アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

2人の姿

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(2019年11月24日 アルツハイマー認知症の診断から約12年9ヶ月)

 

共に歩いた

一昨年の冬くらいまで、ジジとおママは買い物に出掛けるのを日課にしていました。

それはおママが認知症と診断されてからだと思います。

 

それから10年。ジジは89歳まで保険関係の仕事を在宅でしていました。

日々、仕事が一段落したり、時間に余裕がある時を見計らって、おママと駅前のスーパーまで行くのです。それはジジにとって運動だし、おママには楽しいお散歩だったでしょう。

 

ひとつの土地に何十年も暮らし、子育てもしますと、自然と知り合いもできました。商店街には私やオネコのお友達の実家もあります。

「時々、チャーコのご両親が2人で歩いているのを見て、今日もお元気でよかったと思っているの」

数年前に小学校の同窓会があり、友人にそう言われたことがあります。

 

やがて、ジジとおママの2人はデイサービスに通うようになり、毎日は買い物に行かれなくなりました。

そして、ジジは足腰が弱くなり、シルバーカーが無いと外を歩けなくなりました。

 

それでも、週に1度か2度は2人で共に歩いていました。

「最近、チャーコのご両親をあまりお見かけしないんだけど…、お元気?」

昨年はコンビニでアルバイトをしている友人から心配そうに聞かれました。

「デイサービスに行くようになったしね…。」

「おうちでお元気なら良かったわ。」

この時は、親の衰えを客観的に突きつけられて、胸にちくんと小さな痛みを覚えました。でも、2人が共に歩く姿を温かい眼差しで見つめて下さっている人が何人かいる…。

それはとてもありがたいことです。

 

ジジ、肝を冷やした大晦日

昨年の大晦日

私の実家通いはお休みとなり、デイサービスもない。

それで、ジジはおママと2人で駅前のスーパーまで買い物の行きました。

 

ジジはシルバーカーを押していました。これを使うと、ジジはどうしても後ろや横への注意が散漫になる傾向があります。しかも耳は遠い。

 

スーパーの前まではおママが一緒だと確認していたそうです。しかし、入口周辺に積まれていた特売の菓子を見ていたほんの僅かな間に、おママの姿を見失ってしまいました。

 

認知症の家族がいない❗️

これは家族にとってはまさに恐怖‼️

 

ジジは肝を冷やして頭が真っ白になったそうです。

(このほんのちょっとの間で、おママはどこに行ったのか?)

(スーパーの中に1人で入ったか? 

それは、あり得るが…。なら、そうと仮定して…。

スムーズに動けない自分がスーパーに入って中を探しているうちに、入れ違いでおママが外に出てしまったら、もっと状況は悪くなりそうだ。1人で中にいるなら、いづれは出てくるか店員に保護されるかも。

それなら、しばらくスーパーの入口に立って、待ってみようか…。)

 

待つこと15分から20分。

だんだん焦りを感じ始めていたジジの視界におママの姿が見えました。

 

なんと、私の同級生で近所に住むT君のお母様と、スーパーの外を一緒に歩いているではありませんか⁉️

T君のお母様もジジに気が付いて、おママを連れてきてくれました。

どうやらおママはジジが目を離した隙に1人で外に出て行ったらしい…。

T君のお母様は偶然通りかかり、

「いつも、お二人で歩いていらしたから、あれ?お一人だわ、どうしたのかなと思って…」

それでおママを捕まえていて下さったのです。

ジジはT君のお母様にお礼を言って別れたそうです。

 

年が明けて、私はこの話を聞きました。

本当に有り難くて、目頭が熱くなりました。

T君とは前述の同窓会で会ってから、殆ど交流はありません。その時、おママが認知症であることを話したかどうかの記憶すらありません。

「私達が思っているより、ジジとおママが2人で歩く姿を目にして気に留めてくれていた人は多かったのかも…。」

 

