(2021年9月6日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年7ヶ月)
*回数が減りました。
おママが食事を作れなくなって久しくなります。
2016年の夏頃から、それまで唯一出来ていた野菜スープが難しくなって、おママの食事作りが事実上終了しました。
しかし、台所仕事には関心があり、大好きな果物を剥く作業だけは続けてきました。
それが「果物レッスン」です。
今年の春から夏にかけては、それなりに続いていたのですが、(↓)
この秋はすっかり回数が減ってしまいました。
9月 6日 梨
9月17日 梨
10月11日 柿
10月25日 柿
11月12月は全くできておりません。
写真と動画のデータを探しながら、自分でなぜだろうかと考えてみました。
まず、おママは台所仕事に対してほとんど興味を示さなくなりました。
そして、ジジの足腰が弱まり、今まで長年使ってきた2階のダイニングではなく、1回で食事を摂るようになった事も理由の一つだと思います。私は主に2階の台所で食事を作りますが、おママも2階に上がる事が少なくなったので、台所自体を見る事がなくなったからでしょう。
そして、私の気力の問題です。
おママは語彙が極端に減って、私との意思の疎通がスムーズでなくなってきました。刃物を使う作業なので、毎回とても私は緊張します。私の言葉がおママに通じないと感じると、見守るのがとても怖く感じます。
(もし、おママが怪我をしたら、何故怪我をしたか記憶がないし、訳わからず辛い思いをするのはおママなんだ。)
そう思うと、私の気持ちは萎縮してしまいます。
でも、おママは勧めれば、まだ果物を剥いたり切ったりできるでしょう。
今後は美味しい林檎の季節なので、様子を見ながら続けられたら良いなぁ。(^O^)
(↓)9月6日の「梨レッスン」です。
おママは梨を大きく感じるようです。この時はあらかじめチャーコが梨を半分に切ってからお、おママの挑戦してもらいました。
<果物レッスン動画①>梨の皮むき作業
2021年9月6日 13:16〜(2分27秒)
おママは上手に皮を剥いていきます。
食べやすいように、更に小さく切り分けて欲しいのですが…。
「もうちょっと、小さく切って」
という私の言葉を、おママは理解してくれません。(^◇^;)
それでいて、外の雨音は感じているようです。
おママは切りながら、もう少し切り分けたほうがいいかなと思いました。
自分で実感できれば、
「食べやすい大きさに切ってください」
という私の言葉も受け入れられるようですね。食べやすい大きさに切り分けてくれました。(^O^)
(↓)10月11日には種無し柿をむいてもらいました。
柿は滑るのですが、上手に出来ました。
しかし、林檎の芯を取るように、真ん中の甘いところもきりたくなるようです。
<果物レッスン動画②>柿の皮むき作業
2021年10月11日 12:16〜(5分04秒)
順調に作業は進んでいきます。
しかし、終了後、ナイフの刃を指でゴシゴシ擦って洗うので、ヒヤヒヤしました。
「手を切らないでよー。」
そう声掛けしても止めてくれません。おママはスポンジで洗う事を忘れてしまったのですね。(^◇^;)
*本日アップの貼り絵
梨を剥いた動画と同じ9月6日に制作した貼り絵です。
<貼り絵制作動画①>カット編
2021年9月6日 15:36〜(2分23秒)
メインピースをカットしています。なかなか面白い形になりました。(^O^)
<貼り絵制作動画②>構成糊付け編
2021年9月6日 16:14〜(7分20秒)
おママは一度決めた構成でも、糊付けをしながら更に考えます。これは糊付け中に他のピースが動いてしまい、何処に貼るか分からなくなるからでしょう。
例えば完成形では画面左上に小さな丸い花柄模様が付けられています。
おママは動画開始1分50秒くらいの段階で既にこの小さなピースを完成形と同じ場所に貼ろうと計画していました。
(↓)おママは指を指しています。
しかし、それから数分の間にすっかり忘れられてしまいました。
「さっき、これ使うって言っていたよ」とチャーコに言われても、またすぐ忘れてしまいます。最終的に同じ位置に晴れたのですが、おママの記憶力は短くなったなと痛感させられました。
それでも、糊付けをしながら、
「これでよくなりますよ〜」
と呟くおママは楽しそうでした。
(↓)関連作品です。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。