アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

ジジの介護保険の更新(主治医の意見書どうする問題)

(2009年11月8日 アルツハイマー認知症の診断から約2年9ヶ月)

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もうすぐ更新時期

2023年昨年の11月にケアマネジャーさんから言われました。

「来年(2024年)1月に田中さん(ジジ)の介護保険が期限を迎えるので、更新に向けて段取りをしていきたいです。12月中旬頃に区分認定調査をセッテイングしようと思います。まずは書類を揃えていくのですが、今回も「意見書」は整形外科の先生にお願いしてもいいでしょうか?」

 

「意見書」と聞いて、私は思わず「ああ、どうしよう」と呟いてしまいました。

親の介護保険を申請する時、この「主治医の意見書」をどうされていますか?

持病があって、かかりつけ医がある場合は、その先生にお願いすればいいと思います。

ジジの場合、そこが悩みどころでした。

 

おママの場合

おママは2007年に大学病院で認知症と診断されました。

その後、毎月交通機関を使って大学病院に行くのが大変になりました、その為、大学病院から近所の内科クリニックの医師にアリセプトやメマリーなどの処方依頼をしてもらいました。

そんな経緯があったので、おママの場合はその内科に先生にお願いしていました。とはいえ、本当に内科だけ先生なので、おママも特別養護老人ホームに入所する前の最後の申請の時は、認知症専門外来に先生に「意見書」をお願いしました。

 

ジジの場合

その内科クリニックに、おママと一緒に毎月通院して血圧の薬を処方してもらっていました。それはジジが一人になった今でも続いているので、その先生は「かかりつけ医」だと思います。しかし、血圧が高めというだけで、他に持病もありません。

ジジは内科的には問題はないけど、足腰はかなり衰えています。徒歩8分くらいの所に整形外科のクリニックがあり、ジジはどこかに痛みがあるとそちらに通院していました。

2014年には2度目の脊椎圧迫骨折、2019年には脊柱管狭窄症と診断されているので、これまで介護保険申請の時はその整形外科医に「意見書」をお願いしてきました。

でも、ジジは痛みがやわらぐと直ぐに通院をやめてしまう患者なのです。医師は定期的に通って機械を使っての治療を勧めましたが、ジジは意に返しません。

「もう高齢だし、通うのも大変だし、通院したって完全に治るわけじゃないからね。」

こんな調子なので自分で気になった事がある場合に限り,年に1回か2回通院するだけでした。

 

今回,ケアマネさんに「前回同様に整形外科の先生にお願いして良いでしょうか」と聞かれて、私は考え込んでしまいました。

「前回の認定区分見直しの時は、ちょうど足の甲が痛んで通院した直後でした。だから、先生も書きやすかったと思いますが、それ以降1回も行っていません。今までは書いてくれましたが、今回はどうだろう…。」

するとケアマネさんは、

「では内科のクリニックにお願いしますか?」

と至極もっともな反応をしました。

しかし、私は内科の先生に蟠りがあるのです。長年ジジは不必要な血圧の薬を処方され,その副作用で足の浮腫が酷かったのではなかったか?

それはケアマネさんにも話していて、いずれは訪問医療の医師に掛かりつけ医を変えたいと意向を伝えてあります。

「父は内科では全く病気がないでしょう。今回内科の先生に変えた事で、かえって現在の要介護2から1に戻っちゃったりするかも…。それは困るなぁ。」

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「まぁ、それはないとは思いますが…。」

ケアマネさんはそう言ってくれるけど、私としては,やはり整形外科の先生に書いて頂きたい。そこでジジに聞いてみました。

「お父さん、今痛いところないの?」

するとジジは

「ここ数日、踵が痛い。」

「じゃぁ、まだ午後の診療中だから、今から行こうか。」

この日はお天気だったから、整形外科に行ってそれとなくお願いすることにしました。

 

「主治医意見書作成」のための質問表

それで直ぐに私はジジと整形外科に行ってきました。11ヶ月ぶりの事でした。

(あれ?先生ってお幾つなんだろう。こんなにお爺さんだったっけ?)

以前よりかなり御高齢に見受けられました。

 

診察の結果、軽い足腱筋膜炎でした。

若い人でも踵に痛みを感じる人は多いようです。しかし、ジジは特に痩せていて、踵は骨と皮だけの状態です。痛くなっても仕方のないとのこと。とりあえず、ロキソプロフェンNeテープ50mg28枚を処方されました。

www.healthcare.omron.co.jp

それで、介護保険の更新があるので「意見書」をお願いしてみました。

先生はパソコンの電子カルテを見ながら、仰いました。

「うーーん、こちらとしては『脊柱管狭窄症の悪化』って本当のことしか書けないよ。例えば内科の方で『脳梗塞になった』とか、『認知症になった』とかいう話があると、介護度は上がることが多いんだよね。」

前回も同じ事を言われましたが、その本当のことを書いていただければ良いのです。

ところが…。

「でも、2019年には「意見書」を書いたけど、それ以降は書いていないよ。前回は他の先生に書いてもらったんじゃないか?その医師に頼んだら?」

先生はパソコンのモニター画面を凝視していました。

「いえいえ、父の介護保険については毎回先生にお願いしています。コロナ禍の特例措置で2019年以降は延長で対応していて、今年(2023年)1月に区分変更をする時も先生に書いて頂きました。」

「でも、パソコンにそんな記録はないよ。」

「そんなぁ。」(°_°)

先生がゴソゴソと紙のカルテを確認すると、その時の意見書の控えや要介護2になったと言う結果通知がホッチキス留めをしてあるではないか。

「あ、本当だ❗️パソコンの方に入力し忘れてたのかなぁ。」

うーん。(^◇^;)

この件を再度ケアマネジャーさんに相談したところ、

「主治医意見書作成」のための質問表という書類を渡されました。

念の為、ジジの日常の様子や現状を記入して、クリニックに提出する事を勧められました。

(↓)これは台東区の例です。各自治体ごとに書式は違うようですが大体内容は同じのようです。HPからもダウンロードできます。

www.city.taito.lg.jp

ええ、オネコと私でびっちりとジジの現状を念入りに記入して、

クリニックに提出しましたわ❗️v(^O^)v

因みに、ジジの踵の痛みですが…。

ロキソニンテープがなくなる前に痛みは薄れていったようで、その後また通院もせずに足が遠のいております。(^◇^;)

 

(↓)ジジ,要介護2になった時。

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本日アップの貼り絵

今から15年前、2009年11月8日に制作された作品です。

おママらしいシンメトリーがピッタリと決まった構成でシンプルだけど綺麗な貼り絵だと思います。(^。^)

おママが特別養護老人ホームに入所した時に持たせたファイルの中に収納していた1枚です。

 

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 おママの貼り絵を見て下さりありがとうございます。