今後は…

それからジジとオネコと3人で話し合いました。

残念ですが、今後はあまり2人だけで買い物に出るのは控える事にしましょう。

 

今回は幸運だったと思います。

でも、同じようなことがあったら、今のジジには走り回っておママを探す事はできません。

やはり、誰かがついて行くか、完全に私やオネコが買い物を代行するかだと思います。

長年、連れ立って買い物をしていた2人の姿が見えなくなるんですね。

 

「『最近お父さんとお母さんをお見かけしないけど…』って聞かれる事が何度かあるかもね…。」

 

やめる事が増えていくのは悲しい事です。

でも、現実は受け止めなければなりません。

 

私が実家へ行った時は、天気と体調が許せば、なるべく3人で一緒に買い物に行くかな…。

 

 本日アップの貼り絵

不思議な造形。

時計のような、花の植えられた鉢のような?

決して美しい訳ではないと思います。でも私には思いもよらぬ構成で面白い。

そう感じるには私だけかも知れませんが…。

 

 中央の黄色の円形に文字が書かれています。これはマクドナルドのチキンクリスプの包み紙から切り抜かれています。左右に配置された黄色と緑の弧もそうです。

 

直にチキンクリスプが包まれていたので油汚れやソースで汚れていたんですよ。

しかし、ママは包み紙を丁寧に広げてティッシュペーパーで汚れを拭き取っていました。

「汚れているしさ、貼り絵に使うのは止めようよ。 」

「貼り絵?なにそれ?私、そんなのやってないわよ。」

マクドナルドのハンバーガーを食べた後、おママと私はいつもそんな不毛な会話を繰り返しております。

この貼り絵は私の見ていない時に制作された作品です。

認知症のおママは記憶がないので、そんな意図はさらさらないでしょう。

でもね、私は「鬼の居ぬ間の洗濯」をやられた気がして複雑な心境です。(^O^)

 

 実はこの作品はリバーシブル。

裏面に⬇︎この貼り絵がされていました。

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harienikki.hatenablog.com

  おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

行方知れずの

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(2019年11月27日 アルツハイマー認知症の診断から約12年9ヶ月)

 

ひょっこりひょうたん島か⁉️(年代が分かるほど古い!)

わたくし…。所用あって今週の月曜日は実家通いをお休みしました。

つまり、11日土曜日から14日火曜日の丸4日実家に行かなかったのです。

最近のおママの様子を考えれば、自発的に貼り絵に取り組んでいるとは思えません。

まぁ、ハサミはきっと使えるだろう。まずは、何か紙を一緒に切り抜いて遊ぶことから始めて、感覚を取り戻してもらうかな?)

私はそんなこんなを思い巡らしながら、15日水曜日に実家へ行きました。

 

ところが…、4日間の内、おママは意外にも2日は自発的に貼り絵に取り組んでいたのです。

私は感心しながら貼り絵のファイルを眺めていていました。

そして一枚の貼り絵に目が釘付けになりました。

「あれっ⁉️」

これはと思いその貼り絵をファイルから取り出して裏面に書かれた日付けを見ますと

「2019,11,27」

と記載されていました。

(今は1月…。これは11月…。)

「あーーーっ❗️ひょっこり出てきたーーー❗️」

 

2019年11月27日夕刻、

出来上がったばかりの1枚の貼り絵が忽然と消え、行方不明になったのです。

ジジと私が探して探したのに、出てこなかった貼り絵。

その作品がどこからともなく現れて、ファイルに入っていたのです。

入れたのは、おママ。

どこから見つけたのよ、おママ。

それが本日ご紹介する貼り絵です。(^O^)

 

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本日アップの貼り絵

 「お題方式の貼り絵」でした。それはこちら⬇︎

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 かつておママが切り抜いて使わなかった物の中から選んで、私は作業机の上に並べました。鶴と招き猫のパーツは以前いただいた年賀状に印刷されていたイラストです。

