(2021年9月17日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年7ヶ月)
*アニメしか観ていませんが
『鬼滅の刃』とは…。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2016年2月から2020年5月まで連載された漫画です。2019年にテレビアニメ化されました。
2020年秋に劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』が公開され,現在フジテレビで『無限列車編』が放送中です。その後は引き続き『遊郭編』が放送予定になっています。
実は私は昨年の春頃まで、この作品を知りませんでした。前年(2019年)に放送された人気アニメだという事は何となく知ってはいたのですが、タイムリーで見ていたわけでもないし、漫画が原作だって事も,当時は知りませんでした。
「今人気の『鬼滅の刃』ってどうなの?」
娘のアズキに聞いたら、彼女はアニメを全部見てはいなかったけど、
「作品は良いんじゃない、見ても損はないよ」
と言われました。そして観ました。アマプラで…。(^。^)
時代は大正。鬼に家族を殺されて、たった1人まだ息のあった妹の禰󠄀豆子は鬼に変化していた。この妹を人間に戻したい。その一念から主人公炭治郎が、修行の末に「鬼殺隊」に入って仲間と鬼退治をする話です。奇想天外な物語で、鬼と人との戦闘シーンは(小さなお子さんにはどうなのか?)と感じるくらいに残酷でグロい描写もあります。しかし、人にも鬼にも重く悲しい背景が描かれています。全体を通すと家族愛や仲間との友情や信頼、尊敬など、人間のあたたかさを強く感じる物語でした。それにアニメの作画の素晴らしさやキャラクターの可愛さも相まってとても良い作品だと思いました。
私は全くコミックの方(前23巻)は読んでいません。
しかし、原作者吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)の原画展と聞くと、無性に観たくなりました。
*コロナの展覧会事情
コロナ禍の昨今、展覧会もかなり影響を受けています。
この展覧会は空前の大ブームの中なので、普通に開催したらチケット購入で並んで「密」、会場は混雑で「密」になるでしょう。そのためチケットは完全予約前売り制で販売されました。その方法もローソンにて先行抽選予約販売と一般販売(先着順)がありました。
私は1期2期の一般販売(先着順)初日の夕方に、ダメ元でローソンのロッピーの前に立ちました。既に定員に達した日時ばかりで、かろうじて11月16日の18:00からを購入することができました。
そして、当日。
場所は六本木ヒルズ森タワー52階にある森アーツセンターギャラリーです。
集合時間は18:15から18:30でした。私は18:15に集合場所へ行って並び始めました。時間帯の観客定員は何名か知りませんが、大勢の人が間隔を取って並びました。そしてスタッフの誘導に従い順番に2台のエレベーター(1台の定員は8名くらい)で52階まで上がるのです。考えてみればとても効率が悪い。私が結局会場に入れたのは18時47分で、だいぶ待たされた感がありました。
しかし、その効率の悪さがミソだったと思います。自然と一度に到着する人数は限られますから、おかげで様で会場内は「密」にもならず、ゆったりじっくり鑑賞できました。満足度は高かったです。
予約制や計画的な入場規制は面倒にも思いますが、コロナ以前の人気企画展は山のように人が会場に押し寄せて、チケットを買うのも入場にも何時間と並ぶことが多かったのです。その上会場内は超満員でゆっくり鑑賞なんて難しかった。それを思えば、アフターコロナになっても、是非現在の方法を続けて欲しいです。
*とても満足でした
漫画の原画はそれほど大きくありません。B 4サイズでしょうか。そこに描き込まれたキャラクターやアクションは実に濃密。恐らく作者の気に入った特に良い場面が選ばれてもいるのでしょう。アニメーションで描かれている戦闘シーンの躍動感は動画ならではのものだと思っていましたが、原画の臨場感溢れる表現があっての事だったと、改めて思いました。
キャラクターの生き生きとした呼吸や躍動感❗️原稿用紙サイズから溢れんばかりのダイナミックさ、そして絵としての魅力。
思わず見入ってしまいました。
公式パンフレットには「本作品は、作者・吾峠呼世晴氏の肉筆により第一話から最終話まで描かれています」(02ページ)とありましたから、デジタルではなくアナログで描かれているようです。間近で見るとベタ塗りの筆遣いが感じられましたが、ホワイトの修正も少なくてとても綺麗な原画でした。
じっくりと読みながら、私は物語を辿るように鑑賞しました。しかし、閉館の20:00が迫ってしまい,残念ながら後半はかなり駆け足になってしまいました。できれば一番最後の時間帯ではなく、もう少し早い時間帯だったら良かったなと思いました。
グッズもあれこれありましたが,私は公式パンフレットだけ買いました。
(↓)展示会場はこんな感じでした。(写真が悪くてすみません。)イメージが伝わると良いなぁ。(^◇^;)
漫画も読みたくなってしまいました。(^O^)
*本日アップの貼り絵
2021年9月17日の作品です。
この日の午後、私はおママがかつて使っていた作業机から面白いモノを見つけました。
(↓)これです。以前おママがクラフトパンチで型抜きをした、言わば残骸です。(^◇^;)
この日はこれを「お題」にしてみました。
クラフトパンチとはこのような物です。(↓)
かつておママは型抜きをした紙片を使って精緻な貼り絵をした事もありました。
さて、おママはこのメインピースを見て,何を思ったのでしょう。
切り分けても良いのですが、おママはそのまま使いたいようです。ハガキに他の紙をベタ貼りして、その上に載せようと思いつきました。
結局、おママは茶色系を選びました。
さて、これからどう飾り付けをしましょうか?
紙のたくさん入っている缶から、おママは好みの千代紙をいくつか取り出しました。
小津和紙で購入した『鬼滅の刃』禰󠄀豆子の着物柄に似た千代紙を見ると、おママはどうしても使いたくなってしまいます。
今回、小津和紙のオンラインショップで柄名を確認したら「桃色地に赤の浅葉」でした。可愛らしい桃色にいい具合の赤い麻の葉模様が甘い雰囲気を醸しています。
原画展を見てわかったのですが、原作の禰󠄀豆子の着物の地は桃色ですが、模様は茶のようなグレーに近い色です。よく見ますとアニメの方も同じです。ただグッズなどは赤い麻の葉模様になっているものが多いようです。
私は今まで「禰󠄀豆子の麻の葉模様」と言っていましたが、「禰󠄀豆子風」とするべきかもしれません。
おママは禰󠄀豆子の麻の葉模様を使うと、どうしても炭治郎風の市松模様を手にしたくなります。おママは『鬼滅の刃』を知りませんが、組み合わせたくなるようです。この2柄は引き寄せ合うような感じがして不思議です。
<貼り絵制作動画>
2021年9月17日 15:11〜(4分09秒)構成・糊付け編
おママは糊を付けながらピースの位置を変化させていきます。
動画終了時は(↓)このように糊付けをしましたが、おママはその直後に右上の麻の葉模様の向きを変えました。
ちょっと不思議で遊び心満載の貼り絵になりました。
(↓)関連作品です。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。