アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

ジジが要介護3になって

(2008年4月ごろ アルツハイマー認知症の診断から約1年2ヶ月ごろ)

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*実家でミーティング

1月に新しい介護保険証が届き、ジジは要介護3になりました。

それで1月の下旬、要介護の区分変更に、伴いジジの介護に関わっている事業者が集まって今後の介護プランについてミーティングをしました。声掛けはケアマネージャーさんが行い,場所は実家でした。

ジジには昼食時、昼食後に数回、その件を伝えました。

「要介護3になったから、デイサービスからもスタッフさんが来て、現状や今後のお父さんへのサポートについて話し合うんだよ。」

するとジジは毎回、感心したように「よろしく頼むよ」と言っていました。

 

今回見えたのは、デイサービスのスタッフ1名と介護用具をレンタルしている会社の担当者でした。実はケアマネージャーさんはショートステイにも声を掛けていたのですが、調整ができなかったそうです。ショートステイでのジジの様子も聞きたかったのですが残念でした。(^◇^;)

以下、忘備録も兼ねて書いておこうと思います。

 

ケアマネージャーさんから

今回の区分変更で介護保険の区分支給限度基準額(単位/月)が19705単位(要介護2)から27048単位(要介護3)に増えました。

この介護保険における「単位」とは1単位が10円に換算されます。

まずケアマネージャーさんから説明がありました。

ショートステイを増やしたり、必要に応じてヘルパーさんを頼んだり、田中さん(ジジ)は夜間はお一人のことが多いので、レンタルで24時間見守りカメラを利用することも可能だと思います。何か田中さんご自身や御家族の希望はありますか?」

なるほど…。利用できる限度額は270480円(/月)ですから、確かにかなり増やせそうです。しかし、ジジはその利用額の内の2割を自己負担しているのですから、もし限度額目一杯利用したら最低でも自己負担は54096円(/月)になります。

(闇雲に増やすわけにはいかないなぁ)

 

ふと、ジジに意見を求めようとしたら、しっかり爆睡していました。

おいおい,ジジの事なんですけど。(^◇^;)

 

それで、私から答えておきました。

「ヘルパーさんは昨年もお願いしようかと思っていたのですが、今のところ父は他人が家に入るのをあまり好まないのと、なんとなく過ごせているので、上手く活用できそうにないです。ただ、室内の歩行がもっと困難になり、自力でトイレやポータブルトイレで排泄できなくなった場合はお願いしたいです。ショートステイは今後とも利用していきたいので、限度額が上がって良かったです。」

その他、ケアマネージャーさんから、要介護3〜5の人が対象で自治体が助成しているサービスについて案内がありました。どれも事前に役所に申請が必要です。

①紙おむつ支給事業

 対象者:在宅、65歳以上の寝たきり状態,又は常時紙おむつを使用。

 利用者負担500円(/月)、40点分の紙おむつ等

              (リハパンツ20枚入り2パック相当)

②訪問理美容サービス

 対象者:在宅、65歳以上の寝たきり状態などで理美容店に行かれない人。

 利用者負担 1回1000円、年6回まで

③リフト付きタクシー利用資格申請

 対象者:常時車椅子を使用している人又はストレッチャーを使用して移動する人。

 利用者負担 全額自費

④寝具乾燥サービス

 対象者:在宅、65歳以上、身体的条件、住環境などで布団乾燥が困難な場合のみ。

①の紙おむつ支給事業はおママも2019年から3年間、特別養護老人ホームに入所するまで利用していました。ジジも早めに申請する予定です。

②と③と④については今は申請を見合わせようと思います。なぜならジジはほとんど髪の毛がありませんし、まだ普通にタクシーに乗れるから。そして一応、娘のオネコか私が布団の管理ができるので。

そしてケアマネージャーさんから、

「要介護3になったので、特別養護老人ホームを申し込めますが、どうされますか?」

と聞かれたので、

「本人は在宅志向が強いので現状では申し込みません」

と伝えておきました。

 

デイサービスのスタッフから

昨年末から、ジジがデイサービスから帰宅後に「カギがない❗️」と騒いだ問題について、私から一言「お騒がせして申し訳ありません」と謝っておきました。(^◇^;)

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相変わらずジジはソファで爆睡中なので、私から率直に訊ねてみました。

「やはり父も認知機能や記憶が衰えてきていると思うので、デイサービスでの様子はいかがでしょうか?」

すると意外な返答が返って来ました。

「こちらから話しかけた時の受け答えはしっかりしていますし、今も麻雀をなさっているので、さほど認知機能が衰えたとは思っていません。」

ジジはデイサービスでは家よりしっかりしているのでしょう。(^◇^;)

