(2022年6月20日 アルツハイマー型認知症の診断から約15年4カ月)
*晴れて通院
処方薬が無くなりそう。
でも、晴れなきゃ通院なんてできないって。だって高齢者だもん。
ジジは家の中ではなんとか歩いているけど、外出時は車椅子です。
おママは認知症歴15年。おまけに緑内障で視野欠損も甚だしく、足元が見えません。外出時はシルバーカーを支えにして歩いています。
2人は火水木土曜はデイサービスですから、通院するとしたら月曜と金曜しかありません。しかしながら、9月は金曜と月曜を含む三連休が2度もあり、その上雨ばかり。
ようやく今週の月曜日にかかりつけ医のクリニックに行く事ができました。
しかしながら…、
私一人でジジの車椅子を押しながら、おママのシルバーカーを見守りつつ、他の通行人や自転車、自動車に気をつけて歩くのは大変です。(°_°)
*その時期が来たのかも
なんとかクリニックに到着すると,ちょうど診察室から先生が出てきたところに出会しました。
診察室に呼ばれると、先生は感慨深げに言いました。
「車椅子でいらっしゃったんですね…。」
遂にここまで衰えたかと実感なさったのでしょう。でも夏前から車椅子なんですが…。
ジジの血圧は上が151、下が70。
おママは132、61でした。
血圧を測って診察して,薬の処方箋を書いたら、先生は私に仰いました。
「今後どうしますか?段々いらっしゃるのも大変になるでしょうから、月に一度往診しましょうか?」
そうですね…その方がいいかも。これから寒くなるし、おママと二人連れてくるのは難しくなりそうです。
一応ジジの意見も聞いてみましょう。私はジジに聞こえるように大声を出して言いました。
「お父さん。次回から往診していただきますか?」
するとジジは確信を持って言い切りました。
「まだ,通えます❗️」
おいおい、ジジよ。
ジジが通えるのは、私やオネコが車椅子を押すからだよね。
それって、通えると言えるのか?(^◇^;)
でも、私は優しいから(鬼娘は外では角を隠すのだ)ジジを立ててあげましょう。
お薬は6週間分処方してもらってるから、次回は11月上旬ですね。
その時を通院最後として、インフルエンザのワクチンを打つのも良いかも。
「次回6週間後に又こちらに伺います。その時の両親の状態など、姉と相談してお返事いたします。恐らくその後から往診をお願いすると思います。」
「わかりました。」
先生は笑顔で頷きました。
*過ぎゆくもの
私がブログを始めた5年9ヶ月前、
ジジとおママは毎日夕方になると買い物に行き、月に一度の通院も二人だけでこなしていました。
やがて私か姉のオネコが付き添うようになり、ジジはシルバーカーを杖として歩き、そして、今は車椅子です。おママは言葉を理解しなくなった上に目も不自由になりました。
5年9ヶ月って、子供だったら見違えるほど成長しますけど、
高齢者にとって、その時の流れは容赦がない。
帰りの道中、私は車椅子を押しながら、この月日を思い起こしていました。
陽が傾いて、吹く風はもう秋でした。
(恐らく次回の通院が最後になるのか…。)
感慨深いです。
すると急にぶーーん,ぶーーんとヘリコプターの音がしました。いつになく轟音だったので、シルバーカーを押すおママの足が止まりました。
「あ、これ、なに?」
おママが上空を見上げると、ヘリコプターは3機で連なっていました。しかも低空飛行ですから、鼓膜を震わすような音を轟かせながら私達の頭上を通過していきました。
「明日は国葬だから騒がしいんだろ。」
ジジは大人の反応。でも、おママは無邪気です。
「あ、あそこ❗️あっちにも❗️」
人差し指を高々と空に掲げて、去っていく機影を指でなぞっていました。
「おママ、まだ見えるんだね。」
視野がほとんどかけているとは言っても、まだ見えているのね。
過ぎていった時間は悲しいけど、おママの目がまだ見えているのは嬉しい。
悲喜交々の秋です。
*スワローズ優勝❗️
悲喜交々の「喜」の方ですが、
ヤクルトスワローズがリーグ戦を制して2連覇を果たしました。優勝を決めた9月25日の晩は、ファン歴5年のアズキが大喜びでした。祝勝会の映像をテレビで見ながら、ビールでお祝いしていましたわ。(^◇^;)
どこの球団もコロナ感染やクラスターで主力選手離脱が多かったです。ヤクルトもこの点では酷い目に遭いました。前半の快進撃による貯金があったとは言え、優勝への道のりは容易くはなかったと思います。
本当に優勝おめでとう❗️
私は今年もつば九郎さんを描けて嬉しいです。
アズキが熱い思いの丈を書き記しております。(^O^)
*本日アップの貼り絵
2022年6月20日。
この日は(↓)こちらの切れ端を「お題」にしてみました。
ちなみにハトです。ツバメではありません。
これまでにおママが何度か貼り絵に使ってきたお気に入りの紙です。
元はこれ(↓)京王百貨店の袋でした。
かつておママはこの模様を切り抜いて、こんな作品にしてきました。
(↓)
ちょうど良い切れ端が残っていたものです。
(↓)おママはご機嫌で、何気にテンション高めです。早速切っています。
<おママの貼り絵制作動画①>
2022年6月20日 16:04〜(2分37秒)
どっちからハサミを入れたら切りやすいか?
おママなりに思考しています。私も思わず声をかけました。
チ「頭いいね〜。」(^O^)
(↓)赤い因州板締め染め和紙を組み合わせよとしています。色合いが鮮やかで綺麗❗️
<おママの貼り絵制作動画②>
2022年6月20日 16:18〜(46秒)
おママは赤い三角形のピースを配置して、全体の構成を決めました。
<おママの貼り絵制作動画③>
2022年6月20日 16:19〜(2分11秒)
おママは数ある紙の中から青地に白の桜模様を選びました。
それを三角に切って、さぁ,どう貼り付けましょうか?
(↓)下の方がなんとなく寂しく感じたおママは、更に赤いピースを増やそうとしています。
(↓)どう貼るか、更に思案中です。
<おママの貼り絵制作動画④>
2022年6月20日16:40〜(1分46秒)
マ「そうすると、これを、ぴょん♪」
おママは楽しそうに小さな赤い三角形を貼りますが、計画していたところとは別の場所に貼ってしまいました。
チ「あ、そっちいく? それもいいと思うよ。」
しかし、おママは直ぐに違和感を感じたようです。貼ったばかりなので直ぐに剥がして、1分ほど前に自分で決めた位置に貼り直しました。
よく気がつきました。おママさんえらいです。(^◇^;)
(↓)関連作品です。
おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。