(2019年9月7日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年7ヶ月)
*認定区分を見直したいです❗️
91歳のジジは認知症歴12年のおママを抱えて、今までも今も頑張っています。
現在、「要支援2」です。
しかし、今年の6月に脊柱管狭窄症と診断され、昨年とは比べられないほど動作が危うくなってきました。
日常生活は2階ですが、階段はキツくなっており、実際危ない。
そろそろ、1階で生活できるように変えていかないとダメなのだと思います。
それでも、長年2階で暮らしてきたジジとおママですから、生活を大きく転換させるのはなかなか難しいようです。
夏前からただでも衰えを感じてきたジジですが…、
先月10月中旬に台所で転んで右手首の手根骨を痛めてからは、
もう踏んだり蹴ったりでした。
これで聞き手が思うように使えなくなったために、長年付き合ってきた内痔による脱肛が悪化してお尻まで痛むのです。たびたび流血沙汰にもなりました。(°_°)
(⬇︎の記事にあれこれ)
〈ジジの内痔については若干の進展があったので、これはまた別の機会に書きたいと思います。 〉
ジジは室内でもどこかに摑まりながら歩いている状況です。
最近、本人は入浴時に恐怖を感じるそうですし、私達から見ても自宅の浴室に危険を感じます。私が来ている時に見てあげる事は出来ますが、腰痛持ちの私が毎回、狭い浴室でジジの身体を支えられる自信はありません。
出来れば…、デイサービスで入浴サービスが受けられれば…。
それには「要支援」ではなく「要介護」の認定にならないと不可能なのです。
今年は状態や状況に変化があったので、思い切って介護保険の認定区分の変更を申請しました。
*認定調査
下の記事は昨年の2度目の認定調査の記録です。
今回も調査員の質問はあまり変わりがありません。
緑は調査員の方の質問、青はジジの答えです。私の発言は黄色です。
まずは氏名年齢生年月日住所などを聞かれました。
ジジは認知症の症状がないので問題なく答えられるはずなのですが、まず調査員さんの声が聞き取れません。これは昨年はさして気にならなかったので、その時より更に耳の聞こえが悪くなっているようです。調査員さんの声はごく普通の大きさで、通りの悪い声ではないと思います。しかし、その後全ての質問にたいして、私が横で大声で通訳しないと、ジジは答えられませんでした。
今回は再調査だからでしょう。その理由や現在の生活などについて親身に聞いて下さいました。
脊柱管狭窄症の事や、今回転んで右手首を痛めた事。ギブスが取れても利き手の痛みが全くない訳ではなく、それが内痔の処置に影響がでて座っていても痛い時が増えた事。
デイサービスの回数を増やしたり、入浴サービスを受けたい事などなど…。
父だけでなく、横で私が微に入り細に入りお話ししましたわ。
そしてまた、質問に戻りました。
「寝返り打てますか?」
「寝ていても、身体をうまく動かせなくて、寝返りは辛いです。」
「掴まらないで座っている位置を少しずらせますか?」
「できません。それだけでなく、掴まっていても位置をずらそうとすると身体が倒れそうになります。」
「衣服の着脱はお一人で出来ますか?」
「なんとかやれないでもないが、辛いから最近は着替えたくない。このところ1週間以上お風呂に入るのが辛くて、着ているものもそのままです。寝る時はパジャマに着替えるのも大変だから、このまま寝たりします。」
「爪はご自分で切れますか?」
「手の指の爪は震えて深爪したり肉まで切りそうで怖いです。そんな調子なので、長女に切ってもらいます。」
「食事は御自分で食べられますか?支度などは?」
「自分で食べられます。朝はなんとか電子レンジで卵や野菜や冷凍物を使って作ります。
週に3回下の娘が来る時は昼夜おかずなど作ってくれます。その他はデイサービスでお昼を食べ、夜は長女が来てくれたり、冷凍品や、行かれたらお使いに行き調達しています。」
その他、掃除洗濯など家事をどうしているかなども聞かれました。
現実通り、概ね娘が来てやっていると答えていました。
「やはり誰かの介助が必要なのですね。」
「はい。」
そうなんです。
「外出はされますか?」
「最近は週2回のデイサービスくらいで、週に一度天気が良ければ妻と買い物に行きます。ただ、シルバーカーでやっとなので、電車に乗る外出は難しいです。」
「奥様とご一緒に行かれるのですか?」
「はい、1人で家に置いておけませんから。」
「ご一緒なさるのも大変ではありませんか?」
調査員の方が私の方を向いて言うので、所見を言わせてもらいました。
「今、お気づきだと思いますが、父は耳が悪いのです。片耳が子供の頃に完全に聴こえなくなり、もう片方は補聴器を入れても聴き取りにくいです。障害者手帳も持っています。それで、自動車や自転車の音が聴こえませんので、私が一緒でも危険を感じる時があります。」
そして、実際の身体の運動能力を調べました。
座ったままで両腕を横に開いて肩の高さまで上がるか?前に伸ばして肩の高さまで上げられるか?
これは苦しそうですが、やっとこさ出来ました。
そして両腕を天井方向に上げて伸ばせるか? それは出来ませんでした。
「腕や肩は痛いですか?」
「痛いです。でも、腕や肩ではなく全部腰に響きます。」
「座ったまま膝を伸ばして上げられますか?」
ジジは必死に試みるも撃沈。調査員がジジの膝が伸びているかどうかを触って確認したら
「あ…、膝は伸びませんね…。」
次は歩行する時の様子を見るのですが、現在ジジは母親(私の祖母)の介護の時に買った歩行器を使って歩いています。
「痛いです。腰が痛いです。」
後は認知機能のテスト。「ここはどこですか?いまの季節は?」など、ジジは問題なく正解できます。
「繰り返し同じことを言う事はありますか?」
これは私が聞かれました。
「物忘れはありますけれど…。年相応かと思います。」
「それほど気になるほどの繰り返しはないのですね。」
しかし、だからといって、意思疎通がスムーズとは言えません。きちんといったほうがいいと思いました。
「今、質問してくださった時に感じられたと思いますが、耳が聞こえにくい事が原因で、自分勝手に解釈したりします。聞き取れないから聴かなかった。質問を正確に認識出来なかった。そんな事が多いです。」
「聴力が衰えたことによって、認知力が低下したと言うことですね。」
「はい。」
後は介護保険で取り付けた手摺や、レンタルの手摺などを確認し、いつも使っているベットやおママの様子も見て頂きました。
「娘さんがいらっしゃれない時に、ヘルパーさんをお願いする方が良いかもしれませんね。例えば買い物に一緒に行ってもらったり、夕ご飯を作るために1〜2時間来てもらうのとか…。」
確かにそれも検討する時期だと思いますした。
*本日アップの貼り絵
9月6日に⬇︎私はこんな感じの「お題」を作業机に出しておきました。
そして翌日の9月7日に完成したのが本日アップの貼り絵です。
⬇︎の貼り絵もこのお題から制作された、もう一枚の貼り絵です。
光の当たり具合でキラキラと色が変化する紙を使っています。
⬇︎波打って見えますが、真っ平らな紙です。
⬇︎同じ紙から生まれた作品群。(^O^)
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとう御座います。