(2018年9月2日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年7ヶ月)
*今日はクリスマスの思い出など…。(^O^)
思えば、私は冷めていた子でした。
私が幼稚園の頃、一家は団地の6階に住んでいました。
そして、巷がクリスマスムードになると、幼心に漠然と思いました。
煙突もないし、戸締りは厳重にしているから、サンタさんは入れないな…。
ベランダをよじ登って、ガラスを割って来るの? まさか!
団地のエレベーターを使って上がってくるのか?
だって…、ねぇ…。
1人のサンタさんが日本中の良い子を周り切れるはずないじゃない…。
でもね、一応、子供だからおねだりはしてみるのです。(๑˃̵ᴗ˂̵)v
年長さんの時だったと思います。
私はお菓子の入ったブーツを欲しがりました。
クリスマスの季節になるとスーパーなどの店頭に並ぶアレ。クリスマスブーツ型の容れ物にお菓子が入っています。見た感じが綺麗でクリスマス気分になれそうです。
でも、当時も結構お高かったようです。(因みに、親になった私は娘に買ってあげた事はありません。) (^O^)
それで、 おママはクリスマスに向けて、お菓子入りの靴下を準備しました。
午後のひととき、私が他の部屋で昼寝しているのをこれ幸いに、おママは炬燵にあたりながら真新しい靴下にゴソゴソお菓子を入れていました。
ところが、隠し事はできないものです。
ふと、目を覚ました私は炬燵にあたってテレビを見たかった。
そして、その作業に没頭するおママの背後から、たまたま目撃してしまったのです。
しかも、見た事をその場でおママにバレれてしまうという、ドジを踏みました。
おママはおもむろに振り返り、立ちすくんでいる幼女に言いました。
「見たわね…。」
双方バツが悪いったらありゃしない。
「しょうがない子ね…。」
おママは笑って誤魔化しました。真実は誤魔化せないのに…。(笑)
でも、私はショックを受けたりしませんでした。何故なら、サンタさんが来ない事を知っていたから。
それに、今考えたらおママも迂闊です。
部屋数の少ない団地の間取りの中で、テレビの前の炬燵は家族の団欒の場ですよ。
内緒事ができるわけないでしょ。(笑笑)
しかも、靴下はクリスマスカラーではありませんでした。
でも、この事故は無かったかのように、水に流されました。(^O^)
それでもクリスマスの晩、お菓子入りの靴下は私の枕元に置かれたのです。
その後、私はおママに何故靴下が赤と緑でないのかと尋ねました。
すると答えはこうです。
「だって、クリスマスが終わってからも履くでしょう。」
おママもリアリストでしたね。
柄にもない事をするから子供にバレてしまうのだわ。(^O^)
*本日アップの貼り絵
制作は9月の初旬ですが、クリスマス向きかな?と思いアップしました。
⬇︎のチラシが元でした。
⬇︎こちらは仲間。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。