絵皿は広告写真から切り抜いた物でしょう。

(時期的に年賀状向きな貼り絵をこしらえてくれると嬉しいなぁ。)

私にはそんな下心がありました。(^◇^;)

 

おママは直ぐに興味を持って貼り絵に取り組んでくれました。

(しめしめ…。)

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30分くらいでおママは完成させて、ダイニングでテレビを見ていたジジに見せていました。

実は私はこの時、夕飯の支度をしていて完成作品を見てはいなかったのです。

それが一段落して、貼り絵を見ようとファイルを開きましたが、私は該当する作品を見つけられませんでした。

「ねぇ、さっきお母さんが作った貼り絵はどこに行ったの?」

「えっ?」

 

以下はジジの証言によります。

おママは貼り絵を見せに来たので、 ジジはとても褒めたそうです。

貼り絵のファイルに入れるように勧めたら、どうもおママはファイルがよく分からなかったらしい。毎日のように開いているのに…。

「後で入れればいいわね。」

おママはそう言いながら、この貼り絵を何処かへやってしまったそうな…。

 

まぁ、「年賀状向きな」なんて私が姑息な事を考えてお題を出したのですが、

発見されたのは1月15日。

おママは私の思い通りになってならないのですね。(^◇^;)

それでも、見つかってよかったです。

私にもジジにも知られず出来上がって、人知れず行方知れずになっている…。

そんな貼り絵が実家のどこかに眠っているのかも知れません。

(^O^)

 

因みに、この行方不明事件にせいもあり、私はすっかり年賀状をサボってしまいました。m(_ _)m

 

「お題方式の貼り絵」とは

昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それが出来ない時の方が多いのです。

それで、あらかじめ私が作業机に何種類かの紙や切れ端を出して置き、まるでおママが貼り絵をやり掛けていたと思えるようにお膳立てをする事が増えました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

『認知症の第一人者が認知症になった』を見て…。(NHKドキュメンタリー)

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(2019年10月30日 アルツハイマー認知症の診断から約12年8ヶ月)

 

誰でもなる可能性がある

自分は認知症にはならない。

そう思っていらっしゃる方も、きっといるでしょう。

私はおママに接していて、自分も認知症になるだろうと予感しています。

発症前の頭の良し悪しは関係ないし、

手を使う趣味を持って活きいき活動して、読書を愛し古典講読に参加し、家族や友人に囲まれていてもなるのです。

おママは認知症歴12年。

発症前のおママと同じように、クレバア(チャーコの義母)は読書好きです。しかしこれといって趣味もなく、友人は少なくて家に篭りがち。それでも頭はキレッキレなのです。

誰がなるかどうかなんて、

「分かんないなぁ〜。」

というのが私の心境です。

高名な小説家だって認知症になるようだし、ましてや、認知症を長年研究してきた方でも認知症になる…。

 

1月11日土曜日にNHKスペシャルで、このドキュメンタリーが放送されました。

私は番組自体を把握していなかったので、録画もできませんでした。

でも、見て良かったかなとは思います。1月16日(木)午前0時55分~1時44分(15日深夜)に再放送があります。ご興味のある方は是非!

www6.nhk.or.jp

 

 認知症の自覚がある…。

おママは恐らく自分が認知症である事を理解していないと思います。

診断が下った12年前でも、一定の時間が経過すると、おママの記憶はコロッと消滅していました。だから、私は自分が認知症であることを深く理解している認知症患者というのがピンとこないのです。

 

しかし、長谷川先生はご自分が研究してきた認知症に自分がなった事を早期の段階で深く自覚なさったのですね…。

自分が認知症であると自覚を持って生きるのも、かなり辛いことだと思います。

 

認知症の自覚があって、日々進行していく我が身の状態と向き合う。

全く認知症の自覚はないが、出来ることが少なくなり、なぜ分からない事ばかりになるのか理解できないまま暮らしていく。

自分だったら、これって、どちらがまだマシだろう。

どっちもどっちか…。

 

