アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

飲み忘れた夏

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(2021年7月18日 アルツハイマー認知症の診断から約14年5ヶ月)

 

忘備録です

10月4日月曜日、

ジジとおママはかかりつけ医に行って、薬を処方してもらいました。

お薬は6週間分です。

 

ジジは血圧の薬など幾つか処方されていて、それを1包化してもらっています。

おママも血圧と薬アリセプト5mg、メマリー20mgを1包化してもらっています。

二人ともそれを1日1回、毎朝服用しています。

 

つまり、6週間分ということは42日分ですから、次回は11月8日に通院しましょう。

チャーコ❗️しっかり覚えていなさい❗️(^○^)

 

事の次第

なんでこんな忘備録を書いたかと言いますと、薬の無くなり方が必ずしも処方箋通りではないからです。要は薬の飲み忘れです。高齢者あるあるですね。

だから、6週後に薬が残っていたら、私は通院時期を忘れてしまうでしょう。

 

実は前回の薬の処方は7月26日でした。

それから6週間後といえば、お薬は本来9月の第1週分までしかなかったはずです。

が、しかし❗️

なぜか、おママの薬は10月3日までありました。ジジに至ってはこの時点でまだ12日分も残っていたのです。

ま、当然の事ですが、お医者様は目が点になっていましたわ。

だって、4週分もお薬がダブついていたのですから。

 

ただ、7月からの期間だけで余ったわけではなく、毎月時々飲み忘れているものが累積した結果です。

 

この事はオネコも私も9月の初めに気がついていました。

ジジは血圧が高いというだけで、これといって持病があるというわけでもありません。おママは認知症ですが、すでに診断から14年。初期の人が飲むというアリセプトと中期以降が対象と言われるメマリーがどれだけ効いているのかは定かではありません。

実際、飲み忘れても二人とも別段状態が悪くなってはいないのです。ジジに至っては血圧も大して変わりません。(上が140台、下が70台)

 

チ「薬が効いているともいえないね。」

オ「お医者さんに行くのも大変だし、今あるのを飲み切ってから行けば良いわよ。」

ジジ、オネコ、私で判断して、かかりつけ医への通院を1ヶ月間先送りしたのです。

 

やんわりご注意があった

お医者様は実家が基本的に高齢夫婦だけの世帯で、薬の管理はジジが行っている事をご存知です。

「どうしてこんなに余っていたんですか?」

「飲み忘れちゃったんです。」

ジジはしれっと言いました。

すると、先生は私の方を見て、

「もう、お父様ご自身では薬の管理は無理なのでは?」

その先生の視線が私に刺さりました。(°_°)

私は週2回しか来られませんし、姉も近くに住んでいますが仕事が忙しいので、今まではジジが自分お薬を飲む時に、おママにも飲ませるという方法をとっていました。

それが難しくなっているのは確かです。

 

「私も姉も同居じゃありませんから…、なんか手を考えてみないといけませんね。」

「例えば、カレンダーに薬を入れられるものとかありますよね。目につくところに無いと忘れると思いますが…。」

(↓)多分こんな感じ商品だと思います。

store.ponparemall.com

先生が仰る事も分かるのです。

でも、目につくところに薬を出しておくのもどうなのでしょうか?

過去におママは目についた薬を1日2回重複して飲んだことがありました。

 

「カレンダー型も検討した事があるのですが、目に付くと、どうしても触りたくなる人がいますから。何か考えてみます。」

目の前におママがいるので、若干カモフラージュして言ってみました。

「とにかく、次回は6週間後に、l残った薬を持ってきてください。」

「はい…。」

 

まぁ、そうですわね。

余ったお薬の数を見て頂いて、それから処方されるのが本来のあり方だと思います。

まさか、薬の効き目に懐疑的だなん言えませんし…。

 

ジジ弱気になる

それにしても、一緒に同じ日数分を処方してもらうのに、なぜ、おママの方が残りが少なかったのでしょう。

ジジに言わせると、

「おママに薬を飲ませているうちに、自分の分を忘れてしまうんだよ」

との事です。

確かにね、朝はジジも大変でしょう。でも、自分の分も一緒にテーブルに出せば良いことではないか。

実はジジは自分の薬とおママを間違えないように、同じ戸棚でも別の位置にそれぞれしまっているそうです。同じように一包化してあるので、中身は違いますが、見た目がそっくりです。それぞれ一包づつ指名が印字されていても、見間違える事もある様です。

「だから、おママに飲まそうと気を取られていると、つい忘れちゃって…。」

最近私も身に染みて分かってきましたが、若い時にはありえない間違いが歳をとると増えてきます。ジジの言うことも分からないではない。なにせ93歳ですから。

 

そして、お医者様の言葉も響いている様です。

「もう、薬の管理もできないほど耄碌したんだな…。」

細々した声で言うので、私はジジが気の毒になりました。

例えば、1週間分の薬を収納できる箱を用意して、それに二人分入れれば良いのかもしれません。

「まぁ、少し考えてみるわよ。」

 

1週間ピルケース

私は考えると言った手前、何かしないと気が済まない性格です。ブログの文章を書きながら、あれこれ思い巡らせておりました。

適当な箱があれば良いのです。

いい具合にチャーコ自宅の仏壇の下にお線香が入っていた桐の箱がありました。

内寸は170㎜×125㎜で小ぶりの箱です。

(これに仕切りをつければ良いんじゃないか?)

それで、我が家にB3の紙があるので早速やってみました。

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製図がちょっと面倒でしたが、1時間もかからず出来ました。

仕切りを収めると、それなりになりました。(↓)

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後は付箋で曜日を付けて、

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青がジジの薬でピンクがおママのを入れたらどうかしら。

出来上がり❗️(^O^)

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手直しがあるかもしれないので、まだ糊や両面テープで固定はしていません。

これにオネコや私がセットしておけば良いかもしれません。

ジジが使ってくれるかどうか分かりませんが、まずは試してもらいましょう。

今週の金曜日に実家へ行く時に、持って行こうと思います。v(^。^)v

 

本日アップの貼り絵

「お題パック」を使って、私が居ない時におママが一人で取り組んだ作品です。

(↓)おママはこちらを使いました。

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菊花菱模様の千代紙と紫地の花柄はほぼそのままの形で使っていますが、他はかなり選んで工夫していますね。おママ頑張った❗️

7月はまだまだ「お題パック」が使えていたのだと思うと感慨深いです。

 

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

 

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おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。