(2011年6月6日 アルツハイマー型認知症に診断から約4年4ヶ月)
*知識は大切です
今回はおママの予防接種のお話です。
今、かなりマスコミもビミョーな雰囲気で慎重に報道しているけど、65歳以上の方やその年代の家族がいらっしゃる方にとっては、悩ましい問題だと思います。
今年,ジジとおママの定期接種について、一応考えがまとまったので書いてこうと思いたちました。長文になると思います。すみません。
私はコロナのワクチンを3回打っていますし、「反ワク」でも「陰謀論者」でもありません。
3度目は生命の危険を感じるほどの副反応に苦しめられましたが、当時は高齢親(二人は副反応は皆無)が介護施設やサービスを利用している手前、絶対ジジとおママを感染させたくなかったから迷いはなかったです。これが社会全体のためになると信じて予防接種を受けました。ジジとおママにも3回受けてもらいました。結局、私も両親も3回目接種後の2022年の7月に罹患しましたが…。(^◇^;)
2023年5月に感染法上の「5類」に移行したコロナウイルスですが、今年2024年10月からはインフルエンザと同様にコロナもワクチンは65歳以上対象の定期接種になりました。自治体によって自己負担額は異なり、完全に無料のところもあるらしい。ジジとおママの自治体では両方とも一人2500円で受けられます。
(↓)自治体HPより使用する注射の薬品名は次のとおりでした。
※すべてオミクロン株JN.1系統に対応したワクチンです。
この中で「コスタイベ筋注」は今回から新たに承認されて定期接種に加わりました。これは今までのmRNA型をパワーアップさせて、免疫がつきやすく,しかも長持ちする「増幅型」で日本のメーカーが国内で製造するらしい。
これを最初に知った時、私は「なんか良さげだな」と思ったのですが、今年の8月にネットである情報に触れて疑問を持ちました。
それは開発した企業のある米国でも、治験を行ったベトナムでも、現在は未承認なのです。しかし、世界に先駆けて日本だけスピード承認されている。
私達が非常事態のコロナ禍で2021年から打ってきたものも、異例のスピード承認と実用化がされていました。
「でも、なぜ,今,そんなに急ぐ?」
もっと詳しく知りたい。そう思っていた矢先、9月の中旬にこれに関係する新しい書籍が出版されました。著者はワクチン発売元の会社の有志社員グループです。興味があったので、発売から3日後にamazonで購入しとうとしたら既に品切れ。それでKindle版を購入して読んでみました。現在は第6刷だそうです。
この書籍はとても読みやすく「反ワク」とか「陰謀論」とは印象が異なります。私のように医薬品や医療について知識のない人間でも分かり易く書かれています。私は読んで本当に良かったと思いました。
今まで私達国民の大多数が打ってきたmRMA(メッセンジャーあーるえぬえー)型ワクチンと、新しく承認されたmRMA増幅型「コスタイベ筋注」がどういうものであるか。それが、よく理解できました。
打つ打たないの判断材料として、やはり知識はあった方が良いです。
(その上で、新しかろうが古かろうが、コロナの予防接種はもういいんじゃないか。
ジジやおママは勿論の事、65歳以上になったダンナにも打たせたくない。)
私はそう思いました。
*封筒が重く感じた
丁度,上記の本を読了した頃の9月下旬、実家にジジとおママ宛の封書が2通づつ届きました。
インフルエンザワクチンとコロナワクチン。
それぞれの封筒に65歳以上の定期接種のお知らせと接種票が入っています。
ジジは自宅で暮らしているから、いくらでも本人と私たち娘は考えることができます。
でも、おママは特別養護老人ホームで暮らしているので、集団生活をしています。
「ウチの母は受けさせません❗️」
と言っても良いものかどうか。でも、意思表示をしなければ当然のように接種を受ける事になるでしょう。
「今年はインフルエンザはともかく、コロナは受けさせたくない…。」
私は封筒を手にしたまま、玄関で暫く立ちすくんでしまいました。
この件をオネコさんと相談しました。
「施設でどれを使うかわからないよね。それに何度打ってもおママは副反応がなかったし…。」
ただ(↓)この事を踏まえると、
「コスタイベは、 1バイアルで 16回分使用できる形となっています。 つまり、コロナワクチンを接種したい人が、少なくとも 16人揃っていないと 1バイアルを無駄なく使うことができないことになります。」
—『私たちは売りたくない! “危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭』チームK著
