(2022年7月1日 アルツハイマー型認知症の診断から約15年5ヶ月)
*貼り薬を続けてみて
今年の7月に、おママは認知症専門クリニックへ行きました。
その時に認知症の末期と診断されました。
そして、それまで飲み薬で続けてきた飲み薬のアリセプトをイクセロンパッチという貼り薬に切り替えました。
これまでおママが使ったイクセロンパッチの容量は次の通りです。
7月から1ヶ月は9mg、
8月上旬から11月上旬までの3ヶ月は18mg
おママは18mgに増量しても、主だった副作用はありませんでした。
副作用といえば、例えば、皮膚のかぶれ、嘔吐、食欲不振、めまいや立ちくらみなどです。
それがないなら,これ幸いと思ってっいました。(^◇^;)
では、効果はどうかというと、即効力は感じませんでしたが、毎日貼っていくうちにちょっとした変化はありました。
「どことなく、おママは最近はっきりしてきた?」
「反応が良い?」
「貼り絵も取り組む意欲が出てきたかな?」
「でも,ちょっと怒りやすくなった?」
そんな些細な変化でした。
*だんだん
おママの意識や意欲が向上するのは良い事だと思います。
しかし、既におママが失った記憶力,認知力、見当識が回復するようには思えませんでした。それなのに、段々気持ちの昂りが増えてくるとどうなるか…。(^◇^;)
本人は訳も分からず、何か気が急いてくる。
ちょっとした物音にも反応して玄関の扉を開けようとする。
外に出ようとして玄関でウロウロする。
既におママの生活圏内ではなくなった2階に上がって、何かをやろうとする。
不穏,徘徊、過敏に近い症状だと思います。
*お薬の見直し
11月7日に認知症専門クリニックの予約をしていました。
主に相談とお薬の処方ですから、私一人で代理診察を受けました。
その時に、
「もしかしたらパッチ薬のせいでしょうか?」
とご相談したら、その可能性が高いとの事でした。
「容量が多すぎた場合、そのようなく不穏な症状が出る人が多いです。お薬の容量を変えてみましょう。」
それで、パッチ薬の容量が変わりました。
18mgから13.5mgになったのです。
これから次回の予約までの2ヶ月間、毎日張り替えて様子を見ることになりました。
それにしても、私達も勝手なものです。
おママが一日中ぼんやりとしていれば、「良くないんじゃないか」と言い、
おママの気が活発になればなるで「困ったものだ」と思うのです。
ただ、本人だって訳も分からず不穏になったり不安感がつのるのは気の毒というもの。
容量を減らしてみて、これから2ヶ月、様子を見ていこうと思います。
*本日アップの貼り絵
2022年7月1日の作品です。
この日は千代紙や包装紙などを挟んでいるクリアファイルから、おママに使う紙を選んでもらいました。
(↓)まずは鮮やかな赤系統の紙です。朱色の地に黄色い点で青海波模様が描かれています。眩しいくらいに鮮やかです。
(↓)次におママが関心を示したのは、橙地に白い花菱模様でした。
<おママの貼り絵制作動画①>
2022年年7月1日 14:28〜(1分21秒)
扇型のピースを配置していました。
さて、それから先はどうしましょう。
おママは切れ端を集めた箱の中から、使えそうな紙片を探していました。(↓)
<おママの貼り絵制作動画②>
2022年7月1日 14:48〜(1分43秒)
おママは小さなピースに糊をつけている最中に、そのピースを持っていたはずに指から失失くなってしまいました。
マ「あれ?」
なんのことはない。糊の滲み出てくる部分に貼り付いていました。
チ「ここ❗️」
するとおママは笑って言いました。
マ「なんだ!コイツは何をしてますか?」
そんなこともありましたが、最終的におママのイメージ通りに仕上がりました。
良い感じに仕上がって、おママさん,よかったですね。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。