アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

「雪見だいふく」の食べ方

(2021年7月5日 アルツハイマー認知症の診断から約14年5ヶ月)

 

どう食べるか?

今日のタイトルったらなんなのでしょう。

ふと冷静に考えたら、バカみたいな話です。本当にどうでもいい事です。

雪見だいふく」の食べ方なんて、付属の棒みたいなフォークをブッ刺して噛み付くだけですものね。

「何を今さら?」

ですよね。梅雨が明けて私の脳は溶けてしまいそうです。(^◇^;)

www.lotte.co.jp

おママと「雪見だいふく

雪見だいふく」はどこにでも売っているポピュラーなアイスクリームです。

でも、最初に発売された時はちょっと衝撃的でした。

時代は昭和。1981年、私が15歳の時でした。(↑のHPより)

初めてCMを見た時、私は一瞬、おママと顔を見合わせてしまいました。

「アイスがお餅に包まれているって…。」

「美味しそう。」

おママも私も食いしん坊ですから、興味津々でした。

「チャーコ、買ってきてよ。食べてみよう。」

私はそう言われました。毎日買い物に行くのですから、おママが自分で買ってきたらいいでしょう。しかし、時々こういう事を言う人でした。

その深層心理は

(多分これは子供向けの商品かも。大の大人がCMに釣られて買うと思われるのは嫌)

だったのでしょうね。(^◇^;)

かくして、私はお小遣いで「雪見だいふく」を1個買いました。

「どれどれ…。」

おママに凝視されながら開封の儀を行い、2人で1個ずつ食べてみたら、本当に美味しかった❗️

円形のアイスクリームが「羽二重粉」という上質な餅粉で作られた皮で包まれています。それがこのアイスに特徴でもあり、美味しさの元です。

「アイスクリームをこんな薄い餅皮で包むなんて❗️すごい技術よね。」

戦中戦後の食糧難の時代を生き抜いたおママからすると感無量だったようです。容易く買える庶民的なアイスに込められた、日本の技術力とその進歩に感動していました。

おママも私も「雪見だいふく」は大好きでした。

パクッと食べやすいし、美味しいし、ちょっと甘い物が欲しい時に、1個が丁度いい。

2個入っているから分け合って食べるのも嬉しかった。

私は結婚して家を出るまで、よくおママと「雪見だいふく」を食べたものです。

 

ベロン・ボトン事件

そんな娘時分を思い出して、昨年久しぶりに「雪見だいふく」をジジとおママのオヤツにしてみました。おママは認知症になっても時々食べていたし、それまで特に問題は感じませんでした。

しかし、認知症歴15年で末期認知症患者になったおママには、かつていたく感動した技術力がネックになったのです。

高齢のジジとおママに出す前に、私は付属の棒みたいなフォークでは不安定だと考えました。それで普通のフォークを「雪見だいふく」に刺してジジとおママに手渡しました。

ジジは疑問もなく食べられました。しかし、おママは「雪見だいふく」が食べ物と分からなかったようです。

私が口元に運んであげて

「パクッとかじってね」

と説明すると、嬉しそうに食べてくれました。

しかし、おママがふた口目をモタモタしていたら、ボトッと小さな音がしたのです。ふと見れば、おママのフォークには皮だけが残っていて、アイスは膝の上に落ちていました。

これが「雪見だいふく」ベロン・ボトン事件でした。

この時、ジジは普通に食べられていたので、

認知症の人にこのアイスは無理なのかな」

と思いました。

おママが食べられないんじゃしょうがない。好きだったのにね。残念。

以後、「雪見だいふく」をオヤツにするのを止めました。

しかし、今年に入って、おママは特別養護老人ホームに入所して、実家でオヤツを食べるのはジジ1人になりました。

(「雪見だいふく」をジジと1個ずつ分け合って食べよう。)

私はそう思って、同じように出してみました。

すると、昨年よりジジはフォークを持つ手も齧り付き方もぎこちなくなっているではありませんか❗️そして、食べている最中にベロン・ボトン事件が起きたのです。

(95歳のジジには「雪見だいふく」はもう無理なのか?)

もしかしたら、高齢者や小さい子には難しいアイスだったのかも…。(^◇^;)

 

簡単な話です

でも、私は「雪見だいふく」が好きなので時々食べたい。

しかし、ダイエット中の身としては、1人で2個食べるのは罪深い。ジジと分けっこしたいです。

それで思いついたのです。「雪見だいふく」を一口大に分割しちゃえば良いんだと。

(↓)冷凍庫から出して直ぐの、まだアイスクリームが固い時に、容器に入ったままの「雪見だいふく」にナイフで十文字に切り込みを入れ、下の面の皮までしっかり切ります。

(↓)このように器に乗せたらいい感じのスイーツですね。v(^O^)v

(↓)アイスと皮が一体となったまま、「雪見だいふく」はジジの口に運ばれていきました。こうすれば、安全,安心です。

ベロン・ボトン事件を未然に防ぐ事ができたし、切り分ければ3人で分け合う事も可能になりました❗️

しかしながら、「雪見だいふく」を切り分けるというだけの話なのに、2000文字も費やすなんて❗️

やっぱり、私の脳は暑さで溶けているのかも?(°_°)

 

本日アップの貼り絵

2021年7月5日の作品です。「お題パック」を使っておママが1人の時で制作しました。(↓)「お題パック」はこちら。

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

2019年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意するようになりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらう。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

しかし、202年にはおママは一人では貼り絵ができなくなったので、この「お題パック」は終了しました。

(↓)この写真を撮影した時には、完成していました。

おママの貼り絵を見てくださり,ありがとございます。