アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

同じ構図 (^。^)

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(2018年3月30日  アルツハイマー認知症の診断から約111ヶ月)

 

慈しむ存在

   オネコには孫がいます。

3歳のモモちゃんと1歳になったばかりの弟ちゃん。可愛い盛りです。

オネコは時々、この孫ちゃん達に会いに行きます。楽しみですね〜。

 

  現代はスマホで写真や動画も撮影できるから、家に戻っても可愛い孫ちゃん達の姿が見られる便利です。

それを、実家でジジやおママや私に見せてくれるんですよ。ジジもおママ目を細めて喜んでいます。(おママは今ひとつどこのお子さんだか分かっていないようですが)スマホを操作するオネコも嬉しそう。

  小さい子らの成長はとてもエネルギーに満ちて良いものですね。

 

オネコは見た‼️

  以下はオネコの目撃談。

  ダイニングの定位置に座っていたジジに、おママが貼り絵を見せにやってきました。

ジジは笑顔で褒めたのです。

「良くできたね。」

そして、おママの頭を「よしよし」と撫でて上げました。

すると、おママは大喜びしてジジに抱きついたんですって❗️

 

オネコの目には、それは孫のモモちゃんがパパに抱き付く構図とそっくりに見えて、とても微笑ましかったそうです。

 

この話を聞き、私は思いました。

おママはこの時、ジジを自分のお父さんと思っていたのではないか…。

父親に褒めてもらって、娘として素直に喜びを表現したのではないかしら…。

モモちゃんがパパに褒めてもらって嬉しいように。だから、同じ構図になったのかも知れませんね。(^。^)  

 

実家に咲いた伊予獅子手まり(おまけ)

 

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  伊予獅子手まりは山アジサイの仲間です。

とても可愛らしく咲いたので思わずシャッターを切りました。

本当に小振りの鞠のようです。特に小さいお花はピンポン球くらいでした。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

 

 

  

 

   

 

   

地震のあった日

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(2018年4月27日 アルツハイマー認知症の診断から11年2ヶ月)

 

  昨日6月18日朝、大阪を中心とした近畿地方で大きな地震がありました。

お被害に遭われた方々、お怪我をなさった方々、交通機関の乱れから帰宅困難になった方々に、心よりお見舞い申し上げます。

亡くなられた方々とご遺族の方に、心よりお悔やみを申し上げます。

 

降ってきたよ。

  前の日の群馬の地震では、東京もそこそこ揺れました。とはいえ、東日本大震災震度5を体感しているので、私も娘のアズキも揺れに対して耐性がついているのでしょうか。「あれ、わりと揺れてるね」という感じでした。

  むしろ私は千葉県東方沖のプレートがゆっくりと滑って動く「スロースリップ」が気になっていたのです。その矢先に群馬が揺れ、今度は関西です。しかもかなり強かったようです…。日本列島、どこもかしこも安心できませんね…。

 

   朝の通勤通学の時間帯に駅や電車の中で立ち往生をしている方々の姿を見て、あの日がフラッシュバックしました。あの時は午後だったから、帰宅時間帯に大勢の方々が歩いて我が家を目指したものです。

「早く電車が動かないかな…。」

気象予報を見れば、関東も関西もお天気は下り坂です。せめて困っている方々の上に雨は降らないで欲しい…。

 

    実家周辺では、予報より早くて午後3時にはポツポツ降り始めました。

「もう降ってるよ〜。」

ジジが溜息をつきました。実は血圧の薬がなくなってしまったのです。おママのメマリーなどはまだ数日分あるのですが、ジジは差し迫っています。雨だとシルバーカーが濡れるし、使っても傘もさせない。今のジジが杖で傘をさして歩くのは甚だ心配。

   掛かりつけ医は近いので、いつも晴れの日を狙って2人だけで行ってもらっていました。でも、今回は私も付いて行きますか…。

 

安心感に包まれて

   久し振りに私も掛かりつ医の先生に御挨拶出来て良かったと思います。

そして相変わらず、おママは待合室でも診察室でも自分はジジの付き添いだという気分で世話を焼こうとしているのが微笑ましかったです。

    往きのジジは左手で杖をつき右手で傘をさして歩けました。余りやって欲しくはないけれど、風が強くない小雨なら外を歩けるようです。

それで、帰りは2人で家に戻ってもらい、私は1人で処方箋薬局に回ろうと決めました。なにせ、薬を一包化してもらうので結構時間がかかりますから。

 

