アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

1年がかりの雛祭り

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(2021年11月14日 アルツハイマー認知症の診断から約14年9ヶ月)

 

チャーコ完全ダウン

実は私、3月1日火曜日の午後に3回目のコロナワクチンを接種してまいりました。

予定では、今日のこの更新で「3回目のワクチン接種❗️」と銘打ってレビューを書くつもりでございました。

が、しかし…。

思いのほか副反応がひどく、平熱まで下がって起き上がれたのは本日3月3日の昼過ぎという状況で、今だに頭痛と下痢(ろくに食べられない状態でカロナールを何回も服用したためか?)が残っている状態ですから、とても纏まった文章は書けそうにありません。

なら、ブログをお休みしましょう。

そう思ったのですが、どうしても今日アップしたい貼り絵があるので、更新を決意しました。(^◇^;)

 

それはお雛様の貼り絵なのです。

雛祭りに向けて最近おママが制作したのではありません。

制作日は2021年11月の14日です。

このお雛様、元は新聞に載っていた「同じもの探し」のクイズだったのです。

それも、その新聞は2021年2月27日付けでした。

当時、私はこの「同じもの探し」のページが切り取られていたのを、実家で目撃していました。

「どうしたの,これ?」

ジジに聞いたら、

「おママが綺麗だから取っておきたいと言って切り取ったんだよ」

とのことでした。

なるほど、おママはこれで貼り絵をするかもしれない。私はそう思いました。

「なんなら、「お題」にして雛祭りに間に合わせようかな。」

私はそう画策していたのですが、それその日の午後から、この「同じもの探し」のページはプッツリ姿を消してしまいました。

「おママ,どこに閉まったんだろう。」

結構探したのですが、見つかりませんでした。(°_°)

 

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ですから、11月になって、突然おママの貼り絵を収納しているファイルにこの貼り絵があったので、私は心底驚きました。

これは私がセットした「お題パック」による作品でもなく、おママが私の居ない日に一人で取り組んだ作品です。

行方不明だった「同じもの探し」のページをおママはどこからともなく見つけて貼り絵にしました。

数字の部分は丁寧に三角に切り取って貼っているので、おママなりのこだわりと美意識を感じます。

私は残ったページの部分だけでも写真に撮りたかったのですが、それは又行方不明になりました。再び見つかって撮影できたのは今年の元旦です。(現在は行方不明中)

 

今年は(今年も)お雛様を飾りませんでした。

せめても、今日の雛祭りの日にこの貼り絵をアップできて良かったと思います。(^O^)

 

 

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

 

(↓)小津和紙で購入した千代紙も使っております。橙の鹿子絞りは義母クレバァが持っていた千代紙です。

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(↓)一昨年(2019年)に描いたイラストを再掲します。

子供の頃を回想して描きました。(๑˃̵ᴗ˂̵)

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harienikki.hatenablog.com

 

 

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。