「ただ、膝折れなど転倒は増えました。おトイレに行く時は必ず付き添うようにしているのですが、スタッフに気を遣ってなのか、お一人で行こうとされ、そんな時に転倒が起きています。」

ジジ、外では気を遣っているのか…。(^◇^;)

そしてソファで居眠りをしているジジを見ながら、

「やはり、以前より疲れやすいようです。お風呂の後などはぐったりしてソファでこのように休んでいらっしゃいます。」

ジジは96歳。今後もなるべく長くデイサービスに通えるように、体操やリハビリなども勧めていきたいとの事でした。

因みに、要介護2から3になると、デイサービスの自己負担分が1回あたり約250円ほど増えます。

 

介護用具の担当者から

現在,すでに介護ベッド,車椅子、歩行器、手すりをレンタルして活用しているし、昨年購入したポータブルトイレも使えているので、当面は増やす必要はなさそうです。

見守りカメラはレンタル出来るのですが、やはりWi-Fi環境が必要との事。

実家でもネットは使えます。しかし、過去に無線LANルーターを設置したのですが、何故か不思議とWi-Fiが飛びにくいのです。そのため、パソコンは有線のケーブルで繋ぎ、スマホはキャリアでのみで使用しています。私が実家でiPadを使う時も、スマホモバイルルーターとするテザリングをしている状態。おかげで私のスマホはギガ無制限のお高いプランで契約しております。(TT)

「いずれ購入かレンタルしたいけど、ムリかも…。」

 

以上、ミーティングは40分ほどで終了しました。

皆さんがお帰りになる頃に、ようやく目を覚ましたジジ。

それなりに見知った顔が並んでいたので、笑顔で上機嫌に挨拶をしていました。

今更ですわよ。

そして、私と2人になり、おやつを食べながら一言。

「今日はなんの集まりだったの?」

おいおい、ジジよ。昼食中も昼食後も、ケアマネージャーさんが来た時も説明したけど、

覚えてないか。そりゃぁ、仕方ないね。(^◇^;)

 

本日アップの貼り絵

2008年4月ごろの作品です。

おママが認知症の診断を受けて1年ほどの頃、おママは1人でコツコツと作業机に向かって貼り絵制作に励んでおりました。

おママが特別養護老人ホームに入所した時に持たせたファイルに収納していた作品です。

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おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

 

 

 

 

ジジの介護保険の更新(認定調査編❗️)

(2007年1月ごろ アルツハイマー認知症の診断を受けた頃)

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事前の心構え

ジジの介護保険が2024年1月で期限を迎えました。

それに先立って、昨年12月初旬からケアマネジャーさんに書類を揃えて頂きました。

ええ、(^◇^;)前回の記事のような不安要素もありましたが、順調に12月中旬には認定区分調査を受けることになりました。

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ジジは過去に何回も受けているので、当日もたいして緊張もしていないようでした。

でも,一応釘は刺しておかないとね。

「お父さん、良い格好して『なんでも出来ます、1人で出来ます』

みたいなことを言ったらダメよ。」

ジジとしたら、改めて言われる事でもなかったようです。ちょっと仏頂面をしました。

「分かってるよ。言いません。」

本当に、大丈夫かな…。

定刻前にケアマネジャーさんが見えて、調査員さんは時間ぴったりにいらっしゃいました。

今まで担当してくださった調査員は男女とも50代から60代初めくらいの比較的年齢が高めの方でした。しかし、玄関で迎えた時に思わず

(わ、若い❗️)

と私は声をあげそうになりました。今回はどう見ても30代後半くらいの女性でした。

実はこの時、私はちょっと不安になりました。恐らくまだ親の介護をする年齢でもないでしょう。ジェネレーションギャップという言葉が頭をよぎりました。ジジ本人との対面調に後で家族との面談もありますが、私は現状をちゃんと伝えられるかなと思ったのです。

(なんとか,現在の要介護2は死守したいのだが…。)

心配もありつつ認定調査は始まりました。

 

質疑応答

調査員の質問は黄色の文字でジジの回答は青色です。黒い文字は私のツッコミです。

まずは区分調査のお決まりの質問です。

「お名前は?」「生年月日は?」

ジジはスラスラと答えました。

「年齢は?お幾つですか?」

「96かな…?」

ジジは私の方を見て助太刀を認めますが、私はスルーしました。実際はこの時は95歳でした。

住所を聞かれてジジは淀みなく答えました。まだまだ認知症はごく初期のようですね。

 

「今日は何月何日でしょうか?」

「えーと、12月……多分、14日か15日で、木曜か金曜日です。」

これはほぼ正解でした。12月15日金曜日。

 

「デイサービスは週に何回行ってますか?」

「火曜から土曜日まで行っています。」

おいおい…、金曜日は行ってないよね。だから今日,認定調査を受けてるのよ。

 

「昼ごはんは食べましたか?」

「食べました。」

「何を食べましたか?」

「忘れました。」

ま、仕方ないですね。


それから調査員はジジの身体の動きを調査しました。

*ソファ(椅子)の背もたれが無くても座っていられるか?

