(2020年7月31日 アルツハイマー型認知症の診断から約13年5ヶ月)
(2020年7月31日 アルツハイマー型認知症の診断から約13年5ヶ月)
*興味深い…。
先日のお墓参りでお世話になった従妹のKちゃんは 小規模多機能型居宅介護施設で働いているキャリアの長い介護士さんです。
彼女は仕事で認知症の方々と接しています。それで、症状の例や施設でのお仕事などについて話を聞く事ができました。
その中でとりわけ印象深かった例があります。
女性(80代)
要介護3 お仕事をしている娘さんと2人暮らし。
施設では昼間通所しているそうです。
なるべく在宅で頑張りたいというご家族と本人の希望で、小規模多機能型居宅介護施設で昼間の通所と支援をしています。
ご本人やご家族のお名前はまだ分かるとの事。
ある時、施設に通所中のAさんは、突然大声を出したとさ…。
「きゃぁー、何も見えないわ❗️どうしよう、眼が見えなくなちゃったわ。
メ◯ラになっちゃたわよ‼️」
そんなわけはないのです。Kちゃんが近付いて様子を見ると、
なんと…、Aさんは眼を瞑っています。
眼を瞑っていることを忘れたんですね。
「Aさーん❗️眼を開けましょう❗️」
そう声をかけるとAさんは困惑してしまいました。
「眼を開けるって⁉️えっ⁉️どうするの〜?」
Aさんは眼を瞑っている事も忘れましたが、開け方もお忘れのようです。
それでKちゃんは指でAさんの閉じた上瞼と下瞼をそっと開きました。
「こうするんですよ。」
すると、Aさんは、
「あぁ❗️見えたわ。良かったぁ」
と笑顔で言ったとさ。
Aさんはまだらボケのように、この時は眼を瞑っているのを忘れていたのですね。
この話を聞いて、私はAさんがとても可愛らしく思いました。
でも、Aさんは眼を瞑っている事を忘れたのに、メ◯ラという言葉はわかっているのね。
人間とは本当に不思議です。(^O^)
私はその話を聞いてすぐに、車中で眠くなり時々眼を瞑っているおママに聞きました。
「眼を開けてください。」
「え⁉️なんなの?あけてるわよ。」
おママは眼を瞑るのも開けるのも、一応まだ忘れていないようです。
*本日アップの貼り絵
7月31日の午後。
私はおママの作業机からこんな包みを見つけました。(^O^)
開けてみると何やら懐かしい物が出て来ました。
これはクリネックスの箱ですね。
そして、東京のお菓子メーカー、ミルフィーユが有名な「ベルン」の昔の包装紙です。
どちらもおママが大好きな紙です。これまでも大活躍をしてきました。
(↓)お気に入りを見て、おママは即反応しました。
ハサミを手にして、あれこれ考えていました。でも、結局はおママ定番の斜めの構成が安心なようです。
(↓)構成に取り掛かって、決定までおよそ6分。おママ、楽しそうでした。(^O^)
さぁ、2枚目です。
大きな紫のパーツは2つに分けようと考えましたが、ちょっと変化もつけたいようです。
単純な切り方ですが、紙の色や模様からイメージを掴んで切っていく様子の動画です。
こちらも、あっという間に糊付けまで進みました。黄色系の飾りは小津和紙で購入した千代紙の欠片です。これもおママの大好きな紙です。
お気に入りの紙を使うと、さすがに興が乗りますね。(^O^)v
過去にこんな作品もありました。
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。