(2019年7月31日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年5ヶ月)
*あれま❗️*1
今週の月曜日、1月20日の事。
ジジとおママがのんびりとした午後のひと時。私はそろそろ夕飯の準備です。
実家に来たオネコはバラやその他の鉢植えに水を遣ったり、細かな用事を済ましておりました。
すると突然、おママの歌声が響きました。
「かきねの かきねの まがりかどぉ〜〜🎵
たきびだ たきびだ おちばたきぃ〜〜🎵」
おママ、どうした? (^◇^;)
台所に居た私に、ジジがのそりのそりと近づいて来て言うのです。
「おママが楽譜を見て歌ってるよ…。」
「えっ❗️」
私がリビングに戻ると、確かにジジの言う通りでした。
⬇︎こんな感じです。
「 この楽譜が印刷されたプリントは何かしらね。」
どうやら認知症専門のデイサービスで使ったもののようです。
ジジはおママが楽譜の音符を見て歌っていると驚いたようですが、
おママは童謡「たきび」のメロディを記憶していたのでしょう。平仮名で書かれている歌詞を読んでいるのだと思います。
「ねぇ、歌いましょうよ。」
おママは楽しそうに誘ってくれますが、私は音痴なんです。
オネコお願いしますわ。
やはり親子ですね。声のトーンが似ているのかしら。
オネコとおママの声は良いハーモニーになっていました。唱和しているのを聴いていると、私もとても和みました。
後でデイサービスの連絡ファイルを開いてみると、やはり前回の時に『たきび』を歌ったそうです。そしてこの童謡を元に「回想療法」をしたそうです…。
*回想療法とは
子どもの頃に慣れ親しんでいた暮らしや遊び、若いころに流行していた物、映画、音楽などを思い出し回想する療法です。
過去を思い出しやすくするための道具(玩具や生活品、写真、音楽のCD、昔の映像など)を用意し、聞き手は必要に応じて問いかけをしながら、思い出話に耳を傾けます。
効果としては、回想することで自分の人生の価値を再発見したり、当時の記憶がよみがえって脳の活性化が期待できます。「話す」「聞く」「コミュニケーションをとる」という行為が記憶を維持し、認知症の進行を遅らせる例もあるようです。
結果的に孤独感や不安を減少させ、意欲を高める事ができるとされています。
おママは通所している方々やスタッフさん達と「たきび」を歌い、どんなことを回想したのかしら?
子供の頃のことかしら?
お母さんやお兄ちゃんもおママの回想の中に出てきたかしら?
そう言えば、おママが自分が何者で何故此処にいるのか分からなくなって動揺した時、私はお母さん(私の祖母)の写真を見せて話しかけた事がありました。おママはその写真を手掛かりとして、少し当時の記憶を掘り起こす事が出来ました。
それも一種の「回想療法」なのかもしれませんね…。
⬇︎参考にさせて頂きました。
少し「回想療法」に興味が湧いたので、この本をamazonでポチッとしてしまいました。⬇︎
読んでみようと思います。
著者 小山敬子
出版社 祥伝社
⬇︎過去記事です。
おママは割と歌が好きです。
*本日アップの貼り絵
制作されたのは昨年の夏です。
色や雰囲気から秋向きかなぁと思いながらアップせずに埋れていました。
どことなく、おママの歌う『たきび』のイメージかな?
それで選んでみました。(^O^)
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。
*1:o(^∇^)o