 ⬇︎この記事を読み返すと、診断から間もない頃のおママは、短期間なら自覚が続いていたようです。

忘れる→また現実を突きつけらる→忘れる→また現実を突きつけられる

このループの中でこの頃は辛かっただろうなぁ。

harienikki.hatenablog.com

 

心に残った言葉

認知症研究の第一人者が認知症になって語る心境。これは興味あります。

でも、人は千差万別。必ずしも長谷川先生の言葉がおママに当てはまるとも限りません。でも、とても心に残った言葉があるので、書き留めておこうと思います。

 

「確かさがあやふやになる」

なんと的を射た言葉でしょう。

恐らくおママが感じてきた不安感の元はこれに違いないと思いました。

だんだん時間や、季節もよく分からなくなる。

しまいには身近な家族もよく分からなくて、しょっちゅう現れるオバサン達が娘とも知らず、老いた夫を時として自分の父か?「家にいるお爺さん」としか認識していない。

ここが自分の家かと自問自答しようとすれば、本当のところ自信がない。

確かなものは、段々おママの中では失われてしまったのでしょう。

「確かさがあやふやになる」おママはずっとこの不安と共に暮らしてきたのかも知れない。

 

 ⬇︎診断から11年も経った「確かさがあやふやになる」事例。本人も諦観を滲ませておりました。

harienikki.hatenablog.com

 

 

「医者の時はデイサービスに行ったらどうですかとしかいえなかった。」

介護する家族の負担軽減のためにデイサービスを推進してきた御本人が、実際デイサービスがつまらないと感じた時の言葉。

「何がしたいですか?と聞くことから始めて欲しい。」

なるほど…。つまらないのですか…。人によったらそうかも知れません。

もしかしたら多くの高齢者は家族のためにガマンして行っているのかも。

でも、そうでない方々もいると思いますわ。

現におママはわりと喜んで行ってます。と思います…。確信は無いが…。

何より私は長谷川先生に言いたいです。

デイサービスで救われている家庭は多いです❗️

 

 

「死にたくなった」

おママも言ったことがあります。

⬇︎この時の事…。

harienikki.hatenablog.com

 

 

ショートステイにて、

「我慢。早く帰りたい。自分の戦場に戻りたい。戻って戦場で戦いたい。」

戦場とは御自宅の書斎だそうです。長年、その書斎で論文を書いてきた仕事場なのですね。

自分の場所で、自分のやる事をやっていきたい。

これは誰しもそう思っている事だと思います。

今考えれば…この12年、もうすぐ診断が降ってからおママは13年になりますが、

おママに貼り絵があって良かったと思います

 

 

「ひとつひとつの事に笑っていくことが大切だと思います。」

本当それ❗️笑顔が大事❗️

誰しもそうですよね。おママは笑えているかな…。

ちょっと考えてしまいましたが、なんかこの言葉が嬉しかったです。

 

 

 本日アップの貼り絵

「お題方式の貼り絵」です。

お題はこちら⬇︎

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久しぶりにキラキラ光る紙を見つけて、おママは直ぐに作業机に向かいました。 

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見る角度を変えると、キラキラ‼️

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「お題方式の貼り絵」とは

昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それが出来ない時の方が多いのです。

それで、あらかじめ私が作業机に何種類かの紙や切れ端を出して置き、まるでおママが貼り絵をやり掛けていたと思えるようにお膳立てをする事が増えました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 


ママの貼り絵を見てくださり、ありがとう御座います。

乙女心と秋の空⁉️(^O^)

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(2020年1月10日 アルツハイマー認知症の診断から約12年11ヶ月)

 

初蔵出し?

年が明けて10日あまり過ぎました。あっという間です。

この分だと1月もすぐに終わってしまうかも?