  処方箋を持って薬局に入ると、受付に居るスタッフの方が私を見るなり声をあげました。

 

「あら、田中さんの…。お父様とお母様はどうかなさったんですか?」

「いえ、元気は元気なのですが、雨なので、今日は私が頼まれまして…。」

「あゝ良かった。いつもお二人で連れ立っていらっしゃるから。どうなさったかと思いました。」

 

   私がそこの薬局に出向く事は滅多にありません。

それなのに、処方箋を出す前から、私が田中太郎と芙貴子の娘だと覚えていてくれたのです。そして、2人のを気にかけて直近の様子を訊いて下さる…。

胸に染みるほど嬉しかったです。

 

    彼女たちにしてみれば。それも仕事のうちなのかもしれません。

でも、高齢のジジとおママを見知っているだけではなく、余り顔を出さない娘までセットで把握していてくれるのですから、今日はとても心強く感じました。

   

   離れた地域だったけど、地震があった日だったから、余計にそう思ったのでしょう。何時だって誰もが災害に見舞われる可能性があります。要介護者を抱える高齢世帯ですから、顔見知りは多いに越した事はありません。

 

  朝からテレビの報道を見て、他人事ではない災害を目の当たりにして気持ちがブルーになっていました。でも、この小さな出来事から安心感を頂いたように思います。

 

夜になっても、近畿地方は余震があったようですね。

どうか、早く地震活動が収束しますように、お祈り申し上げます。

 

今日アップの貼り絵

お花の部分ですが、おママはこちらを使いました。⬇️

この⬇️んの写真は何度アップしているか分からないほど、よく登場しますね。

(^。^)b

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

「カーネーション」をみていて

 

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(2018年5月28日  アルツハイマー認知症の診断から約11年3ヶ月)

 

夕方の楽しみ

   NHKの朝の連続テレビ小説って、時計がわりに見ている方も多いと思います。私は結構真面目に見ている方かしら…。今の「半分、青い」も割と気に入っています。

  しかし、半年ごとに新しいドラマが始まってしまうから、終了してしまうと何となく印象が薄れてしまうんですね…。

   それでも、ここ6、7年は毎日楽しみにしていた朝ドラが多かったと思う…。

中でも3本指に入るくらい好きなのは「カーネーション」(2011年10月から放送)です。著名なファッションデザイナー「コシノ三姉妹」の母、小篠綾子さんがモデルで、尾野真千子がヒロインをエネルギッシュに演じていました。

  それが、今、平日夕方4時20分から50分に2話づつ再放送されているのです。

実家で夕食の支度の目処をつけ、オヤツを食べながら、ジジとおママ、時にはオネコも一緒に「カーネーション」を見るのが、最近のささやかな楽しみであります。

(^。^)v

 おママったら

  今週の「カーネーション」は戦時中です。仕事も繁盛して勝ち組だったヒロイン糸子にも時代の波は容赦なく押し寄せます。夫は出征(その後浮気発覚)、火事により父は大火傷。第3子妊娠中で大きなお腹を抱えながら一家を支える…。見ている方もツライ時期です。そして糸子は3人目の女の子を出産します。

   このドラマ、陣痛から出産に至る描写が結構リアルだと思います。

おママはいつもは楽しげにテレビを見ているのに、この時ばかりは様子がおかしい。痛みに耐えるヒロインの声を聞き、

「もう、こういうのイヤ。ツライわー」

と何度も繰り返します。でも、おママが嫌がっても、私はテレビを消して上げないんですね…。見たいから。

しまいにおママは手で顔を覆いながら言いました。

「こういうのは男がやればいいのよ‼️」

えっ⁉️(笑)

「男が産めばいいの?」

「そうよ❗️女ではなく男が産めばいいのよ‼️」

  私はこれを聞いて笑ってしまいました。生物学上、男性が子供を産む時代は未来永劫来ないでしょう。

  これはおママの暴論です。でも、妊娠出産から産後はマタニティブルーという言葉もありますし、分からなくもない…。(^。^)a  私も思った事はあるわ。

 

  私たちが小さい頃、おママは余り両方の親の協力を受けず、ほぼ1人で子育てをしていたと思います。当時はイクメンなんていなかったでしょう。時代は高度成長期、ジジも猛烈サラリーマンでした。1人で辛い時は女ではなく男が産めばいいのよ‼️」と思ったのかもしれませんね…。

 

  テレビの画面から赤ちゃんの産声と登場人物の歓声が聞こえた時、おママの表情が パッと明るい笑顔になりました。

 

