(2021年10月8日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年8ヶ月)
(2021年10月8日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年8ヶ月)
*甘いものは幸せを運ぶ
12月10日金曜日
この日はオネコさんがいつもより早めに実家に来たので、4人でおやつを食べました。
まぁ、おやつと言っても大した物ではありません。
昼に私がスーパーで買った150円くらいの袋入り菓子パンを4つに切って、それぞれお皿に載せました。こうすると、袋入り菓子パンもちょっとしたスイーツ気分です。
なんと安上がり家族でしょう。(^◇^;)
でも、大人と高齢者ですから、ぽっちりで満足です。
それを食べたジジがポツンと呟きました。
「こうして御三時を食べると幸せだなと思うよ。」
オネコはそれを聞いて顔を綻ばせました。
「そりゃぁ、よかったわ。何よりよねぇ。」
おママもお菓子を見れば満面の笑みを浮かべていました。
安くても、少しでも甘い物を食べると幸せな気分になるのだから、人間の脳は複雑なようで単純でですね。(^◇^;)
*「お三時」に「おやつ」をどうぞ
デイサービスでも「三時のおやつ」はありますし、一緒に食べられたら長い午後のメリハリにもなるので、私は多少時間外れてもこのひと時を大事にしていきたいです。
あれ⁉️「三時のおやつ」?
「御三時」?
「おやつ」?
ジジは午後の間食を「おさんじ」と言います。私は主として「おやつ」と言います。
この違いはなんなんでしょう。
江戸時代は1日2食が主流でした。でも朝食から夕食まで間が空きすぎるし、体力面でも何か補いたかったのでしょう。午後の休憩がてら間食をとる習慣がありました。それが午後の2時から4時ごろの「八つ刻」でした。
「やつどき」に食べる間食だから「おやつ」なんですって。
時代は変わり、今では「おやつ」は時刻に関わらず間食全般を指したりします。
近代以降は1日3食が定着しました。そして、明治6年に太陽暦への改暦と同時に、時刻制度もそれまでの不定時法から現行の24時間制の定時法に変わりました。しかし、午後3時ごろに「おやつ」を食べたい気分は残ったのでしょう。(←私の推測です。)
それで、午後三時ごろに食べる間食を「御三時」
そういえば、「御十時」というのもありました。こちらは午前中の間食です。
私は夜の「御十時」を食べているので痩せられません。
間食を食べる時刻を文字って表現するって、興味深く感じます。
*これからも
昨日(12月13日)もささやかなおやつを食べていると、ジジはしみじみ言いました。
「こうしてお三時を食べるのは良いもんだね。」
おママも笑顔でぱくぱく食べていました。
「我々の世代の末期としては、上出来だよ。」
「そうだね。少年時代は戦中戦後でご飯もろくに食べられなかったもんね。」
しかし、ジジよ。「末期(まつご)」とは大袈裟な。
そんな事言わないで、来年もおママと一緒に「お三時」を食べたいものですね。
*本日アップの貼り絵
2作品とも「お題パック」を使っておママが一人で仕上げた作品です。
(↓)「お題パック」はこちらです。
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
(↓)こちらの作品の残りをパックにしました。
+LUMBERのチラシを使っています。
他に使用した紙は(↓)こちらです。
おママに貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。