令和2年になってもこのブログでアップする貼り絵は昨年のものばかりです。

なにせ、令和元年におママが制作した貼り絵で、ご紹介出来ていない作品がまだまだあるのです。それらから出していかないと…。

 

でも、ここらでちょっと今年の作品をアップしてみないと、私としても年が明けた気がしません。

それで、出来立てほやほやの貼り絵をアップいたしました。

 

おママ、大丈夫か⁉️

1月10日の昼前に私が実家に着くと、おママの気配がありませんでした。

 

「お母さんは寝ているんだよ。頭が痛いとか、帯状疱疹の跡が痛いとか言ってね。それで横になっちゃったんだ。」

 

私が様子を見に行くと、おママは白い顔をしていました。熱はないようです。

枕元には脱いだセーターとズボンが几帳面に畳んで置いてあります。その点おママはまだしっかりしていると思います。

「お母さんは具合はどうですか?お昼ご飯を作りますが、食べられそうですか?」

するとおママは蚊の鳴くような声で言いました。

「たぶん、食べない方がいいと思うわ。」

食欲なし❗️大丈夫だろうか…。その血の気のない顔色を見て私は不安になりました。

おママも高齢ですから、このまま…なんて不吉な事が、私の頭をよぎりました。

 

昼食の支度の合間に私は何度もおママの様子を見に行きました。

その都度、呼吸があるかどうか確認していたのです。

 

おママ、食べるのか⁉️

ジジの話を総合すると、

朝食はいつも通りに食べたとさ…。

やはり、左耳の下から肩、胸、腕まで広がった帯状疱疹の跡に、しばしば神経痛が起きていているようだ。

その神経痛が元で、痛む時は頭痛にまで発展してしまうらしい。

 

そうなると、やはり少しでもお腹に何か入れて、処方された鎮痛剤を飲んだ方が良いと思われます。

「ご飯できたよ。食べよう。」

30分余り眠っていたおママにジジが声をかけると、案外素直に身体を起こしました。

「さっぱりするからリンゴだけでも食べて、お薬を飲みましょう。」

おママはご機嫌で食卓につき、「こんなに食べられないわ❗️」とか言いながら、

下記のメニューを食べ始めました。

 

炒飯だけは半分残しましたが、他は完食でした。

リンゴは一個分を16切にしていて、おママは7切くらいは食べたのではないかと思います。

私は抜かりなく鎮痛剤を飲ませましたが、先程まで息が止まりそうだった様子を考えると、狐につままれた感がありました。

なんでしょう。コロコロ変わるではないか?

変わりやすいのは「乙女心と秋の空」ですがおママの体調もそうなんですね。(^O^)

 

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おママ、貼り絵するのか⁉️

食後のおママはご機嫌でした。でも、やはり薬が効いてくるまでは神経痛はあったようです。

ぼんやりしていると痛みを意識してしまうだろうし、気を紛らわせた方が良いのではないか?

ジジの計画では、3時過ぎにかかりつけ医のクリニックへ行き、お薬を処方してもらいたい。それまでの時間、私はおママの大好きな切抜き作業を提案してみました。

 

まず、おママに見せたのは⬇︎資生堂パーラーの包装紙。そしてネピア(テッシュボックス)の空箱でした。以前もおママはこれらを気に入って、貼り絵の材料に使っていました。今回も見せたら喜んでいました。

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 最初にやったのは空箱の解体作業。⬇︎

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 ⬇︎以外とやりだせば、拘って細かく切抜くおママ。

ぶつぶつ言いながら構成し、思うようなパーツを切り出しているところです。

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 ⬇︎糊付けする間に変化してしまうのは毎度お馴染みの事です。その原因は糊を付けているために持ち上げると、そのパーツをどこに貼るか忘れてしまうからです。