  <背もたれがないと後ろに倒れてしまう。>

*ソファから椅子に座り直せるか?

  <歩行器や手近な机などに掴まってやっとこさ出来た。>

*椅子に座ったままで足の上げ下ろしが出来るか?

  <出来ない>

*歩けるか?

  <歩行器を使わなければ、ほぼ歩けない。>

今までの調査員の誰よりも丁寧に時間をかけて見てくれました。その様子にとても好感が持てて、真面目で親切な方だと思いました。

 

「お家にいらっしゃる時は、普段何をなさっていますか?」

「とにかくいつも眠いです。」

微妙にジジの回答がズレていますね。

「夜は眠れますか?」

「何度も目覚めます。」

「目覚めた後はまた眠れますか?」

「眠れます。」

 

「誰と住んでいますか?」

「一人暮らしです。」

「お子さんはいらっしゃいますか?」

「2人います。」

「そのお子さんはどちらに住んでいますか?」

「1人は近所,もう1人は神田に住んでます。」

惜しい❗️私は千代田区神田ではなく隣の台東区なんですよ。

(↓)こんな一コマもありました。ジジとしては間違ってはいないけど、よく質問を聞いて欲しいです。

「お金の管理はできますか?」

「娘たちに任せてます。」

「お食事の時はむせますか?」

「あるような,ないような、わかりません。」

ほぼ,食事の時はいつも咽せてるでしょう❗️

 

「今は季節はいつでしょうか?」

「12月です。」

「12月はどの季節でしょうか?」

ジジは笑顔で自信満々に答えました。

「もうすぐお正月が来るね❗️」

「あの、季節は…?」

「うん,お正月だね❗️」

ジジ❗️人の話をよく聴け❗️(°_°)

まぁ、片耳失聴していて、もう片方も遠いから仕方ないか。

調査員さんは困惑して、ケアマネさんと私の顔を交互に見つめながら、

「これは…,どう判断したら良いのでしょうか…。」

あらあら、調査員さんに判断を聞かれたの初めてでしたわ。ケアマネさんも笑ってスルーしていました。

(判断するのはあなたの仕事でしょ。)

そう言いたかったけど、きっとまだ場数を踏んでいないのでしょう。でも、とても真面目な感じだったので、私もにっこり笑顔で聞き流しました。(๑˃̵ᴗ˂̵)

その後、オネコが作成したジジの暮らしと現状を細かく書いた文書を見ながら、調査員,ケアマネージャー,私の3人で話をしました。

内容はジジが認知症の可能性についても含まれました。時間は10分くらいでしょう。

そして、調査は終了しました。

 

結果オーライ

調査員が帰った後、ケアマネジャーさんと1月の介護プランの打ち合わせと確認をしました。その時に、ケアマネジャーさんが言うのです。

「1月中旬には結果が出ますから,区分が変わると点数や料金も変わるので、2月分のプランは1月下旬に作ってまた訪問させて頂きます。」

え,区分が変わる可能性があるのだろうか?

「区分が変わるって…,要介護2から1に落ちたりしませんよね。」

「あ、まだわかりませんが、今日の調査員さんはとても丁寧に身体の運動機能を見ていましたから、落ちることはないと思いますよ。」

要介護2なら御の字ですわ。

 

それで、結果ですが…、

ジジは要介護3になりました。

確かに、家の中でも歩行は困難ですし、つい先日もベッドの前で尻餅をついたら立てなくなって私に発見されるまで20分ほどカーペットの上で転がっていました。

まぁ、要介護3が妥当かも。

 

期間は令和9年1月31日までですから、3年間です。

それはジジが99歳の年。

でも、もしかしたら、それまでに又、区分変更を申請することになるかもしれませんね。

そうならないことを祈っております。

 

今日アップの貼り絵

2007年1月ごろの作品です。

この頃、おママは大学病院で認知症の検査を受けておりました。MRIや血流検査などと診察の日は別だったので、1ヶ月のうちに2度も通院してくたびれたと思います。

精神的にも不安があったでしょう。

それでも貼り絵制作はコンスタントに続いていました。

(↓)おママが特別養護老人ホームに入所した時に持たせたファイルに収納されていた貼り絵です。

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おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

