アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

栗ごはんを炊きました。

(2018年9月2日 アルツハイマー認知症の診断から約11年7ヶ月)

harienikki.hatenablog.com

敬老の日

昨日9月18日(月)は敬老の日でした。

今年もジジが無事にこの日を迎えられて良かったです。特別養護老人ホームに入所したおママも敬老のお祝いがあったかしら?

実家では大した事はしませんが、ジジとオネコと3人でケーキを買って食べました。去年はここにおママも居たのだと思うと、やはり寂しさを感じました。

それでもジジが自らリクエストしたチョコレートケーキをしっかり完食できたので良かったとしましょう。

 

秋の味覚

別に敬老の日だからと言うわけではありませんが、良さそうな栗が買えたので、9月17日に栗ご飯を炊きました。

ええ、栗を剥くのが大変でしたわ。(↓)

今年はおママが特養に入って居ないし,アズキも結婚して家を出ました。実質2人分口が減っております。ジジも私も昨年よりは食が細くなりました。

それで、昨年までは3合で炊きましたが、今年は2合にしたので栗の含有率が上がりました。

「栗がたくさんだ❗️」

と栗の量は変わらないのに、見かけの満足感が増したとさ。(^◇^;)

17日の夕食に自宅で旦那と食べて、残りは実家に持参しました。

18日は昼と夜に私とジジが食べて、オネコにも一食分お裾分け出来たので、揃いも揃って少食ですね。(^O^)

(↓)昼ごはんです。

左は栗ごはん、

中央はチルドの大粒焼売を2個半分を切って食べやすくしました。添えてあるのはキャベツとブロッコリースプラウトの温野菜サラダ。

右はインスタントのコーンスープにとろみを付けました。

 

ジジは喜んで食べてくれました。

「美味しいね。作り方はどうしたの?ご飯と一緒に炊いたの?」

あら、作り方にも興味を示すなんて、最近にしては珍しく積極的ですね。

「そうだよ。大変なのは剥くだけなの。」

「へえ、そうなんだ。」

えらく感心してくれました。

 

しかし、夕食で再び栗ごはんを食べながら言うのです。

「美味しいね。作り方はどうしたの?ご飯と一緒に炊いたの?」

おいおい…ジジよ。

やっぱり記憶は定着しづらくなったようですね。(^◇^;)

 

まぁ、95歳ですから仕方ない。年相応ですね。多少は認知症にだってなりますよね。

それで,私も至極優しく答えました。

「そうだよ。大変なのは剥くだけなの。」

「へえ、そうなんだ。」

反応まで同じなので、私は思わずニヤリとしてしまいましたわ。(^◇^;)

(↓)夕食です。

栗ごはんと味噌汁(ほうれん草と玉ねぎ)、タラのマヨネーズ焼き、ブロッコリースプラウトと昼の残りのシュウマイ、キウイ、そして冷奴でした。

今年も、ジジが栗ごはんを食べられて良かったです。

おママも施設で食べられていたら良いなぁ。

 

(↓)一昨年は11月に炊きました。

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(↓)去年です。

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(↓)昨年の栗のイラストが気に入っているので再掲載致しました

 

本日アップの貼り絵

2018年9月2日の作品です。

私がいない時に、おママが一人で取り組んだので、制作途中の写真がありません。

私の見た感じでは、ヨーロッパのお祭りに使われるような仮面を連想させるデザインです。

それにしても、今からほぼ5年前のおママさんはすごかったと思います。

認知症の診断を受けてから11年経っていましたが、ハガキ大の画面に見事なシンメトリーが展開されています。おママはたまに定規を使う事がありましたが、4辺に目印点の跡もないので、目検討で貼ったのだと思います。非常に手先の器用な人ではありましたが、バランス感覚も良かったのでしょう。

 

おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。