3作目(2021年8月2日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年6ヶ月)
*それは暑い夏の日だった
8月初旬。暑かったですね。
この夏は義母クレバァの遺品から見つかった千代紙を積極的に「お題」していました。
この日は浴衣のように粋で素敵な「紺地に花と波模様」と、
実に暑苦しい(⁉️)赤と黄色の格子模様を選んでみました。
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
(↓)先ずは大まかに分割しました。
そして、更にハガキに収まるくらいの大きさに切り分けます。
<貼り絵制作動画>
2021年8月2日 14:29〜(2分06秒)
一見気の向くままに分割しているようですが、おママはかなり考えながら切り進めています。模様の出かたや形など、慎重に考えているようです。しかし、考えるそばから分からなくなるのかも知れません。
(↓)今回は3連作になりそうな予感がしました。(^O^)
おママは赤と黄色の格子模様を細長く帯状にカットしています。
*1作目
紺地の花と波模様を大中小の3ピースを使う計画です。
しかしその配置と周囲の飾りとの兼ね合いに迷っていました。
悩む事20分くらいだったでしょうか。ようやく完成しました。
最終的に考えた全てを削ぎ落として「お題」の2種類でまとめました。
模様の向きが上下逆のような気もあいますが、小さなお花が咲いたようです。
1作目です。(↓)
(2021年8月2日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年6ヶ月)
*2作目
赤と黄色の組み合わせは鮮やかで良いのですが、かなり個性が強いです。他の紙と合わせ辛いのかも知れません。おママは少し持て余していました。
2作目は15分くらいで仕上がりました。
斜めの流れを意識した作品です。川辺にお花が咲きました。(^O^)v
(↓)2作目
(2021年8月2日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年6ヶ月)
*3作目
おママは少々飽きてきたようです。
目の前の3作目の構成に行き詰まって、チャック付きの袋から気になっていた紙を取り出しました。
ハワイの包装紙の1部分です❗️
一昨年さんざん使用している包装紙なのですが、おママにその記憶は一切ないようです。でも、どうしてもこの紙に目が入ってしまうのです。
毎回、見る度に雰囲気も色合いも好ましいのですね。
しかし今回は風車のような模様を切り抜いて、気が済んでしまいました。
3作目でおママが使ったのは切り落とし部分だけ。
この時の風車模様はまだ残っているので、そのうち「お題」にしようと思います。
この包装紙は不思議です。
ほんの少し加わっただけで、画面に趣が出るんですよ。
おママの「好き」な気持ちがエッセンスになるのでしょうか?
3作目はより自由で軽やかな雰囲気になりました。(^O^)
(↓)関連作品です。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。