本日アップの貼り絵

  カーネーションではなく、赤いバラです。

時々、見かけるバラですね。銀座千疋屋さんの包装紙を使いました。

今回の2枚は同じ日に制作されており、おそらく並べて一緒に作ったのだと思います。実はこの日の連作はもう1枚あるのですが、同じような感じなのでアップしませんでした。

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2018年5月28日  アルツハイマー認知症の診断から約11年3ヶ月)

 

   今回のおママの工夫はバラの赤に呼応するように赤い色を配置した点かしら。

 

  1月には完全にバラだけを精緻に切り抜いていました。⬇️

harienikki.hatenablog.com

⬇️ こんな感じのもありました。

harienikki.hatenablog.com

 

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⬆️ 千疋屋さんの包装紙です。 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

音楽

 

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(2018年5月9日 アルツハイマー認知症の診断から11年3ヶ月)

 

これ切ってあそぼ

  先日、おママの貼り絵ファイルをオネコと見ていました。

するとオネコが急に「あ❗️これは❗️」と指差したのが、この貼り絵でした。⬆️

「私が貰ってきた…。」

「そうですよ。」

春先にオネコがお友達と何か聴きに行って(観に行って?)貰ってきたチラシの1枚です。それがこれ。⬇️

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⬆️素敵なチラシですね。

 

この日(5月9日)の午後、おママはやる事がなくて、時間を持て余し気味でした。

そういう時は、例によっておママの好みそうな紙を見繕ろい、切って遊びます。

 

どう切るかはおママ次第

それで私はこのチラシを見つけておママに見せました。

「一緒に切ってみましょうよ。」

「えー、これ?どう切るの?」

「三角とか欠けた八角形とかを切り抜いたら? 色が綺麗だし、文字の形もオシャレよね。」

「そうねぇ…。」

  まずおママは端っこに見えるグリーンの欠けた八角系(これをグリーン系と見るかブルー系と見るかは個人差があると思います)を切り抜きました。その後、ハサミを持ったままで「うーん」と唸り、次にどう切るかお悩み中のよう。

「赤い三角や小さな八角も切ってみたら?」

私が軽く言ってみると、

「そんなの詰まらないわよ。」

にべもなくおママに却下されました。(センスなくって悪かったわねwww)

 

  そしておママは大胆にザクザクと切り始めたのです。

大まかに文字の塊を避けて4辺を利用しようと考えたのですね。

その後でどう分割するか? どう配置するか?

楽しそうに思案して、割とすぐに考えがまとまりました。。そして糊付けです。

 

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完成したのが⬇️ こちらです。

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(2018年5月9日 アルツハイマー認知症の診断から11年3ヶ月)

 

実は一番上の貼り絵。残ったパーツを組み合わせて構成した2枚目でした。(^。^)

 

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  珍しくこの日のおママに迷いはなく、1時間くらいで2枚を完成させました。

1つ1つの貼り絵のパーツが、チラシのどこに当たるか?

パズルを解くようで、見比べるのも楽しかっったです。

 

この2枚の貼り絵は、おママが奏でたハーモニーです。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

蔵出し m(_ _)m

 

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 (2018年3月16日  アルツハイマー認知症の診断から約11年1ヶ月)

 

脳味噌が動いてくれません。(°_°)

  ここ2日間、私は雑事に追われておりました。

神経を使いすぎたのか、頭が真っ白になっています。タダでも少ない私の脳味噌は皺がツルッツルに伸びてしまったような気がします。もしくはスポンジ化したでのしょう。1文字たりとも言葉が出てこない…。

  そんな調子なので、ブログはお休みしようと思いました。しかし最近は一晩おき更新と決めているので、それも癪ですわ。

 何よりおママは4月5月にたくさん貼り絵をしていました。ファイルの中の貼り絵はアップ出来ていない作品がばかりです。

 

せめて、貼り絵だけでも…。

 

本日アップの貼り絵

  少し前の3月の作品です。一番多く使われているグラデーション(青から紫)の紙は何か分かりません。でも、私はこの作品がとても美しく見えます。しっとりとした感じですね。

 

  実は私…、「今月のイチ押し‼️」に出来なかったけど非常に好きな貼り絵が幾枚もあります。それらが好き過ぎてなかなかアップ出来ない…。

いつか…雰囲気にぴったりな記事をアップする時に使おうと思いながらお蔵入りしてしまい、時ばかり過ぎてしまう。これもそんな貼り絵です。

 

この機会にアップしてしまいましょう。(^。^)

 

オネコさんの紫陽花 (おまけ)

  三河千鳥という品種の紫陽花なんですって❗️実物はもっと綺麗でした。

この季節、ご近所でも紫陽花をよく見かけますが、最近色んな紫陽花が増えたように思います。

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 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

散らさないでー❗️

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(2018年4月23日  アルツハイマー認知症の診断から約11年2ヶ月)

 

正しい(笑)おやつの食べ方

  いきなりですが…。

 お煎餅やクッキーなどを食べますと、どうなりますか?