https://a.co/b80856h
私は「高齢者施設では使用する確率は高いかも」と思いました。
結論が出ないまま10月の面会予約の日が来たのです。
*結論
昨年は接種券を施設に提出していました。それで、おママは入所者の集団接種で4回目のコロナウイルスの予防接種をしました。
「近々,施設から提出を求められるから,今日は封筒ごと持っていこうね。」
オネコさんからLINEで念を押されたのですが、私は直前まで嫌だとゴネていました。
向こうで職員さんに聞いてみようね。そう説得されて渋々持参しました。
オネコさんが面会時に施設側に確認したところ、
「予防接種は任意です、もし受けさせたくないとお考えなら、接種票の下の方にある『この予防接種は受けません』の欄にチェックを入れて、ご家族のご署名をお願いします」
との事。私は胸の支えが一気に晴れました。
「ああ、本当に任意で良かったのね。それなら受けなくても良いんだね。」
それで、インフルエンザの予防接種だけ「希望」にして接種票を提出しました。
「随分、悩んだけど、ホッとしたよ。」
「おママも痛い注射が1回減って良かったと思うわ。」
往きの足取りは重かったけど、帰りは身体が軽く感じました。
結論として、
おママはインフルエンザの予防接種は受けますが、コロナは受けません。
ジジも同様です。
*参考までに
上記の本を読みながら、私は副反応で味わった心臓の痛みや、呼吸が止まるかと思うほどの首の圧迫感と痛みを、思い出していました。今でも忘れられません。
mRNA型は人の体の中の組織に入って、そこでスパイクタンパク(抗原)を作り出す遺伝子の設計図が仕込まれています。(抗原はワクチン工場ではなく人に体内で作られてしまうのがミソ)
あの時、私の身体に注射されたmRNAは私の身体の中のどこかで、小さな細胞の中に入りスパイクタンパクをメッセージ通りに生み出したのでしょう。
スパイクタンパクを胎蔵した私の細胞は、私の自己免疫力によって異物と見なされ、破壊されてしまう。そうしてコロナに対する抗体は生まれるのだけど、私が私を攻撃していたことに変わりはありません。それが心筋近くの細胞で行われていたのかもしれないし、1箇所だけではなかったかも知れません。なんか悲しいですね。
既に承認され実用化されたmRNA型も充分不安を感じます。
「自己増幅型」は一定期間「人の細胞に入ってスパイクタンパクを作る」事を何度も繰り返します。マウスでの実験ではその期間は15日間。でも人だと、まだ確実なデータもなく個人差もあるかな。その間、人の自己免疫力はスパイクタンパクを孕んだ自らの細胞を攻撃して破壊し続けるのでしょう。
長くなって申し訳ありません。
最後に、デマでも陰謀でもなく厳然たる事実として、誰でも厚労省のHPで閲覧できる資料をお伝えしたいです。
(↑)を開くと(↓)があります。ここをクリックしていただくと、令和6年10月21日の審議結果がPDF形式で4ページにわたって表示されます。
その4ページ目の最後に
『(参考2)死亡一時金または葬祭料、障害年金及び障害児養育年金に関わる件数(※令和6年10月21日現在)』という表が記載されています。
その『死亡一時金または葬祭料』の「認定件数」は「878件」です。
つまり10月21日時点(最新情報)で厚生労働省が「接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない」という遠回しな言い方だけど、健康被害の死亡者と認定した人数が878名だったということです。
日本国内だけで、約3年余りの期間でこの人数。
私は衝撃を受けるほど、多いと思いました。
実は救済制度に申請できた事例は氷山の一角かもしれません。
私の3回目の副反応を考えると、私がこの中に含まれていても、おかしくはなかったと思います。
よく知りもせずに、接種した私自身、反省しています。
接種する、しないは任意です。どちらでも良いのです。
ただ、知識は必要です。
偏った意見だけでなく、幾つもの情報を得て、精査した上で、判断していただけたらと思います。
(↓)おママを1回目の接種に連れて行った時のスケッチ。オネコとおママの後ろ姿です。(再掲載)あの時も,結構不安だったな…。
harienikki.hatenablog.com*本日アップの貼り絵
2011年6月6日の作品です。今から13年も前になります。
今回の記事は長くてテーマも重いので,なるべく美しい作品をと思って選びました。
恐らく花の広告写真を使ったのだと思います。安定のシンメトリーですね。
おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます