アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

2人のフキコ

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(2020年2月12日 アルツハイマー認知症の診断から約13年)

 

5月14日木曜日のデイサービスにて。

デイサービスは施設と契約で決めた曜日に通所するものです。

ジジは火・木・土。

おママは火・木・土。(おママが土曜日に行くのは認知症専門デイサービスで、おママはジジとは別に一人で通所してます。)

 

決められた曜日遠休んでしまった時、施設側の状況が許せば、他の曜日に振替が出来る場合もあります。

 

この日、デイサービスにいつも見掛けない利用者がお一人いたそうです。

その名はフキコさん。いつもは水曜日に通所していらっしゃる方だそうです。

 

なんとなく、場に慣れないのか、ちょっと戸惑っておられたとか…。

「あら、同じお名前だし、一緒に座ってお話しなさったら?」

スタッフさんに言われました。

おママもフキコさんです。(^O^)

 

ジジによると…。

二人のフキコさんは並んで座って、楽しそうにお喋りをしていたそうです。

なんとなく慣れない感じのフキコさんを、おママはリードして、

お世話を焼いているような感じだったとさ。

ジジは微笑ましく見ていたそうです。

 

「その人も認知症でね。よく分からないけど、おママより(症状は)進んじゃっているように見えたよ。2人でペチャペチャ楽しそうに話していたんだ。おママはその人に何か教えてあげる風でね…。とても生き生きしていたよ。」

 

 

おママはもう1人のフキコさんを気にかけて上げていたのね。

人って、誰かのお世話をしたり、教えて上げたりするのが好きなのね。

それは認知症になっても変わらないみたい。

ジジはそんな事を思ったらしい。(^O^)

 

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本日アップの貼り絵

「お題方式の貼り絵」です。

 

「お題方式の貼り絵」 とは…。

昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それが出来ない時が増えてきました。

それで、あらかじめ私が作業机に何種類かの紙や切れ端を出して置き、まるでおママが貼り絵をやり掛けていたと思えるようにお膳立てをする事が増えました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

「お題」はこちら。(↓)

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以前、おママが切って使った紙の切れ端が入っている箱を開けて、大きめの紙片を出しておきまし。

マクドナルドのベーコンレタスバーガーの包装紙。

そして、紅茶のティーパックんの個別包装袋。

海老茶色は元が何であったか? 不明です。

 

「お題」を見つけて、おママは早速取り掛かかりました。(↓)

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おママの貼り絵を 見てくださり、ありがとうございます。