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おママ、痛みは残ってしまうのか⁉️

おママったら…。昼前はあんなにぐったりしていたのに…。

元気にジジと私と3人で、かかりつけ医の元へ出掛けました。

 

年末年始の帯状疱疹騒動を報告し、その跡を見て頂きました。

そして、昼前の体調不良をお話ししました。

血圧は104と70。おママにしては低めですね。

 

「ここまで帯状疱疹が広がってしまうと、もしかしたら痛みはずっと残るかもしれません。」

ロキソニンを飲んでからは痛みを訴えませんから、効いていると思います。でも、鎮痛剤をずっと飲み続けるわけにはいかないでしょうし…。」

帯状疱疹の神経痛のお薬があるのでそれを2週間飲んで様子をみてみましょう。」

処方されたのはタリージェ錠5mgです。

昨年発売されたばかりの新しいお薬です。市販胃腸薬との飲み合わせと、アルコールを含む食品は避けるようにとの事でした。

 

神経痛のお薬が順調に効いてくれると良いのですが…。

11日土曜日は、おママは1人で認知症専門のデイサービスに行く日です。

朝、機嫌よく出掛けられれば良いけど、少し心配です。

痛みを訴えた場合の為に、ロキソニンを内服薬の袋に入れて持たす旨、デイサービスのファイルにお手紙を付けておきました。

 

神経痛がしばらく残ってしまうとなると、おママにとって熱中出来る貼り絵が気散じになるのかも知れません。

今回のように、その前段階のパーツの切抜きなどは積極的に一緒にやった方が良いように思いました。

 

本日アップの貼り絵は、こんな体調に大きな波のあった日に制作されました。

私にとっては神経をだいぶ消耗させた日の感慨深い作品であります。(^◇^;)

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

新春の鶯?

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(2019年10月7日 アルツハイマー認知症の診断から約12年7ヶ月)

 

そのさえずりは⁉️

1月6日月曜日

私は正月明けて、実家へ行きました。

 

昼下がりのダイニングテーブルで、ジジとおママ、そしてオネコと私がまったりとしている。そんなゆるい時間も大事にしたいものです。

 

オネコと私が今後のことなどを話している側で、

ジジは頭が寒いのか毛糸の帽子をかぶって居眠りをしていました。

そして少しだけ、こっくりこっくり舟を漕いでいました。

 

するとね…、どこからともなく鳥の囀りが聴こえたのです。

 

ぴーぴよぴよ🎵

ぴーぴーぴー🎵

 

「あれ⁉️」

ウグイスでしょうか?

ちょっと早くないですか?

 

鳴き声のする方を探すと、それはおママでした。

「口笛してる。」

それもね…。

居眠りしているジジに向かって口笛を吹いているのです。

 

ぴーぴよぴよ🎵

ぴーぴーぴー🎵

ぴよぴよぴー🎵

 

おママさんよ。

ジジは耳が遠いんだから、そんな可愛げな囀りでは目を覚ましませんよ。

案の定、おママがウグイスみたいに鳴いても、ジジは眠ったままでした。

それを見ておママはクスッと微笑んでいましたとさ…。

 

新春らしい長閑なおママの様子が印象的だったわ。

 

でもね…、1月8日水曜日に実家に行ってみると、

おママはしきりと帯状疱疹の湿疹が出ていた所を気にして、

「どうして痛いのかしら…」

と繰り返していました。やはり後遺症の神経痛でしょうか…。

 

まだまだ春は遠いはず。

実家のウグイスさんは「イタイ、イタイと鳴くのかもしれませんね。

また口笛を吹いて、囀って下さいね。(^O^)

 

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図鑑で見たのですが、鶯はいわゆる鶯餡の色とは違うのですね。渋めの緑茶色。

 

本日アップの貼り絵

 「お題方式」の貼り絵です。

こんな感じで作業机に置いておきました。このお題を取り入れながら、おママは数枚の貼り絵を作ったのですが、今回アップしたのはその1枚です。

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 ⬇︎やってます。計画段階では完全なシンメトリーだったのですが、糊付の段階でうっかり一部崩れてしまいました。

