アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

連作の楽しさ 嬉しいのが一番ですね

(2022年6月3日 アルツハイマー認知症の診断から約15年4ヶ月)

(2022年6月3日 アルツハイマー認知症の診断から約15年4ヶ月)

 

今日ご紹介するおママの貼り絵はとても綺麗です。

制作日は今年の6月3日なので、ほぼ4ヶ月前です。

4ヶ月前と言っても最近のような気がしますが、認知症末期のおママとしては大きな4ヶ月です。

動画を見返すと、私には溜息が出るほど、おママがしっかりしているように見えます。

ハサミで切るのも糊付けも、その動作ひとつひとつにおママの能動的な意識を感じます。

そんな冴えていたおママ渾身の連作です。

 

(↓)この日はこの包装紙を「お題」にしてみました。

 

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小さなお煎餅です。それが個別包装されていて、その袋には百人一首が書いてある、実に美味しくて上品なのです。今年の正月に私がジジとおママに上げたお年賀でした。

しかし、ジジには上品すぎたようです。「食べた気がしない」と言っていました。無選別の特用袋からバリバリ食べる方が良かったのでしょうね。(^◇^;)

 

<1作目>

(↓)幾つかピースが切れたので、今度は缶の中から合わせる紙を選んでいます。

(↓)構成を考えるのは楽しいですね。

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年6月3日 15:32〜(2分34秒)

おママはピースをどう配置するかをあれこれ思案中です。

ピンク地に赤い麻の葉模様と青地に白の鱗模様のを合わせると決めて三角形や四角形を切っています。

 

(↓)しかし、決めたはずの構成は糊付け中に変化していました。

花のピースは貼っては剥がしを2度ほど繰り返しました。

でも,ようやく完成できてよかったです。(^◇^;)

 

<2枚目>

(↓)おママは紺地に白い円形模様の切り抜きを使おうと思いました。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年6月3日 16:03〜(4分39秒)

おママは素敵な構成を思いつきました。しかし,それを崩さずに貼るのは至難の業です。

チ「それで,うまく貼れるといいね。」

チャーコは指で押さえながらサポートしました。おママも一生懸命貼っています。

そして、3個目のメインピースが決まったところで動画は終了します。

 

(↓)おママはピンクの麻の葉模様を合わせるようです。

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<おママの貼り絵制作動画③>

2022年6月3日 16:23〜(2分47秒)

最後の仕上げに、おママは緑系の市松模様を三角に切って下の方に配置するそうです。

切り終えたところでおママは嬉しそうに言います。

マ「あー、よかった。うれしかった❗️」

そして三角形の向きを思案しながら

マ「こうしますか?こうしますか?といわれて…。」

チ「どっちが良いかな?」

おママの心は決まりました。

マ「やってみようね。」

そして完成しました。

動画の中でオネコと私が貼り絵と関係ない会話をしていました。ジジの某密林のパスワードが分からなくなってしまい、注文をしようにも出来ないのです。

私でさえ自分のパスワードを失念しますから、このパスワードというのは高齢の方には頭の痛い問題です。とはいえ,セキュリティ的になかったら大変ですから悩みは尽きません。(^◇^;)

 

おママが作業中に「よかった」「うれしかった」と言っているのを見ると、私も嬉しくなります。

4ヶ月後の今、作業は大分ぎこちなくなりましたが、出来上がるととても嬉しいようです。

そんな達成感を大事にしていきたいです。

 

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(↓)関連作品です。

harienikki.hatenablog.com

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おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。