(2019年12月6日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年10ヶ月)
*感謝を込めて、同じタイトルで3度目の記事
昨日(2月16日曜日)、おママの幼なじみの Oさんがお電話を下さったそうです。
ジジが最初に電話に出て、おママにも代わって、一頻りお話をしたそうです。
国民学校の時に出会い、女学校も一緒だった Oさん。
そのお付き合いは70年以上ですね。
今もおママを気にかけて下さり、ありがとうございます。
「楽しそうに話していたよ。」
ジジは少し顔を曇らせながら言いました。
電話でお話しした事も、恐らくすぐに忘れてしまうおママ。
そう思うと切ないです。
でも、Oさんとお話ししている時は、きっと昔に戻っていると思います。
お友達の声を聞くと70年も75年もひとっ飛びでしょう❗️(^O^)
当ブログでは、過去にも同じタイトルの記事があります。
Oさんは年に何回かお電話を下さいました。
*回想法になるかしら?
私は今、この本を読んでいます。⬇︎
著者 小山敬子
出版社 祥伝社
回想法とは…。
子どもの頃に慣れ親しんでいた暮らしや遊び、若いころに流行していた物、映画、音楽などを思い出し回想する療法です。
過去を思い出しやすくするための道具(玩具や生活品、写真、音楽のCD、昔の映像など)を用意し、聞き手は必要に応じて問いかけをしながら、思い出話に耳を傾けます。
効果としては、回想することで自分の人生の価値を再発見したり、当時の記憶がよみがえって脳の活性化が期待できます。「話す」「聞く」「コミュニケーションをとる」という行為が記憶を維持し、認知症の進行を遅らせる例もあるようです。
結果的に孤独感や不安を減少させ、意欲を高める事ができるとされています。
上記の本に「昔を思い出して語り合う」という項目があります。
折角、Oさんがお電話を下さったのです。だから、Oさんも写っている写真があるから、おママの結婚前のアルバムを出して、ジジと3人で開いてみました。
最初のページはおママの亡くなったお父さんの写真。
次はおママが赤ちゃんの時の写真。
戦争で焼けてしまった事もあり、おママが子供の頃の写真は10枚もあるかどうか…。
でも、反応ありました。
「これは…お母さんよね…。これはお兄ちゃん…。それで、これが私かしら?」
そうです、そうです。
た。
女学校(途中から新制高校)を卒業した頃でしょうか。Oさんと旅行をした時の写真もありました。
「ほら、この人が Oさんよ。」
「あ、あ、本当だ。Oさん。」
懐かしそうに、おママは笑っていました。
その後、銀行時代の社員旅行などの集合写真でも、若き日の自分の姿はしっかり見分けれれていました。
「テニスもやっていたのね。」
「そうなのね…。」
お友達や銀行の親しい同僚たちとの旅行写真の中の、楽しげに微笑んでいるおママの姿を見て、胸が熱くまりました。
当たり前の事だけど、おママにも青春時代がしっかりあったのですね。
私は子供の時から何度も見ている写真ですが、こうしておママと一緒にページをめくっていると感慨深いです。
時々、アルバムを開いてみようかしら。
Oさん、きっかけをくださり、ありがとうございます。m(_ _)m
*本日アップの貼り絵
「お題方式」の貼り絵です 。
これは私がおママの作業机の引き出しから見つけたお宝。⬇︎
透明袋に入った切抜きなどなど。和風な柄が多いですね。何から取ったかは不明です。
まるでいつか使おうとおママがセットしておいたような風情がありました。
それで、これを「お題」にしました。
おママはこの「お題」が気に入ったようです。
この「お題」 から、日を変えて他にも貼り絵が作られました。
それも近々、ご紹介したいです 。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。