一口頂きますと、ポロポロッと粉が落ちます。それはどうしようもない事です。

それで、お菓子を食べる時は、お皿を出してその上で食するのが、本来あるべき姿であります。(^。^)b

 

簡略化おやつ

  しかしお菓子を口にするにも、まとまって「おやつ食べるぞー」という場合ばかりではありません。ちょこっとだけお菓子を摘みたい気分だと、わざわざお皿を出すまでもないですね。(ウチだけか?)

おママと私がよくやるプチおやつはタイムはまさにこれです。お皿の上ではなく、食卓のランチョンマットの上に直接1枚2枚のお菓子を出して、いただきま〜す❣️

だから痩せないんだわ…。

 

ちょっと⁉️

  そんなプチおやつタイムに…。

私は躊躇なくお煎餅にかぶりつきました。

おママはお行儀よく、ランチョンマットの上で一口大に割ってから口にしました。

しかし、このおママの食べ方は一見上品そうですが、噛みつきタイプの私より粉が多く出てしまうのです。案の定、この時もおママのランチョンマットの上には結構な量の粉がありました。

それで…その粉をどうしましょう? (^。^)a

 

  おママは迷いなく食卓上のランチョンマットを手にして、床の上に移動させました。そして、あろう事かパンパンと粉を払ったではありませんか❗️

 

「お母さん❗️何してんの⁉️」

おママは「あら、なに?」的に私を不思議そうに見ました。

「今、お煎餅の粉を床に散らばしたでしょ。」

「あら、そう?」

「あら、そうって、あなたねぇ、ゴミを床に捨てるのと同じよ。床に粉を落とすなって、私は子供の頃に散々お母さんに躾けられましたわよ‼️とにかく、散らさないでゴミ箱の上で払ってよ❗️」

すると、おママはへへっと笑いました。

「そんな事してないわよ。」

「………。」

マジか…。今の今、自分でやった事を忘れたのか…。

まぁ、忘れたのでしょう。認知症ですから。でも都合良くないか…。

この時ばかりは釈然としない(出来ない)私でございました。

勿論、この後、私は掃除機を掛けましたよ。(^。^)

 

本日アップの貼り絵

シンメトリーを意識して頑張って貼ったようです❣️

なかなか凝った構成だと思います。

 

 

通り雨

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(2018年4月15日  アルツハイマー認知症の診断から約11年2ヶ月)

 

 それは…あめ

「天気予報では夜からだったのにね。早めに降り出すなんて…。」

実家にいた私は社会人になりたての娘が傘を持って出たか心配になりました。

なにせ、私自身が折りたたみに傘を持っていないんですから、推して知るべしですね。(^。^)v

 

  おママはと言えば、途方に暮れていました。ザーザー音を立てて地面を打っているのを、ただ窓から眺めていました。

昔、私が子供だった頃、こんな時のおママは降り込んでいないかすぐに確認したものです。でも、今はそんな気は回りません。

 

   私が窓辺の様子を見に近づくと、おママは振り向きました。

「あれが…ああなのよ…。」

そして両手の五本指をパラパラ動かしながら、腕を何度も上下させるのです。

「ね、ほら、大変よ、見て!」

おママは足も手に合わせてリズムを取るようにバタバタさせるから、まるで踊っているみたい。身体全体で「雨」を表現しているのですね。(°▽°)

 

「あ、雨ね。」

「そう、あめね。」

 

  この時のおママは「雨」という単語が出てこなかったのでしょう。

でも、いつもいつも忘れているとは限らないんです。

記憶を司る回路がすんなり繋がれば、単語は口をついて出てくるかも?

次の雨降りの時は「雨」という言葉も一緒に降ってきますように…。(^_^)

 

本日アップの貼り絵

  元の紙が何であったか? 分かりません。雑誌かカタログか?広告ページの写真を切り抜いたのではないかと思います。孔雀の羽が見えます…。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。