(2017年4月11日 診断から約10年2ヶ月 天秤のような均衡のとれたデザインだと私は思います。本人は中央上部の赤い三角が効いているわ!とお気に入りのようです。)
先週の火曜日。4月11日のお昼に私はおママに言われました。
「あなたも後20年もすれば、こうして分からなくなってしまうのよ。みんな、同じように分からなくなるものなの。」
「…………。」
今までもおママを見ていて、いつか私もアルツハイマー型認知症になるかも知れないと思っていました。
でも、これを言われてから、自分の中で確信に変わったのです。
奇しくも20年後の私は、おママが認知症を疑われ始めた歳になります。
(私は絶対になるのよ。アルツハイマーになってしまうの。)
そんな思いに取り憑かれてしまいました。
でも、絶対にならない保証はどこにもない。なってしまうと考える方が良いかも知れません。
それにしても我が事になると、これは恐怖です。
直前の記憶を失ったら…。自分が何者か分からなくなったら…。
家族も認識できなくなったら…。
全てが不確かな世界になります。
認知症は必ずしも遺伝するとは言えないようです。しかし…。
私は若い頃からあまり記憶力が良くありません。
学生の頃は短期記憶は良かったので、学校の定期試験の成績は良かったです。
でも、私の頭は長期記憶は苦手らしく、定期試験が終わればすべて忘却の彼方となります。そのため、外部模試は惨憺たるものでした。
長期記憶が弱い。その上、最近は短期記憶もめっきり弱くなりました。
人は弱いところから衰えが目立ってくるとしたら、
私もおママと同じように記憶からやられていくかも知れない。
「予防…。予防しなきゃ。」
私は真剣に、歩きながら一人しりとりを始めました。
NHKの認知症予防の番組でやっていたから、ハーブのお店でレモンバーム買いました。
寝る前に飲んでみると口当たりが良く、脳味噌に沁み渡る様な気がしました。
ほっとするわ〜。
「ふう〜。」
すると、お相伴していた娘のアズキが一言。
「これってさ〜、喉がすっきりして、(カラオケで)良く声が出そうだわ🎵」
うむ…。アズキは若いんだね〜。
確かに喉にもスッキリですが、頭に効いて欲しい私です。