(2021年5月23日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年3ヶ月)
*5月の面会の時
前回の記事で5月の下旬におママと面会した時の事を書きました。
おママも元気そうでしたし、貼り絵のファイルを見てもらったので、おママもご機嫌な良い面会でした。
この時、4月の面会の時と同様にスタッフさんにお願いして「個別の生活記録」(直近2週間分)をいただきました。
それを手渡ししていただいた時に、おオネコさんが
「施設での生活の中で、何か気がついた事でもありましたらお聞かせください」
というような事を尋ねました。
すると、スタッフさんはちょっと考えるような素振りをしました。そこで私は何気に付け加えました。
「たとえば、癇癪を起こして、他の利用者さんと乱闘騒ぎなどは起こしていませんか?」
ええ、おママは基本的に癇癪持ちなところがありますから。
家にいる時に、チャーコと言い争いになり(私も大人気ないが)おママは椅子を振り上げるという修羅場を演じておりますしね。
すると、スタッフさんが「あは…」と微妙な笑みを見せたのです。
なんだ、なんだ、おママは何かやらかしたのか?
「いえ、別に大したことはありません。不穏な感じになったら、直ぐに引き離しますから。全く問題ありません。」
まぁ、それなら良いのですが、なんか気になります。(^◇^;)
*まさかの、平手打ち?
面会の帰りに私はオネコさんとファミレスでランチをしました。
その時に、二人で頂いた「個別の生活記録」に目を通しました。
直近2週間は、ほぼ通常の生活を送っていて、とりたてて特記事項もないのでホッとしました。
しかし、最後の方、面会の2日前に謎の記載がありました。(°_°)
食堂に座っていた本人(おママ)が急に立ち上がり、
隣に座っていたS様の前に立ち、対面となったと途端にS様の両頬を叩く。
直ぐに本人(おママ)をS様から遠ざける。
本人は怒っている様子はなく笑っている。
S様は無言で眠っており、特に外傷や腫れはみられず。
私はびっくりして目ん玉が落ちそうになりましたわ。
この記載に関しては、全くスタッフさんから説明もなかったので、さして問題でもなかったのでしょう。
でも、しかし、
「こりゃ、どうした事か?」
おママは怒っているとか気分を害したわけではないが、
食堂で隣の利用者さんを平手打ちにした?
それで、おママは笑ってる?
叩かれたご本人は叩かれても眠っている?
とりあえず、Sさんにお怪我がなくて本当によかったです。
これは、全く私の推察の域を出ませんが、こんな事だったのではないでしょうか?
食事中、おママは隣の人が眠っているのに気がついた。
あら、やだわ。起こしてあげなくちゃ。
しかし、おママはこの現状(隣人が食事時に寝ている)と気持ち(食事中はちゃんと起きて食べた方が良い)を言語化して表現できません。
それで、とりあえず、両頬を軽く叩いて起こしてあげようとしたのかも知れません。
本当に上記は私の想像でしかありませんが、こうでもないと辻褄が合わない気がします。
おそらく、施設側としても、相手様に全く怪我や変化がなかったので、口頭で私達に話す必要性がなかったのでしょう。
面会の時に「個別の生活記録」のコピーを頂かなかったら、知り得なかった事です。
「うむ…。やはり、面会の時には毎回もらった方がいいね。」
姉妹で頷き合った次第です。
*本日アップの貼り絵
2021年5月23日に制作された作品です。
完全に「お題パック」を使い、おママは私のいない日に一人で取り組んだ「お題パックによる作品」です。
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
2019年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意するようになりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらう。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
しかし、2022年にはおママは一人では貼り絵ができなくなったので、この「お題パック」は終了しました。
その「お題パック」はこちらでした。(↓)
メインピースになりそうな特色のある紙片が入っていないので、当時の私が比較的考えもなくセットした「お題パック」だったと思います。
それでも、おママはきちんとシンメトリーを意識してピースを拵えて貼っていました。
おママさん、考えましたね。(^O^)
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。