それもご愛敬というところで…。(^O^)

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「お題方式の貼り絵」とは

昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それが出来ない時の方が多いのです。

それで、あらかじめ私が作業机に何種類かの紙や切れ端を出して置き、まるでおママが貼り絵をやり掛けていたと思えるようにお膳立てをする事が増えました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

1枚目、2枚目…連作の面白さ

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⬆︎2枚目

(2019年11月8日 アルツハイマー認知症の診断から約12年9ヶ月)

 

御報告

年末に発覚したおママの帯状疱疹の事です。

1月4日土曜日に、おママはオネコと一緒に大学病院の行き、皮膚科で2度目の診察を受けました。

今年に入ってからは、赤く水泡を伴う湿疹は鎮静化していました。まだまだ瘡蓋になりつつある段階ですが、部分的にはその瘡蓋さえ落ちかけていますから、抗ウイルス薬も効いていたようです。

1日の中で軽く痛みを訴えるのは数回で、殆ど苦痛はないようです。

 

その状況をオネコから聞いた医師はおママの患部を診て、治りの早さに驚いていたそうです。

結局、今回で治療は終了となりました。

元々、抗ウイルス薬は1週間分くらいしか処方されないお薬です。とても痛くなったら飲む鎮痛剤と湿疹には付ける塗り薬は初診の時に処方されたお薬がまだ残っていますしね。

「治療開始が遅れたのにね〜。さすが丈夫でまだまだ抵抗力があるのでしょうね。」

オネコの言う通り、おママは丈夫ですわ…。

下手したら、オネコや私より丈夫かも知れません。 

 

帯状疱疹が落ち着いてきて、おママも気分が良くなったからでしょうか?

私が実家へ行っていない1月4日と5日に、おママは自発的に4枚の貼り絵を作ったようです。優秀❗️

 

後は後遺症として痛みが残らないといいなぁ。

多分大丈夫なのではないか…⁉️

痛みを感じにくくなっているようだから…。(^O^)

 

 

 

harienikki.hatenablog.com

 

 本日アップの貼り絵

 本日アップの貼り絵は「お題方式の貼り絵」でした。

「お題方式の貼り絵」とは

昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それが出来ない時の方が多いのです。

それで、あらかじめ私が作業机に何種類かの紙や切れ端を出して置き、まるでおママが貼り絵をやり掛けていたと思えるようにお膳立てをする事が増えました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 

⬇︎今回(2019年11月8日)の「お題」はこちら。

工芸品を集めた広告冊子の1ページです。

綺麗な江戸切子の写真なら、おママも興味を持つのではないかと勧めてみました。

すると、すぐにおママは切り始めました。

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 「きれいね。」

とか言いつつ切り抜くおママ。

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切り抜く形は単純だったようで、おママはすぐに構成を練り始めました。 

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 ⬇︎この日、おママは相次いで2枚の貼り絵を仕上げました。その1枚目がこちらです。

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1枚目⬆︎

(2019年11月8日 アルツハイマー認知症の診断から約12年7ヶ月)


「お題方式の貼り絵」で、特に私と一緒に何かを切り抜いて遊びながらパーツの原型を拵えた場合、おママはその切抜きをそのまま葉書に貼り付けることが多いです。

 

そして、2枚目、3枚目はもっと自由気ままに他の要素を取り入れるようです。

この本日アップした江戸切子の連作はその最たるものでしょう。

 

トップで御紹介した2枚目の貼り絵は 他の紙と組み合わせて、なんだか楽しげですもの。

画面左側の三角と菱形は何から切り抜いたかは不明です。自分で合う紙を見つけられたようです。その上、北海道の有名なお菓子屋さんのロゴまで入っていますね。(^O^)

 

