用は1台1ヶ月550円ほどです。

 

この手すり…。

足腰元気なおママは当分必要ないようです…。(^O^)

 

それは何よりの事ですが、

ジジだけでなく、実は腰痛持ちの私も重宝しております。σ(^_^;)

(なんなら、我が家にも設置したいものだわ。)

 

でも、私は介護認定を受けていないからダメですね。(^。^)

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。