アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

帯状疱疹だなんて⁉️

 

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(2019年8月16日 アルツハイマー認知症の診断から約12年6ヶ月)

 

まさか…⁉️

迂闊でした。

2019年もあと数日でおしまいです。ここにきてこんなことになろうとは…。

この時期にこんなに長文の記事をアップする事になるとは…。(^◇^;)

ジジとおママに穏やかでうららかなお正月は来るのでしょうか…。

 

懺悔

12月27日金曜日の夕方、ママは帯状疱疹と診断されました。

もっと早く気づいてあげることができなかったのかと、反省しきりです。

 

どこのクリニックでも年内の診察が終わろうとしているこの日、この時。

 

皮膚科の診察室で、おママは下着姿になりました。

「私は大丈夫よ。なんでもないわよ。どうにもなっていないわよ。」

そう、ささやかな抵抗をしたおママ…。

左側の耳から首、顎、肩あたりに赤い湿疹が出ているのはわかっていたにですが、

脇から胸にかけてもかなり広範囲に広がっていました。

それも、身体の中央からパッキリと左半分だけです。

帯状疱疹ですね。」

私もジジも一瞬絶句してしまいました。

おママの帯状疱疹がここまでひどくなるまで、見過ごしてしまった私達…。

 

この日の昼食の後、おママは一度だけ湿疹に触れながら呟きました。

「痛いわ。」

それって…、まさか…と思ったのです。その一言がなかったら、私も真剣に皮膚科への受診は考えなかったかもしれません。

 

だって、年末です。本当にクリニックは混んでいるんですもの。

しかもジジとおママの足だと歩いて20分は掛かります。御神輿をあげるのも一苦労ですわ。

ジジの足に昨年同様しもやけができてしまいました。それで年内、ひどくならないうちに皮膚科のクリニックに行きたいらしい。

「行こうか。」

結局、私はジジの決断に従いました。

 

帯状疱疹とは⬇︎こちらの解説がわかりやすいと思います。

左右どちらかの神経の連なりに沿って、痛みを伴う赤い湿疹が出るのです。

この痛みは人によって感じ方が違い「ヒリヒリ」「ジンジン」「ヅキヅキ」人によっては「ハンマーで殴られたような」と形容する例もあるそうです。

その湿疹は水泡を伴い、その水泡が潰れて瘡蓋になった頃、湿疹自体は治ります。

しかし、早期に抗ヘルペスウイルス薬を服用しないと悪化してしまい、神経の一部が痛む場合があります。そうなると、帯状疱疹後神経痛が後遺症となり、長期に亘って痛みが残ることがあります。

www.maruho.co.jp

 医師はかく語りき…。

「ここまで広がってしまうと、点滴の薬で治療した方がいいと思います。こちらではその点滴治療は出来ないので、大きな病院を紹介します。ただし、この点滴治療は入院での処置となるでしょう。点滴ではなく、在宅で服用薬のみという方法もありますが、状態を考えると、年末年始に激しい痛みが出る恐れもあります。」

 

「 点滴ですか…。入院ですか…。おママが入院…。」

私は目眩がしました。

認知症患者の入院は家族にとってハードルが高いものです。余程緊急を要する病状ややむを得ない場合は仕方ないのですが、まず、本人はなぜ入院をしているのか理解できません。何度説明されても記憶できないから、本人も周囲も大変なのです。

認知症のおママが、あまり自覚症状もないのに入院すれば、「なぜ?どうして?」「大丈夫だから、家に帰ります」攻撃で看護師さん達を困らせるかもしれません。

入院が認知症の症状をさらに進行させる恐れもあります。

 

翌28日土曜日はこの皮膚科クリニックも大学病院も、年内最後の診察です。

どうする、どうする…。

ジジは大学病院に行く派です。自分が連れて行くと言いました。しかし、シルバーカーでようやく外出できるジジには荷が重すぎないか…。

 

この時、オネコは息子宅で孫ちゃんのお世話をしていました。

私は電話で相談しましたが、なかなか決断できませんでした。

 

だからと言って、ここまで見過ごして悪化させ、ただでも帯状疱疹後の神経痛が出る可能性が高いのです。現時点で、入院による点滴治療を最初から排除して良いものなのか?

ジタバタしながら悩んだ末に、私は大学病院宛の紹介状を書いて頂くことにしました。

考えてみれば、紹介先の大学病院でどのような治療法が良いか判断してもらうのです。

もしかしたら、入院の線は無いかもしれない。

とりあえず、行ってみるか…。

 

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大学病院での診断

翌12月28日土曜日は朝からバタバタと致しました。

実家の近くに住んでいるオネコがおママを連れて行く事になりました。

私は現地で二人と合流し、ジジは留守番です。

 

大学病院の医師の見解では、

やはり帯状疱疹

このくらい湿疹が広がってしまうと、入院して点滴という選択は妥当である。

しかし、服用薬でもきちんと飲めば点滴と同じくらいの効果はある。

ただし、帯状疱疹後神経痛は起きる可能性はある。

高齢者は特に神経痛が残りやすい。(覚悟しろよという事か…)

 

認知症の患者の場合、入院しても自分では事情や状況を忘れて結局帰りたがり、所定の回数の点滴が出来ない例も多い。そして、入院中に認知症の症状が悪化してしまうケースも見受けられる。

家庭で薬の管理をする人がいるのか?

安静にさせておけるのか?

