(2022年6月13日 アルツハイマー型認知症の診断から約15年4ヶ月)
*発端
この冬はいろいろな事がありました。おママが特別養護老人ホームに入所、ジジのポータブルトイレ導入、介護保険の区分変更を申請して再調査。
そして、極め付けは、ジジが緊急でショートステイを利用した事です。
緊急というと、大概は碌な事ではありません。
1月に日本列島が大寒波に襲われた事を、皆様は覚えていらっしゃると思います。
(↓)全ては、この時の寒波のせいなのです。(私らの認識が甘かっただけなのですが…)
東京23区でもマイナス3度?マイナス4度?
「水道管の凍結の恐れがあるので、水道を細く流しておくように」
と首都圏ニュースでも言っていました。
1月25日の朝、(↓)オネコさんが撮影した庭の立ち水栓です。
実家は築90年の木造家屋をリホームを繰り返しながら住み続けているので、水道管も老朽化しています。あえて細く出しておかなくても、水の止まりは悪いから、こんな状態でした。
そして、翌日1月26日がこちら(↓)不思議ですね。地面に氷柱が刺さっている。
1月26日の朝、この日、私は実家にいませんでした。
オネコはジジをデイサービスに送り出してから、この写真(↑)を撮影し帰宅しました。
それを私にLINEで送り「面白いねー」と2人で笑っていた矢先に、事故が起きたのです。
昼頃、在宅ワーク中のオネコさんの電話が突然鳴り出しました。出てみると、実家へ宅配弁当を届けてくれるコープデリの配達員さんからでした。
「お宅の水道管が破裂して、水が噴出してます❗️」
実家の外壁面の水道管が破裂して隣家に向かって噴水との事。隣家や御近所さんも集まってちょっとした騒ぎになっていました。水道局へも通報が入っていたそうです。
実家は留守中、ご近所さんは私達姉妹の連絡先を知りませんから、配達員さんがご自分の端末から契約詳細を確認して、連絡先に登録していたオネコさんへ電話してくれました。
ありがたいことです。おかげで様でオネコさんがすぐに駆けつけ水道の元栓を閉めることが出来ました。
しかし、元栓を閉めると言うことは、
全く水が使えません。
食事の支度ができないし、
実家のトイレが使えなくなってしまったのです❗️
しかも、この日は都内でも水道管の破裂が多くて、水道屋さんもなかなか連絡がつきませんでした。直ぐに修理ができる見込みはない…。
応急処置が済むまで暮らせません。
ジジをどうするか?
オネコさんのマンションはスペース的にジジを泊めるのは難しい。
「いっそ、ジジに私の家(チャーコ宅)へ来てもらおうか?」
「まずはケアマネさんに相談して、ショートステイを頼もう❗️」
しかし、通常、ショートステイは3ヶ月前に申し込みをします。緊急でショートステイが見つかるのは望み薄でしょう。私は直ぐに旦那と相談して、ジジを受け入れる流準備をしました。
*思いがけず
ところが、お願いできるショートステイが見つかったのです。
ただ、問題がありました。
その施設は介護保険適用外で1日約9000円もかかるホテル並みの施設だったのです。
でも,背に腹は変えられません。ホテルに泊まったと思えば、介助付きですから、お安いかも?ジジは倹約家ですが、納得してくれました。
とりあえず5日間、工事の状況では数日延長の可能性もありという事でお願いしました。
思えばこの事態で、おママが居たら気の毒だったし,状況は困難を極めたでしょう。
「おママは本当に特養に入っていて良かった。」
ジジも大きなため息と共に言っておりました。
*ホテル暮らし?
翌日の午前中、ジジは娘2人と一緒に施設からの迎車に乗って出発しました。
到着してみると、本当にホテルのような施設ではありませんか❗️(^O^)
まずは、緊急での利用だったため、入所当日に施設との契約をしなければなりません。
そして利用者と施設で手荷物や薬、健康状況(食欲・排便など)の確認作業があります。なるべく早くジジが部屋で落ち着けるようにと思い、これをオネコと私で手分けして進めました。
滞在するお部屋は全て個室です。雰囲気はビジネスホテルのようでした。
そして、歩行器でも入れる大きさのトイレが完備されており、トイレの中からも介助が必要な時はコールすればスタッフが来てくれるのです。ベッドは介護用なのでリクライニングも出来ます。因みに入浴は3日に1度。
その施設は比較的介護度の軽い人を対象としているようです。その中でジジは重い方でした。
手続きが済んだら、ジジは昼食の時間になりました。
そのメニューたるや…、美味しそうな海鮮丼❗️私の目には、決して薄っぺらくないマグロの切り身が、眩く光っておりました。(^O^)もちろん汁物や副菜付き。
個室にはテレビもありますし,共同スペースでは新聞も各紙読めて、ジジは退屈しなかったそうです。
結果として、5日間のうちに水道管の応急措置は済みました。1階のトイレと台所の水道は復旧したのです。
そして、ジジはご機嫌で帰宅しました。
「とても快適だったよ。食事が本当に美味しかった❗️」
なによりです…。すっかりホテルに滞在する気分を味わえたようです。
もし我が家に来てもらっても介助は行き届かないし、そんなご馳走は出してあげられなかったもの。
でもね、ジジよ。お高いのよ。
今後、他の施設でショートステイを利用することがあっても、絶対比べちゃダメですよ。
因みに、実家の水道ですが、完璧には治りませんでした。理由は水道管だけでなく外壁や建物自体が老朽化しているので、無理に工事をすると家が壊れかねないからです。
私が泊まる時に使う2階のトイレの水は諦めました。
まぁ、1階のトイレが使えるから良しとしましょう。(^◇^;)
そして,心配していた水道代ですが、発見が早かったので前年比と同じくらいでした。
建物と共に水道管・ガス管・電気の配電は老朽化しています。
今後も一時的に住めない状況は起きると思うし、もしかしたら完全に住めなくなる日も来るかもしれません。
ジジは、自分の代はこのまま大きな手を加えずに、住み続けたいと思っています。
(ジジより先に、家の方がダメになるかも?)
その可能性は充分有り得ます。
なんとか住み続けられますように。(^◇^;)
*本日アップの貼り絵
2022年6月13日の作品です。
この日はチャーコが何枚か紙を出しておきました。おママにその中から気に入った紙を選んでもらおうと思います。
(↓)おママは愛染の浴衣地のような和紙を選びました。
<おママの貼り絵制作動画①>
2022年6月13日 13:59〜(1分46秒)
おママは紺地に白い花柄の紙片に気の向くママハサミを入れています。
「ぴょ、ぴょ、こっちにしよう。」
楽しそうに3ピースを切って作り出しました。そして大まかに画面に配置しています。
(↓)赤い「波紋」を使うそうです。
<おママの貼り絵制作動画②>
2022年6月13日 14:05〜(1分26秒)
おママは赤い「波紋」を動かしながら、配置を考えています。
楽しそうに鼻歌を歌っていてご機嫌でした。
(↓)糊付けをしながら、どんどん変化していきました。
使用した紙です。(↓)
(↓)この日、この作品を制作してから、おママは眼科に行ったのでした。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。