(2020年5月4日 アルツハイマー型認知症の診断から約13年3ヶ月)
*久々のお墓参り
今週の水曜日(10月21日)にジジとおママと私は、久美子叔母や従妹のKちゃん達と、お墓参りに行きました。
お彼岸にはちょっと時期ずれてしまいましたが、暖かくて天気も良く、絶好のお墓参り日和でした。
今回も従妹のKちゃんが足腰の弱ったジジのために車で送迎をしてくれて、
本当にありがたい事です。
「今年の春のお彼岸はコロナでお墓参りを止めたから、1年ぶりかしら?」
「いや…去年の秋は伯父さん(ジジ)が、ほら、痔が悪くなって車に座っているのも辛いから止めたのよ。」
「すると、お墓参りは去年の春以来か❗️」
月日の経つのは早いものです。昨年はGWに「結婚60周年記念」の会食会をやっていますが、それから考えても約1年半が過ぎました。
現地で(お墓の前で)久美子叔母さんともう1人の従姉Yちゃん夫婦と合流しました。
賑やかなお参りになったから、祖父母もきっと喜んでいるでしょう。
「気になっていたんだ。元気なうちに又、伯父さんとお母さんを会わせられて良かったよね。」
Kちゃんの言葉に深く頷く私でした。
仲の良い兄妹ですもの。
兄は92歳、来年になったらすぐに93歳になります。
妹は87歳になったばかりです。
お墓の中の祖父母も驚いているのではないかしら。
だって、息子と娘は自分たちが鬼籍に入った年齢より遥かに長く生きているんですよ。
「又、来年の春も来れたらいいね。」
コロナの流行の状況にも左右されるのが、ちょっと悩ましいです。
(↓)前回のお墓参り。
(↓)昨年のGWに催した「祝結婚60周年記念会食」
。*おママもちゃんと参加できました。
今回は往き帰りの車中でも、おママはとても落ち着いていました。
「どこへ行くの?」を連発することもありませんでした。
介護職に就いているKちゃんの参考になる話で私やジジが盛り上がっていても、ニコニコと「そうなのね」と相槌を打っていました。
話の内容が分かっているとは思えないのですが、いい感じで会話に混ざっていました。
お墓の前では自然と手を合わせて拝んでいるので、此処が亡くなった人にお参りする所なのだと、感覚的に分かるのだと思います。
お墓参りの後の会食会でも、落ち着いて完食❗️
ただ、レストランのおトイレでは個室の鍵の閉め方が全く分からなかったために、私も一緒に入ることになりました。やはり、慣れた自分の家のおトイレは1人で入れても、他所のは、もう無理なようです。
帰りの車中で印象的な事がありました。
実家の近くまで戻って来た時の事。
車は最後の角を曲がって、後は長い坂を上がるだけなのです。
おママは急に直進方向を指差して言い出しました。
「あ、ここをこのまま行くと、」
とおママは手で左側を示しながら続けて言いました。
「こちら側が…、家なのよ。」
「そうなのよ、覚えていたのね…。」
私は胸が熱くなりました。近年、おママは普段その道を歩かなくなっています。それでも、記憶の底から知っている風景として取り出す事ができたのです。
(そう言えば、まだ私が子供の頃に、おママと自転車で少し離れた商業地に行ったっけなぁ。買い物を散々した帰りに上がるこの坂は、結構キツかったね。)
そんな事を思い出したけど、今のおママは覚えていないだろうなぁ。(^◇^;)
*本日アップの貼り絵
ゴールデンウィークの時に制作されましたから、半年近く前の作品です。
実は…私はこの貼り絵が大好きなので、来年の年賀状にしようかなと思っていました。
しかし…、私は今年喪中だから、年賀状はないのです。
だから、今のうちにブログにアップしようと思いました。(^◇^;)
(↓)こちらの貼り絵を作った直後に、おママが取り組んだ作品です。
(↑)制作途中のハガキの横に、本日アップの貼り絵のメインパーツがあります。(^O^)
(↓)今までの切れ端を組み合わせながら構成を楽しむおママ。
今までも良くありましたが、おママも私もこのような寄せ集めの作品は気に入っています。
有名な和菓子屋さんで、缶に入った「吹き寄せ」と言うお菓子があります。
日持ちの良さそうな小さな焼き菓子が何種類も入って、私は大好きなのです。
寄せ集めの作品は「吹き寄せ」みたいだなと思います。(^O^)
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。