アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

失われたナットウキナーゼ

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(2021年1月13日 アルツハイマー認知症の診断から約13年11ヶ月)

なぜ、納豆ネタなのか…。

私は実家へ行く時に、必ずジジから買い物を頼まれます。

最近、そのリストに必ず納豆が入っています。一時、余り頼まれなかったので、

(何か変わった食べ方を思いついたか?)

と私は小首を傾げていました。

 

頼まれる納豆は(↓)こちらです。業務スーパーで購入しています。

お安い上に「タレが付いていない」優れものですから。( ^ω^ )

なぜ「タレなし」が良いかというと、ジジは普通の食べ方をしませんし、私は酢納豆にしていますから。タレは不要なんです。(^。^)

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hatsukarimen.co.jp

 もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この帯のような包装材が本日アップの貼り絵に使われております。

 

それで、本日のテーマは「納豆」なのです。(^○^)

 

この包装材は過去にも何度か使われておりますが、プラ系なので糊がつきにくく剥がれやすいという難点があります。

実は本日アップの貼り絵も、写真撮影時に1枚剥がれて、私が補修しました。

 

(↓)こちらは去年の作品です。

おママは赤い丸を納豆の包装材から切り抜きました。

harienikki.hatenablog.com

 

ジジオリジナル 

 テレビや雑誌で健康に良いと聞きつけると、

食べてみたい、やってみ対と思うのは人の性。

納豆が健康に良いのは周知のことですが、プラスアルファでさらに健康効果がアップするという説はいくつかあります。最近は酢納豆でしょう。

 

ジジも過去にさまざまな納豆の食べかたに凝ったものです。

例えば、納豆ココア、納豆ヨーグルトなど…。

当然、おママにとって好ましい事ばかりではありませんでした。

私が実家へ行くと、ココアで真っ黒になった納豆が食べ残されて放置されていた事も多々ありましたもの。 

harienikki.hatenablog.com

 

 最近、ジジがどんな納豆の食べ方をしているのが気になりました。

それで昼食時に聞いてみ聞いてみました。

「お父さん、最近は納豆をどうやって食べてるの?」

すると、ジジは「よくぞ聞いてくれました!」と言わんばかりの笑みを浮かべるではありませんか…。

嫌な予感がする。おママは何気にふんふんと頷いていました。

 

「鍋にうどん(蒸し麺一玉)か残り御飯1膳を入れて、

冷凍のほうれん草、玉ねぎ、ジャガイモ(全てカットされた冷凍野菜)、

冷凍の肉(業務スーパーの冷凍ミニハンバーグ)2つ、

それに納豆1パック入れて、麺つゆ(追いがつお)で煮込むんだよ。」

「そうなのねー。」

「へー。」

ごった煮だわ。

「お水はどのくらい入れるの?」

「400ccくらいね。沸騰して全部火が通ったら、卵を2つ落として、かき混ぜる。」

「そうよねー。」

それを小どんぶりに移して食べるそうな。

おママは話を理解している様には見えないけど、絶妙な合いの手を入れてきます。

 

ジジは「鍋一つで完全食❗️」と言わんばかりに得々としているので、

私はちょっとケチをつけたくなりました。

 

「お父さん、残念だわ。納豆のナットウキナーゼは熱に弱いから…。煮込んだら効果なくなっちゃうわ。」

すると、ジジは少し顔を曇らせて、

「それは何となく知っていたんだけど、納豆を入れると風味が良くなるから。」

 

少々落ち込んでいるので、イジワル娘も反省。

「まぁ、ナットウキナーゼはなくなっても、大豆本来の健康効果は残るもんね。」

「うんうん。」

「そうねー。」(^。^)

 おママも励ましていました。

 

 納豆菌は大豆のタンパク質を分解して発酵させて納豆にします。

ナットウキナーゼはその発酵の際にできる酵素です。

血液をサラサラにし、血栓を溶かし、LDLコレステロール値を下げる効果があると言われています。

 

でも酵素だからナットウキナーゼは熱に弱い。

 

たとえナットウキナーゼが失われても、納豆の整腸作用、骨折予防に良いとされるビタミンK2、もともと大豆にあるたんぱく質イソフラボン、食物繊維の補給は期待できるでしょう。

他に野菜や動物性タンパク質を合わせているし、ジジのこの食べ方はいいと思います。

最近,硬い物を敬遠しがちなおママにも、柔らかくて食べやすいでしょう。

 

93歳にもなると、毎朝、自分とおママの朝食を用意するのは大変ですから、

本当に、よく頑張っていると思います。(^_^)

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          「いただきます❗️」お薬も飲んでくださいね。
 

www.yamadafoods.co.jp

www.natto-science.jp

酢納豆を食べてます

ここ数年「酢納豆は血圧を下げる、ダイエットに良い」とテレビや健康雑誌などでも取り上げられている様です。

 

私は5年ほど前からほぼ毎日、酢納豆を食べてきました。

理由は40代の終わりから血圧が高くなってきたからです。

上は135〜145、下は80〜95くらいの範囲でしたから、薬は処方されませんでしたが、健康診断では「気をつけてくださいね」と注意を受けていました。

 

ある時、番組は忘れましたが、「酢納豆は血圧に良い」と聞きました。

実は私は市販の納豆についているタレが好きじゃないのです。

あれを使うくらいなら、普通の醤油の方が絶対美味しいと思います。

 

試しに、納豆1パックに酢を小さじ1杯(現在は大さじ1杯)ほど入れてかき混ぜました。

 

すぐ食べるとかなり酸っぱいです。

ところが、かき混ぜてから、常温で5分以上置いて食べると、酸っぱさの角が取れて円やかになり、むしろ大豆の風味を強く感じて食べやすくなりました。

それにナットウキナーゼは酢には負けない。

 

以後、酢納豆を食べ続けています。

元々納豆嫌いのダンナからは「酢のせいで納豆くささが空気中に広がる」と文句を言われていますが、今では娘のアズキも酢納豆派です。

 

問題の血圧は食べ始めて半年くらいで下がりました。

現在も、上が110〜125、下が65〜85くらいを推移しています。

ただし、酢納豆だけではなく、食事全体で塩分を控える努力をしてきたことが、功を奏したと思います。

 

ちなみに、

私は甘いものが大好きで、お菓子もしっかり食べますから、

いくら酢納豆を食べても、痩せませんでした。(°_°)ぴえん

 

個人差のある問題ですが、血圧が気になる方は、現在やっていらっしゃるお薬や対策に、酢納豆を加えてみるのも良いかも知れません。

 

本日アップの貼り絵

私が実家に行かなかった日の作品なので、途中写真もなくて残念です。

 

グリーンは小津和紙で購入した千代紙です。(↓)こちらの色違い。

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グレー系の四角とブルー系の平行四辺形は何かの請求書が入っていた封筒の裏側だと思います。

緑の三角形は不明です。中央は金色の市松模様の折り紙でした。(↓)こちらに写ってます。

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おママの貼り絵を見てくださり、有難うございます。