(2022年9月9日 アルツハイマー型認知症の診断から約15年7ヶ月)
*恨みつらみ
前回と今回、ランドセルの貼り絵を掲載しようと眺めていたら、
ふつふつ、ふつふつと、半世紀ほど前の怒りが込み上げてきました。
おママに言われたんだ…。
我が子に不用意な事は言わないほうがいいですね。
私が小学校へ入学する前に、おママに言われたのです。
「オネコと6歳違いだったら、
チャーコにランドセルを買わずに済んだのにね。」
オネコと私は5歳違いです。6年生と1年生で、1年間はダブる。確かにおママの言った事は、理論上、間違ってはいません。
でも、幼い私は心の中でひどく憤慨しました。
(5歳違いで悪かったね❗️ふん❗️)
でも、親に文句が言えませんでした。
それと同時に、5歳違いで良かったと胸を撫で下ろしたものです。
普段から、私は洋服も靴も何もかも、オネコのお下がりばかりでした。殆ど自分用には新しく買ってもらえなかったので、幼い私はすっかり拗ねていました。
(うちはお金持ちではないけど貧乏でもない)
だから、おママがランドセルを買いたくないのは、お金がないからではない。
(お母さんは、オネコには一人目の子だから何でも買うけど、私のためにはランドセルだって本当は買いたくなかったんだ。)
ひどく傷つきました。
私がいじけて捻くれた原因は「お下がり問題」ばかりではありませんでした。
当時住んでいた団地の近くに玩具屋さんがあって、
「チャーコはその玩具屋の店先でシンバルを打ちながら見せ物になっていたお猿だったのよ、それで、哀れに思ったので引き取ってうちの子にした」
と、おママとオネコに言われていたのです。
冗談とはいえ、これは幼子にとってはダメージが大き過ぎました。
尤も、私だって自分が猿だったとは思わないけど、「他所の子だった」を超越して「他所の見せ物のサル」と言われると、完全に人外扱いです。すっかりミソッカスにされた気がしました。
だから、このランドセルの件も「どうせ私は…」と幼心に合点がいって、私は更に腹が立ちました。
結果としては、ランドセルは買ってもらえたので、それはありがたかったです。
ありがたかったけど…、私は結構、根に持っていました。
50年経ってもこうして思い出すのですから。
*誤解よ〜
先日この話をオネコとしました。
オネコからすると全く思いもよらぬ話だったようです。
「そんなの誤解よ。そりゃぁ、ランドセルは高いでしょう。親なら誰でも、下の子には上の子のお下がりが使えたらなと、思わないではないけどね。
でも、あのプライドの高いおママよ。
初めて学校に上がる我が子には、新品のランドセルを背負わせたいと思うでしょう。」
だって、本当に言われた身にもなって。(°_°)
「冗談で、そんな事を話したのかも知れないけど、
それはあくまで冗談でしょう。絶対に、本心からではなかったわよ。」
まぁ、そうかも知れないが、(TT)
だったら面と向かって子供の前で言わないで欲しかった。
「今の時代はメルカリとかで服でも何でも買うのが当たり前なのに…。チャーコさんの被害妄想よ。まぁ、私は長女だから新しく買ってもらうという感覚もなかったわね。」
ええ、確かに、被害妄想かも知れませんが、私も言い返しました。
「上の子で、いつも新しいものを買ってもらえた人には、分かるまい❗️」
でも、ちょっと笑っちゃいますね。
当時のおママは、89歳にもなって今更こんな事を娘に言われていようとは、思いもよらなかったでしょう。すでに認知症で記憶のほとんどを失くしていますから、聞いたらさぞや心外でしょうね。
もしかして、おママさん、
特別養護老人ホームでくしゃみをしていませんでしたか?
(↓)おママ❗️この件でも、私はまだ根に持っていますから❗️
娘をサル呼ばわりしないで❗️キー❗️(怒)
*本日アップの貼り絵
2022年9月9日の作品です。
前回ご紹介したランドセルの貼り絵とは連作でした。(↓)
この日のお題は(↓)このパンフレットでした。
(↓)おママは早速2枚目に着手しました。
<おママの貼り絵制作動画①>
2022年9月9日 15:52〜(35秒)
動画の冒頭で、おママは上手にハサミを使って紙を切っていました。しかし、そのハサミを手から離すと、途端にハサミの使い方も持ち方も分からなくなってしまいました。
このような事は昨年8月以降、度々ありました。私がおママにハサミの持ち方から教えると、又すぐに使えるようになりました。
(↓)再びハサミを使うおママ。
<おママの貼り絵制作動画②>
2022年9月9日 15:54〜(55秒)
おママは3枚のピースを指で動かしながら、配置を決めました。
(↓)小さい切れ端を貯めた箱から、使えそうな紙片を物色しています。
(↓)最後の1つを貼って完成です。
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。