(2021年4月2日 アルツハイマー型認知症の診断から14年2ヶ月)
*電子レンジでしょ?
皆様、突然ですが…。
牛乳を温める時、どうしていらっしゃいますか?
私はココアやロイヤルミルクティーはミルクパンを使いますが、
単純に温める場合は、迷わず電子レンジです。
マグカップに牛乳を入れて、レンジでチン❗️
鍋を洗う手間が省けます。
私もしょっちゅう経験してきましたが、鍋で温めるなら側で見張っていないと、
噴きこぼれますから。
*鍋でしょ?
先週、実家へ行ってみますと、心なしかジジの背中が普段より小さい。
「実はね…、朝、牛乳を温めながらおママの着替えを手伝っていたら、噴きこぼして…、片手鍋を焦がしちゃったんだよ。置いてあるから見てね。あれはもう焦げたから捨てよう。」
ジジは電子レンジが使えます。冷凍食品を温めたり、食材を加熱して火を通すのも、これまで散々やってきたでしょう。
私は意外な気がしました。
どうして、ここにきて、鍋なのか?
93歳、原点回帰なのか?
最近、他にも鍋で調理している形跡があります。
もしかして、電子レンジという新しい(すでに新しくもないが?)調理家電より、
古来からある鍋という調理器具の方に手が出てしまうとは、いかなる心境の変化か?
はたまた、衰えなのか?(°_°)
一気に色々な思いが頭を駆け巡り、私はついついキツイ物言いをしてしまいました。
「なんで、鍋で牛乳を温めるの?電子レンジでしょ。
私だって、アズキだって、電子レンジで温めるわよ。マグカップに入れて『あたため』を押せばいいじゃないの。」
「それは分かっているんだけど、鍋の方が速いんだよ。」
要するに、二人分の牛乳を一気に温めるなら、鍋の方が速いと言うことらしい。
確かに電子レンジの『あたため』モードは時間がかかる気はします。
「でもね、火を使って鍋で温めると、実際に噴いたり焦がしたりするでしょ。
危ないから、これからは電子レンジで温めてよっ❗️」
「はい…。分かりました…。」
*そうくる?
しょぼくれたジジを残して台所に行ってみると、片手鍋は人目のつきにくい奥に置いてありました。
そして、ガス台の上を見ると、ジジが吹きこぼれた牛乳を必死で拭いた痕跡がありました。
(ジジも頑張ったんだね。)
私はキツく叱責したことを少し反省しました。
片手鍋を見ると、それほどでもなかったです。
重曹やセスキ炭酸ソーダがあれば、余裕で落とせるレベルでした。
実家にはないので、近くに住むオネコさんに手持ちのセスキ炭酸ソーダを持ってきてもらいました。
「ジジったらさ、牛乳を鍋で温めて、おママの着替えを手伝っていたら、噴きこぼした挙句に焦がしたのよ❗️」
長女であるオネコに言いつけてやりました。
すると…。
「あら、鍋を使って温めようとするなんて、
お父さん偉いわねぇ。」
え?
そうくる?
長女は優しいのね…。その笑顔が菩薩に見えるわ。
それに引き換え、私は般若みたいな顔で、ジジにギャンギャン言ってしまったわ。
大さじ2杯のセスキ炭酸ソーダと水を入れた片手鍋を火にかけながら、私は自分が血も涙もない鬼娘のように思えて落ち込みました。
(↓)落ちた‼️v(^O^)v
まぁ、それでも、私は持論は曲げません。
朝ごはんにも牛乳だけでなく、動物性タンパクや冷凍野菜などを使って、栄養バランスの取れた朝食を考えるジジは偉いと思います。
でも、デイサービスに行く前は、おママを着替えさせなければならないし、なるべく簡単に出来ることをやって欲しいです。
鍋を使ったら洗わなければならないし、それはおママには難しくなってきたから、結局ジジがやることになります。
負担軽減のためにも、時間が少々かかっても、
牛乳は電子レンジで温めてね。
*本日アップの貼り絵
皆様、朝はパン派ですか?ご飯派ですか?
ジジとおママは最近、ご飯かうどんがお好みだそうです。
でも長年パンでしたから、パンを食べる日もあるそうです。
4月の初めにデパートによったら、パンのフェアがあったようです。
良さげなチラシがあったので、もらってきました。
おママったら、そのチラシを見たら、美味しそうな食べ物だとわかったらようです。
「これいいわね。おいしそう」
と言いながら、印刷されているパンの写真のあたりを口に近づけて食べるまねをしていました。(↓)
食いしん坊さんですね。(^。^)
「ヤギじゃないんだから、紙は食べないでよね。」
(↓)まずはハサミを使って、切り抜いて遊びましょう。
<制作動画>カット編
2021年4月2日 15:45〜
おママは最初は大まかに切っていたのですが、 緑のハーブのは細かく切り楽なってしまったようです。不思議なものですが、細かい物を見ると、俄然闘志が湧くようです。
おママはこの他にもいくつかパンの写真を切り抜きました。
後日、それらは又「お題パック」の主役にに使おうと思っています。
この日は着ることに主眼を置いたので、おママも疲れたようです。
ハガキのど真ん中に配置して、さっさと糊を付けました。
(↓)周囲の飾りはどうしましょうか?
おママが選んだのはこの2種類の紙です。
グリーンの方は小津和紙のおママお気に入りの千代紙。
ペールオレンジ(昔の肌色ですね)の元は不明です。
なぜおママがこの2種類にしたのでしょうか。
制作途中ではよく分かりませんでした。
でも出来上がりを見ると,おママは色の調和を考えたのかも知れません。
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。