(2022年1月19日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年11ヶ月)
*もはや忘却の彼方
おママを美容院に連れて行ったのはいつだったか。
年末に連れて行こうと思っていたのですが、さほどライオンの立髪のようにはなっていませんでしたし、いい具合にまとまっていました。
(↓)こんな感じ。
「何も忙しい年末に行かなくても、1月になってからゆっくり行こう。」
ところが、恐ろしい事に月日は光陰矢の如く過ぎ去ります。そして、年度末が目の前に迫っております。
流石に、おママの頭髪を見ると限界にきました。
3月14日の写真ですが、襟足の髪が伸びて結べそうです。(^◇^;)
前回はいつだったか?
記憶があやふやなので、私はブログの記事を「美容院」で検索しました。
どうやら前回おママが美容院に行ったのは8月16日だったようです。
なんと、7ヶ月もカットしていないんです❗️
ふと、思いました。
おママは元々毛量が多く、天然のウェーブがかかっています。3ヶ月もカットしていなければ収拾つかなくなっていました。
その限界値が7ヶ月まで伸びた原因はなんだろう。
まずは頭髪の伸びる速度が遅くなった。
2つ目は毛量が減ってきた。
毛量に関しては、継続して写真を撮っているので、私は昨年末からなんとなく感じていました。新陳代謝が全体に落ち始めているのかも知れません。
そして、3月21日月曜日、おママと美容院に行って参りました。
*懐かしい言葉の響き
「美容院に行って髪を切りましょう。」
このような真っ当な誘い方をしても、おママはよく理解できないので、本能的に警戒してしまいます。
「私はいいわ。いかないです。」
そうなるのが関の山。そもそも「美容院」自体が怪しげな響きに聞こえるのかも知れません。「病院」と似ています。
(なんで、「びょういん」につれていかれるんだろう。)
確かに恐ろしいかも知れません。
それで私はおママに「良いお天気だから、外を歩きましょう」と声を掛けました。
すると、ジジが笑顔でおママに言ったのです。
「髪が伸びちゃってるから、
髪結いさんに行って切っておもらいなさい。」
すると、おママの顔は明るくなって、
「はーい❗️いってきます」
と素直に答えるではありませんか。
「髪結いさん」
懐かしい言葉です。昔の美容師さんや理容師さんを指す言葉です。
明治44年生まれの祖母(おママの母)は84歳で亡くなる最晩年まで、週に一回は美容院に行って髪をセットしてもらっていました。
その祖母は「美容院」とは言いません。最後まで「髪結いさん」でした。
しかも、「かみゆいさん」を短縮して「かみぃさん」になるのです。
かみゆいさん
かみぃさん
おママが子供の頃からずっと、母親の口から聞いていた単語です。
私は懐かしくて、胸が熱くなりました。
今となってはおママは「美容院」はわからなくても、「髪結いさん」ならまだ感覚的に分かるのかも知れませんね。
今回は天気も良く暖かかったので、おママは春の日差しに包まれながら「髪結いさん」に行きました。
空いていたので思いのほか問題も発生せずに終了し、帰りにおママはスーパーで食べたいお菓子を選んでいました。
私が代金を財布から出すのも別に不思議がらず(前回美容院に行った時、おママはこの点に引っかかりました)、終始ご機嫌で帰宅することができました。
次回は7ヶ月も経たないうちに「髪結いさん」に行きましょうね。
(↓)こんな感じにさっぱりしました。(^○^)
(↓)髪結さんってこんなイメージなんですが…。(^◇^;)
*本日アップの貼り絵
2022年1月19日の作品です。
この日は今まで貼り絵に使った紙の切れ端を中心に、小さなピースを並べて楽しんでもらおうと思いました。
(↓)ネコちゃんを切り整えています。
<おママの貼り絵制作動画①>
2022年1月19日 15:12〜(2分44秒)
1枚目の構成編です。
<おママの貼り絵制作動画②>
2022年1月19日 15:16〜(4分48秒)
ネコの小さなピースの角を切り落とす時、おママは2ピースが同じ大きさになるように、重ねてハサミを入れていました。私がそれを見て、
チ「おっ❗️頭いいね。」
マ「そんんでもないのよ〜。」
おママは頭が良いと褒められた事を理解して謙遜するではありませんか。
この日のおママは冴えていました。(^O^)
(↓)糊付けしながら,さらに変化中。
1作目完成❗️
(2022年1月19日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年11ヶ月)
そして,2作目へ。(^O^)
2作目の糊付けをしていると、手に付いた糊のせいでピースの位置が変わったり落としてり、順調には行きません。でもその度に考え直すのは頭の体操にもなって良いのかもしれません。(^◇^;)
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。