アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

月末企画❗️今月のイチ押しリターンズ❗️2017年10月(赤い帽子の女の子)

(2017年10月15日  アルツハイマー認知症の診断から約10年8ヶ月)

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現実逃避

今年の夏が暑過ぎたから、

今年の夏が長過ぎたから、

今年が後2ヶ月で終わりだなんて、この現実を受け止められません。

茫然自失な状態でこの記事を書いております。(°_°)

 

「今月のイチ押し❗️リターンズ❗️」とは

おママが特別養護老人ホームに入所したので、もう、新しい貼り絵作品は生まれません。

昨年まで、「月末企画❗️今月のイチ押し❗️」は当ブログの月末恒例行事でした。

オネコと私は「イチ押しミーティング」をして、特に印象に残る作品を選んできました。

それはすぐに意見が一致することもありましたが、紛糾する(大袈裟です)こともしばしば…。

しかし、それも出来なくなりました。寂しいものです。

「今月のイチ押し」は今見ても素敵な作品が多いです。当時を思い出して、今、感じることもあります。

そこで考えたのが「リターンズ❗️」。

6年間72枚の中から、私が特に好きな作品を再びご紹介する企画です。

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数少ない作例

おママの貼り絵はコラージュ作品です。

おママが認知症になる数年前から初めて、診断後も15年間続けた作品のほとんどが、色と図形を楽しむ平面構成です。

ですから、「これは人をです」とか「これは花です」など、おママの頭の中に浮かんだ具体的なイメージを形にした作品は殆どありません。

2006年頃のごく初期の貼り絵の中には「ピエロ」とか「女の人」という作品もあったようです。

しかし、私がブログを始めてから6年間で、本人自ら何を描いたのか証言が取れているのは、わずか2例のみです。

(↓)それはこの「踊る子供」と

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(↓)今回ご紹介した「赤い帽子の女の子」の作品です。

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「女の子ですね?」

「女の子なのよ。」

写真撮影の時におママに聞いたら即答でした。珍しい〜。

 

そして後日、一緒にファイルを見ていた時には、

「初めは女の子にするつもりはなかったが、やっているうちに女の子みたいになって、女の子になったのよ〜」

と言っておりました。この貼り絵を見ていると、納得です。

当時も思いましたが、我が親ながら、なんという造形感覚何でしょう。

私が子供の頃から感じてきたおママの感性は、どちらかというときっちりと整ったものを好んでいました。

しかし、この「女の子」は、思いのままに貼り合わせていて、自由さを感じます。

自由で気ままな感じもするけど、使った紙はとても工夫がされています。

 

顔、襟元、赤い服に青いストライプの袖、そして赤い帽子。

 

おママが「ふふふ」と微笑みながら考えた結晶でしょう。

使用した紙はこちらです。おママの遊び心を感じます。

(↓)メインはこのティッシュボックスです。

(↓)袖部分のストライプ。色は違いますが、おママがどの部分を帽子にしたかが分かります。(^O^)

(↓)顔はこの小津和紙の包装紙です。

(↓)襟元のハートはベルンの昔の包装紙です。この写真には写っていませんが薄いグレーのハートの部分を使いました。

(↓)同じ色のハートが使われています。

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いま、見直してみると…。

もしかしたら、この「女の子」は座っているのかもしれません。

おママは娘を二人育てたから、女の子のイメージというと、オネコさんか私をイメージしたのかしら。「女の子」の顔は面長ですね。

でも、2018年頃は,もうおママは娘の存在を忘れていましたから(オネコさんも私も親切な近所のオバさんか?)違うかな?(^O^)

あれこれ想像を掻き立てられました。

 

(↓)本人の証言はありませんが、こちらは「お洒落をした女性」かしら?

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(↓)これは「クワガタ」をイメージしたのかも。(^O^)

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おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。