アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

肩もみ

f:id:harienikki:20190520231504j:plain

(2019年2月1日 アルツハイマー認知症の診断から約12年) 

 

布団干しには御用心

悲しいかな…。

些細なことで、日常の歯車が狂ってしまいます。(T-T)

 

先々週、私は自宅のベランダで布団を干し、ひっくり返そうとした時、

「ぐえっ…❗️」

腰に違和感を覚えました。

でも、幸いなことにギックリ腰ではなかったようです。

私は過去2度ギックリ腰を経験しているので、これと普通の腰痛の違いは体感で分かります。

整形外科に行くほどでもないけれど、動くと痛いような…、辛いような。

ジジが余っている貼り薬を呉たので、貼って数日しのぎました。

それで、随分と軽くなりました。

 

しかし時折、何気ない動作で痛みが走ったりするのです。

腰に不調を抱えていると、全身で庇おうとするんですね。

妙に疲労感が強くて困りものでした。

 

 おママ、ありがとう

通常の活動でもヨタヨタしているのに、

先週、実家では少し片付けをしなければなりませんでした。

2階の和室にある天袋から、30年以上入れっぱなしだった物を 出して、整理と処分をするのです。重い物を動かす時は、ほとんどオネコがやってくれて、私は手伝うだけでしたが、その消耗度は激しく、終了後に疲れ果ててしまいました。

 

私がダイニングの椅子に腰掛けて放心状態になっていると、背後から肩を掴まれました。私は一瞬驚いて声を挙げそうになりましたが、すぐにそれを飲み込みました。

私の肩を掴んだ両手は温かくて、肩もみを始めたのです。

(あっ、おママだったのか…。)

よほど、私がボロ雑巾みたいにヨレヨレだったからでしょう。

おママは見るに見かねたのかしら?(^O^)

 

肩を揉んでくれたのは、ほんの1分弱の事です。

おママの手のひらの力を感じながら、私はふと思いました。

(おママに肩を揉んでもらうなんて、初めてかも…。)

肩もみは子供が祖父母や親にするものだと思っていました。

だから、娘時分には私がおママに肩もみした事もあったっけ。(^O^)

なんだか逆転したみたい…。

懐かしいような、不思議なような、でもちょっと嬉しかったです。

 

f:id:harienikki:20190521022949j:plain


本日アップの貼り絵

貼り絵の中央にある2つの三角と間にある長方形。

最初、おママはこの3つのパーツを白いコピー用紙の切れ端に貼っていました。

 

私がいつも台紙に使っている和紙のハガキを差し出して、

「お母さん、これに貼ってくださいよ」

と言ったので、急遽おママは3つのパーツを貼ったコピー用紙の形を整えて、ハガキの中央に配置しました。(^。^)

 

ドット柄の折り紙と⬇︎の染色紙も使っています。

これは恐らく20年以上前に、おママが舶来のマーブルペーパーと一緒に購入したのではないかと思います。

f:id:harienikki:20190520231826j:plain

 

f:id:harienikki:20190520231750j:plain

 

 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。