「お題方式の貼り絵」でも、お題を出した私で驚きがあるので、

おママにはもう少し長く頑張って欲しいかな…。(๑˃̵ᴗ˂̵)

www.ryugetsu.co.jp

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

寝正月あれこれ

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(2019年11月24日  アルツハイマー認知症の診断から約12年10ヶ月)

 

不調なりにも吉あり。

この年末年始、私はどうもパッとしませんでした。

 

年末は慢性的に頭痛、腰から左脚にかけて神経痛があり、掃除もキツい有様でした。

おママの帯状疱疹の事もあったし、どうも物事が上手く回らない感じだったのです。

とは言え、何もしない訳にはいきません。

 

ちょっと台所周りの汚れや高い所の埃だけは取って、家全体に掃除機をかけました。

毎年、御節はほとんど買うのですが、私は黒豆とキントンと田作りだけは作ります。

 

前回の年末(一昨年)私は黒豆を焦がし炭にして大変な目に合いました。

でも、ご安心くださいませ。

今回は殆ど動かず、台所で座り込んでいたので、無事に炊き上げることが出来ました。(^O^)

そして黒豆は柔らかくぷっくりと出来たので、ほんの少しですが、クレバア(チャーコの義母)にも食べて貰えました。昨年のリベンジ成功です。今現在、クレバアの胃癌は小康状態ですから、来年のお正月も一緒に迎えたいものですね。

 

⬇︎黒豆とお賽銭の惨禍の記事。

harienikki.hatenablog.com

 

今年の初詣も、昨年と同じ我が家が氏子となっている神社に行きました。

昨年、私のお賽銭は賽銭箱の端に当たって、神様にも拒否られました。

でも、ご安心くださいませ。

今回はすんなりお参りできました。v(^O^)v

 

今年はもしかしたら…、昨年よりは良い事があるかも…?*1

 

新年は元旦に実家とオネコの家にお年始に行きましたが、どうも喉の奥の方がイガイガしていました。案の定、1月2日3日は半日寝込むという情けなさ…。

「よる年並み」とは、よく言うものですわ。(^◇^;)

でも、寝正月を決め込んだおかげで、なんだか疲れが取れてきたように思います。

 

禍福(吉凶)は糾える縄の如し。

 

そんな気分の年末年始でございました。

 

長寿でめでたい。

正月にジジは92歳になりました。

足腰は弱くなりましたが、頭はしっかりしています。

昭和のほとんどと平成の時代を生き抜いて、今は令和。

大したものだと思います。

ジジ、お誕生日おめでとうございます。

 

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チャーコの手作り御節と新しい漆器

なんせ、3品しか作らないので、自慢にはなりませんが…。

無事に拵えた黒豆は⬇︎こんな感じ。キントンと田作りも綺麗に美味しくできました。

それで、年末に瓢箪型の漆器を新調したので、ちょっと載せてみたくなりました。

 

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この瓢箪皿を制作した廣田洋子さんは 福岡県豊前市の漆芸作家です。

1月8日から21日まで西武池袋本店6階西部アート・フォーラムで開催される

「第37回日本伝統漆芸展」に作品(茶箱)1点を出品されます。

 ⬇︎こちらが池袋西武本店サイト内「第37回日本伝統漆芸展」のご案内です。

www.sogo-seibu.jp

 
本日アップの貼り絵について

おママの大好きな手毬柄の千代紙と紅茶のティーバックの袋が使われています。

残念ながら、ピンク地に赤い紅葉柄の紙は元がなんだったのか不明です。

 

手毬がV字を描きながら弾んでいるようにも見えます。

(今年の運勢がV字回復すると良いなぁ)

なんて思いながら選んでみました。

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 千代紙は日本橋小津和紙で購入しました。

⬇︎毎度お馴染みの紅茶のティーパック。これもV字になって使われています。

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www.ozuwashi.net


おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

*1:o(^∇^)o