(2017年9月21日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年7ヶ月)
*懸案事項
おママはいつから洗髪を嫌うようになったのだろう…。
私が家を出る前は(おママ60代)苦にもしていなかったし、
「髪の毛を洗うと頭がスッキリして、気持ちいいわ」
などと言っていました。
アルツハイマー型認知症の診断後も、初期だったからだと思いますが、おママは割と身きれいに保っていました。
昨年くらいから、私はおママを観察していて思ったのです。
(もしかしたら、もう自分で洗髪は出来なくなっているのかも?)
ここ何年も前から、私は2ヶ月に1度おママを美容院に連れて行きました。
その時、カットの後にシャンプーをお願いしているので、どうやら、おママの洗髪は2ヶ月に1度だったのかもしれません。
かと言って、不思議なことに夏場でもそんなに臭う事もない。
よほど皮脂の分泌が少ないのでしょうか。
おママは今年になって入浴拒否をする事が多くなりました。
夏場は暑いし汗かくし、入浴拒否は由々しき問題です。
それで、今年の7月8月、私はおママの入浴介助に取り組みました。
夕方、私が帰る前に上手くおママを言いくるめて(?)浴室に導き、洗髪も出来ていたのですが、9月後半から全く出来なくなってしまいました。
何がいけなかったのか?
私は入浴して欲しいという思いが強すぎて、おママにプレッシャーを掛けていたのかもしれません。
長年、おママは夜に入浴していたので、夕方はやはり馴染めなかったのか…。
その後、夕食の後にジジが勧めると、週に1度は自力で入浴していましたが、おママは決して洗髪はしません。
おママの洗髪をどうするか。
今までより美容院に行く回数を増やそう。
それが苦肉の策でした。
9月末からずっと、天気がいい日は豆におママを美容院に誘っていましたが、上手くいきません。
実家にいるうちから「美容院に行きましょう」と誘っても、
「今日はどうしても無理なの。フラフラして気分が悪いのよ。頭もガーンと鉛みたいに固まっているから、出掛けられません。」
私がおママをお買い物に連れ出して、道中歩きながら美容院を勧めると、上と同じ事を言い張りました。断固拒否。
*その気になってくれました。
それが今日(10月18日)遂に成功しました。
「美容院に行きましょう。」
そう事前に話しても、無駄どころか裏目にでる事が多いのです。
だから、黙って行ってみましょう。
まずは買い物のついでと称して、ジジとおママと私の3人連れで美容院に入ってしまいました。それから、優しくプッシュする。だいたい外面が良いので、美容師さんの前で駄々をこねたりはしないでしょう。
「えっ?私がやるの?お父さんじゃないの?」
と言いながらも、何とか椅子に座ってくれました。
おママったら、シャンプーが終わってドライヤーをかけてもらいながら、美容師さんに言うのです。
「頭がスッキリして気持ちいいわ〜〜。」
それなら、もっと早く来れば良かったじゃないの〜❗️(^。^)
私は本当にホッとしました。
;*今日アップの貼り絵について
パーツとして使われている臙脂色の紋とロゴは「ゑリ祥」と言うお店の包装紙から切り出しました。包装紙自体はかなり以前に入手したようです。時期は不明です。
「ゑリ祥」と言うお店についてはネットや電話で調べたのですが、よく分かりませんでした。本店は浅草のようです。