(2021年7月9日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年5ヶ月)
9月13日月曜日はいつも通り月曜日は実家へ行きました。
実家では、昼食作り片付け、夕食の下準備、おママの貼り絵のサポート、オヤツ、夕食の準備と片付け、そして翌日の朝は燃えるゴミの日だから家中のゴミをまとめました。
ほぼ19時半、全工程終了。
「ありがとう,気をつけてね。門を閉めてね。」
「はい、お父さんも気をつけて。」
これはいつもと同じジジとの玄関での挨拶です。するとおママが気配に気がついて私に深々と頭を下げました。
「どうも,ありがとうございました。」
他人様への丁寧なご挨拶だわ。
買い物をしながら帰宅は21時でした。
それからアズキと簡単な夕食を食べていると、テーブルの上に放置した私のスマホが鳴りました。
「お母さん、ジジからだよ…。」
夜の電話は、良くない知らせが多いでしょう。
私はこれから再び実家へ行く覚悟を決めて通話ボタンを押しました。(°_°)
「もしもし…お父さん?どうしたの?」
すると、ジジの第一声が安堵のため息でした。
「あ…、チャーコさん?
いや、別に大したことではないんだけど…。」
こっちはちょっと安心しました。
「どうしたの…?」
「いや,その、チャーコさんが帰ってから、寝たんだが、夢に心配そうなチャーコさんが出て来たんで、ちょっと気になって電話してみたんだよ。」
どうやらジジの枕元に私が立っていたそうな。夢の中の私はひどく心配そうな顔をして、寝ているジジに手を差し伸べたそうな…。
そうだったんだ…。
(不吉な夢かもしれない。)
私の身に何かあったのかと、心配してくれたのね。
「今、ご飯を食べているくらいだから,大丈夫よ。」
「よかった、ごめんね。余計なことして。」
「いえいえ…。大丈夫だから、お休みなさい。」
「夢枕に立つ」
それは亡くなった身内や友人知人が夢に出てきて、何かを伝えようとする事。
でも、時々、生きている人も夢枕に立つそうな…。(^◇^;)
私、55歳ですが、93歳の親の夢枕に立ったようです。
(ジジの夢に現れた私は何を伝えたかったのだろう。)
何が言いたかったのかしら。
同じ時刻、現の私は録画した番組を観ながら、
カロリー高めの背徳飯を食らっていたのです。(^O^)
私は普段から高齢の親に心配をかけているのかも知れない。
一般的に、幾つになっても親は子が心配だといわれます。
有り難い事だと思います。
ただでもジジはおママの事で心配事が多いのだから、申し訳なさの方が大きいです。
(もっと、しっかりせにゃならん。)
私はそんな事を思いました。
ジジとの電話を切ってから、遅い夕食の更に遅い食後に、
娘のアズキとテレビを見ながら、
ちゃっかりアイスまで食べてしまいましたわ。
なんのかんの言っても、私は元気です。v(^O^)v
*本日アップの貼り絵
7月9日金曜日
昼過ぎ、千代紙などの紙類の入った缶の中から、おママが真っ先に選んだのは(↓)こちらでした。
<貼り絵制作動画①>
2021年7月9日 15:22辛〜4分27秒
今のおママにとって、同じ図形を切り抜くのは難しいようです。
私(チャーコ)が「ここよ」と指差しても、おママ自身が納得しなければハサミは動きません。ようやく自分で見つけて切り抜けた時はとても嬉しそうでした。
この動画の後は割と調子が出てきて、順調に同じ図形を増やしていました。
(↓)そしておママの興味はオレンジ色地の花菱模様に移りました。
(↓)構成がまとまりつつあります。円形が繋がった模様の千代紙は久しぶりの登場です。
(↓)そして、おママは更に千代紙からピースを切り始めました。
<貼り絵制作動画②>構成編
2021年7月9日 15:53〜1分29秒
動画を見ながら少し反省しました。
おママは菱形から2つの三角形を切り出し、画面左右の上に配置しようと計画しました。
おママの考えでは菱形を半分に折り畳み、折ったまま折り目を切ろうとします。
しかし、その方法だと、ハサミの刃の厚みが影響して正確に二等分はできません。
それで私は「折らないで広げたまま模様の線を上を切るようにアドバイスしました。
理屈では間違っていないのですが、今のおママは線上を正確に切ることも難しくなっているので、好きに切らせてあげた方が良かったかな…とも思いました。(^◇^;)
(↓)完成しました。
(↓)間髪入れずに2枚目突入です。
1枚目で残ったピースを並べます。とても楽しそうです。
考えてみれば、最初に切り出したピースの出番がやってきたので、1枚目をやる前におママもこんな感じのイメージを持っていたのかもしれません。(^O^)
<貼り絵制作動画③>糊付け編
同じように間隔を取りながら複数のピースを貼るのは神経を使います。
今のおママにはそれが難しくなっています。
途中オネコの「明日持ってくるからね(夕食)。」という声や、ジジが大相撲中継を点けたりと、雑音がいっぱいですが、おママは我関せずと作業を続けていました。
(↓)四角が寂しいようです。沢山の紙片の中からおママが手に取るのは、やはりお気に入りの「波紋」なのですね。(^。^)
(↓)おママが使った千代紙です。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。