(2019年6月17日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年4ヶ月)
*「お子さん」だったのですか‼️(^◇^;)
8月9日、ケアマネさんとデイサービスのスタッフさんがみえました。新しいデイサービスの契約をするためです。
⬇︎この件です。
お客さんが来ても、おママは集中して貼り絵に取り組むんでいました。
おママが1人で通所するデイサービスの契約ですが、おママは作業机から離れません。
その様子をケアマネさんやスタッフの方に見て頂いた後、私達はおママを作業机に残して、話し合いに臨みました。
しばらくして気が済んだのか、おママは皆んなが話しているダイニングにやってきました。何人も居て、なんだかいつもと違うのではないかと思ったのでしょう。
そして、おママは徐にジジの横に立ち、ジジの頭をナデナデしました。
「いい子、いい子。」
一同驚きながら笑いましたが、おママは慈愛に満ちた笑みを浮かべて更に言いました。
「ウチの子は良い子なんです。だからまた来てやって下さいねぇ。」
おいおい、おママ…。
ジジが中心になって話しているけど、おママの事でお二人は来てくれたのよ〜。
ジジはおママの息子なんですか?
これはおママなりのジョークなのか?
この時ばかりは本気だったのか?
私には解りませーん❗️ (^O^)
*本日アップの貼り絵
おママが制作したのは6月17日です。梅雨時ですね。
でも、雰囲気が秋なので、9月になって満を持して登場となりました。
とは言え…、東京はまだ暑い。
⬇︎この日、おママは無気力でした。
それで例によって、私は机の上に幾枚か紙を載せておきました。
おママはどんな風に構成するかしら?
青と黒の四角い枠はこれです。⬇︎
ティーパックの個別袋をおママが自分でこれ以前に枠に切り抜いていたものです。
⬇︎ものの10分くらいでデザインが決まりました。
でも、これを糊で貼っていくのは、今のおママには至難の技です。
⬇︎「まず青い枠を貼ってしまいましょう。」
「そうね!」
でも、なかなか困難を極めておりました。
最初のデザイン通りにはいかないのが、おママの貼り絵の特徴であり、面白さかもしれません。
おママは記憶力が殆ど失われているので、糊付けのためにパーツを動かしていると、元々のデザインが分からなくなってしまうのです。
元のデザインの方がカッコ良かったり、怪我の功名ではありませんが完成形の方が優れていたり…。一概には言えないところが、おママの貼り絵だと思います。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。
*1:o(^∇^)o