アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

物語の続きは「千客萬来」

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(2018年10月28日  アルツハイマー認知症の診断から約11年8ヶ月)

 

このところ東京は一気に冷え込んで寒くなってきました。そのせいか、体調を崩している人も多いようです。

何を隠そう、私も喉は痛いし頭の芯が痺れるような鈍痛があります。(°_°)

皮下脂肪たっぷりの私でも寒いのですから、

痩せて肉のないジジは着込んでも着込んでも寒いようです。

それでもジジとおママは元気です。さすが長寿なだけありますよ。(^O^)v

 

本日アップの貼り絵 (^_^)

 

「何だろう、この貼り絵は…。

可愛いといえば可愛いけど…。

おママさん…。大雑把に切って貼っただけに見えるわよ。」(°_°)

 

この貼り絵を最初に見た時、私はこんな風に思いました。

 

ご存知、ティッシュボックスを使っていますが、この箱は割と以前の物だと思います。長らくおママの作業机の周辺に転がっていました。

それが、このほど日の目を見たのですが、厚紙なので重ね貼りには向きませんわ。

そこをおママは強引にやってしまうのですね。(^O^)

 

しかし、私は暫く見ているうちに、これは無造作にイラストを組み合わせたのではなく、おママなりにストーリーを持って貼り合わせたのではないかと思い始めました。

 

森の木立の間から、風船が立ち上り、

空には自由を謳歌する鳥が羽ばたいています。

動物たちはピクニックでしょうか?

おや?

福を呼ぶ招き猫ちゃんもきましたね。

 

私の娘のアズキに言わせると

「(おばあちゃんは)絵本を読んだんじゃない?」

そうですね。絵本のような貼り絵です。

 

ところが…、この貼り絵はそれだけではなかったのです。

写真撮影のためにファイルから取り出し、制作日を確認しようと裏返したら‼️

⬇︎これです。これですよ〜。 *\(^o^)/*

 

絵本の物語は裏に続いていたのです。

 

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招き猫の正面の丁度裏側に、後ろ姿が貼られているのです。

位置が合うように張り合わせた時、おママは嬉しかったと思います。

「してやったり❗️」

と1人で高笑いしたかも知れませんね。(o^^o)

 

まねきねこあられ

福を呼ぶ招き猫は小さなお煎餅の個別包装袋です。

そのお煎餅は、絵画教室をやっている友人から、春に幾つか頂いた物です。

それから半年以上経ってます。

(まだ取ってあったのね❗️)

 

京菓子富久屋というメーカーの「まねきねこ あられ」というお煎餅で、袋の表はネコの真正面、袋の裏側は猫の後ろ姿が印刷されています。

そして、背中央に「満願成就」「一攫千金」「千客萬来」とか、御利益ありそうな四文字熟語が書かれていました。

item.rakuten.co.jp

⬇︎こちらのサイトを開き、ずっと、ずっと、ずーっと下までスクロールすると、

まねきねこあられ」の詳細が見られます。

item.rakuten.co.

 

今年の春に、おママは⬇︎下記の貼り絵を制作していますが、この時は何故か後ろ姿だけでした。

harienikki.hatenablog.com

 

アルツハイマー認知症になって記憶力、認知力が落ちても、

案外その瞬間はしっかり考えているようです。

この貼り絵を見て、改めて再認識しました。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。