今後、年末年始に赤い湿疹は水泡となり潰れていくが、痛みが強くなる可能性は高い。

入院しないのであれば、充分痛み止めは処方しておきます。

 

結局、上記の事を総合的に考えて、医師と私達は在宅での治療を選びました。

そして、飲み薬や塗り薬を処方されました。

(アメナリーフ200mg、メモバラミン500、鎮痛剤はアセトアミノフェン錠200mg、ノイロトロピン錠4単位、塗り薬はアズノール軟膏0.033%)

 

この年末年始におママがどのくらいの痛みや苦痛を訴えるかは分かりませんが、手厚い鎮痛剤があるのですから、なんとか耐えて欲しいです。

年が明けて1月4日に次回の大学病院の予約を取りました。

 

帰宅してから、薬を飲み、塗り薬を飲み、少し赤みが引いた気もしました。

しかし、患部を触りながら「痛い…」という回数が増え、

「頭が痛い」とも言い出すわけで、不安は尽きません。

 

なぜ、おママの帯状疱疹に気が付けなかったのか?

帯状疱疹は一般的に赤い湿疹が出る前から何らかの違和感やピリピリするような痛みがあるそうです。

 

私の身体にはヘルペスウイルスの親戚のような奴が潜んでいて、毎年季節の変わり目に「多型紅斑」という湿疹に悩まされています。普通、「多型紅斑」は痛まないそうですが、私は非常な痒みとピリピリした違和感、ハンマーで殴られるような痛みを感じる時があります。

だから、帯状疱疹はの痛みがなんとなく想像がつきます。

 

おママの帯状疱疹がここまで広がるまでに、必ず痛みがあったと思うのですが、

おママはほとんど訴えませんでした。

完全に言い訳ですが…。

家では入浴しないおママです。朝の着替えもジジが手伝うよりは自分でゆっくり時間をかける方が好きなのです。だから違和感を訴えないと気付いてあげられません。

 

感じなかったのか…⁉️

もう、痛みや痒みに対する感覚が衰えてしまったのか⁉️

そこまで認知力が衰えたのか⁉️

 

その点も衝撃的でした。

 

忘備録、どこで見過ごしたか…考えてみる。

なるべく早期に気が付いて、抗ヘルペスウイルス薬を服用しないと、湿疹が治っても神経痛が長期に亘って残るかもしれない帯状疱疹

 

こんなに広範囲に湿疹が広がるまで、私達は何日間を無駄にしてしまったのだろう。

(このロスが重い神経痛となって、後々おママを苦しめることにでもなったら❗️)

本当に気の毒です。

 

反省も込めて、忘備録的に経緯を残しておきます。

 

 12月24日火曜日

おママが入浴サービスを受けた時、スタッフさんは、「湿疹が出ているのでお医者さんに見せたほうがいいですよ」とジジにアドバイスをして下さったそうです。

夕方帰宅したジジからその話を聞いたオネコが確認すると、おママの左耳の下から首にかけて赤い湿疹が出ていました。しかし、湿疹は赤いけれどさほど広がっておらず、おママは痒がるでもなく、あまり気にしてなかったようです。

近所の皮膚科はとても混んでいて、本人さほど辛くないんだったら様子を見ることにしました。

 

12月25日水曜日

私が実家に着いて、ジジから初めてこの話を聞きました。それで、おママの湿疹を見てみると、左の耳の下から首にかけて、湿疹で赤くなっていました 。

「なんかここにできているのよ。おかしいわね」

ママは湿疹の患部に触れながら不思議そうに言っていました。

 

セーターの首周りが湿疹にあたりを時々痒そうにしているので、私はママの下着を取り替えようと着替えを手伝いました。

「あまり辛そうじゃないし、何か合わないものでも食べて蕁麻疹を起こしたのかな。」

私は単純にそう思いました。

しかし、ジジとおママの食べるもので私が把握していない物なんて。そもそも少ないでしょう。

 

12月26日木曜日

夕方、2人がデイサービスから戻ってきた頃に、オネコは夕飯を実家に届けに行きました。オネコがおママの湿疹を確認すると、左耳の下から顎、肩や脇の方まで前日より広がっているではありませんか!

この時すでに夕方だったので、オネコは手持ちの市販のステロイド入りクリームをおママの湿疹に塗りました。

「少し良くなってくれると良いのだが。」

オネコは私にLINEでこのことを伝えておいてくれました。

私はスマホを握って、漠然と不安になりました。

 

12月27日金曜日 午前中

孫の待つ息子宅へ出かける前のオネコ、ジジ、私。

おママの湿疹は良くなるどころか悪化しているので、皮膚科に行くかどうか相談しました。

 

あとは、前述の通り。

 

 

今となっては仕方ありませんが、書きながら自分でも反省すること頻りです。

 

あまり、おママが辛くないといいなぁ。

帯状疱疹水疱瘡をまだやっていない小さな子とは接触しない方がいいらしい。

年末年始は可愛いひ孫ちゃん達と遊べる機会だったのに。 

でも、顔を見るくらいなら良いかなぁ。(TT)

 

 本日アップの貼り絵

 2018年8月28日にサントリー美術館で開催された「まるごといちにち こどもびじゅつかん!」のチラシを使いました。

 

おママは過去に同じチラシを使って2点の素敵な作品を制作しています。

下のチラシが素晴らしいので、おママの貼り絵はとても綺麗です。

久しぶりにその残りがおママの作業机周辺で見つかったのでしょう。

 

www.suntory.co.jp

 

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 ⬇︎仲間です。

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おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。