 

 

ジジの介護保険の更新(主治医の意見書どうする問題)

(2009年11月8日 アルツハイマー認知症の診断から約2年9ヶ月)

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もうすぐ更新時期

2023年昨年の11月にケアマネジャーさんから言われました。

「来年(2024年)1月に田中さん(ジジ)の介護保険が期限を迎えるので、更新に向けて段取りをしていきたいです。12月中旬頃に区分認定調査をセッテイングしようと思います。まずは書類を揃えていくのですが、今回も「意見書」は整形外科の先生にお願いしてもいいでしょうか?」

 

「意見書」と聞いて、私は思わず「ああ、どうしよう」と呟いてしまいました。

親の介護保険を申請する時、この「主治医の意見書」をどうされていますか?

持病があって、かかりつけ医がある場合は、その先生にお願いすればいいと思います。

ジジの場合、そこが悩みどころでした。

 

おママの場合

おママは2007年に大学病院で認知症と診断されました。

その後、毎月交通機関を使って大学病院に行くのが大変になりました、その為、大学病院から近所の内科クリニックの医師にアリセプトやメマリーなどの処方依頼をしてもらいました。

そんな経緯があったので、おママの場合はその内科に先生にお願いしていました。とはいえ、本当に内科だけ先生なので、おママも特別養護老人ホームに入所する前の最後の申請の時は、認知症専門外来に先生に「意見書」をお願いしました。

 

ジジの場合

その内科クリニックに、おママと一緒に毎月通院して血圧の薬を処方してもらっていました。それはジジが一人になった今でも続いているので、その先生は「かかりつけ医」だと思います。しかし、血圧が高めというだけで、他に持病もありません。

ジジは内科的には問題はないけど、足腰はかなり衰えています。徒歩8分くらいの所に整形外科のクリニックがあり、ジジはどこかに痛みがあるとそちらに通院していました。

2014年には2度目の脊椎圧迫骨折、2019年には脊柱管狭窄症と診断されているので、これまで介護保険申請の時はその整形外科医に「意見書」をお願いしてきました。

でも、ジジは痛みがやわらぐと直ぐに通院をやめてしまう患者なのです。医師は定期的に通って機械を使っての治療を勧めましたが、ジジは意に返しません。

「もう高齢だし、通うのも大変だし、通院したって完全に治るわけじゃないからね。」

こんな調子なので自分で気になった事がある場合に限り,年に1回か2回通院するだけでした。

 

今回,ケアマネさんに「前回同様に整形外科の先生にお願いして良いでしょうか」と聞かれて、私は考え込んでしまいました。

「前回の認定区分見直しの時は、ちょうど足の甲が痛んで通院した直後でした。だから、先生も書きやすかったと思いますが、それ以降1回も行っていません。今までは書いてくれましたが、今回はどうだろう…。」

するとケアマネさんは、

「では内科のクリニックにお願いしますか?」

と至極もっともな反応をしました。

しかし、私は内科の先生に蟠りがあるのです。長年ジジは不必要な血圧の薬を処方され,その副作用で足の浮腫が酷かったのではなかったか?

それはケアマネさんにも話していて、いずれは訪問医療の医師に掛かりつけ医を変えたいと意向を伝えてあります。

「父は内科では全く病気がないでしょう。今回内科の先生に変えた事で、かえって現在の要介護2から1に戻っちゃったりするかも…。それは困るなぁ。」

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「まぁ、それはないとは思いますが…。」

ケアマネさんはそう言ってくれるけど、私としては,やはり整形外科の先生に書いて頂きたい。そこでジジに聞いてみました。

「お父さん、今痛いところないの?」

するとジジは

「ここ数日、踵が痛い。」

「じゃぁ、まだ午後の診療中だから、今から行こうか。」

この日はお天気だったから、整形外科に行ってそれとなくお願いすることにしました。

 

「主治医意見書作成」のための質問表

それで直ぐに私はジジと整形外科に行ってきました。11ヶ月ぶりの事でした。

(あれ?先生ってお幾つなんだろう。こんなにお爺さんだったっけ?)

以前よりかなり御高齢に見受けられました。

 

診察の結果、軽い足腱筋膜炎でした。

若い人でも踵に痛みを感じる人は多いようです。しかし、ジジは特に痩せていて、踵は骨と皮だけの状態です。痛くなっても仕方のないとのこと。とりあえず、ロキソプロフェンNeテープ50mg28枚を処方されました。

www.healthcare.omron.co.jp

それで、介護保険の更新があるので「意見書」をお願いしてみました。

先生はパソコンの電子カルテを見ながら、仰いました。

「うーーん、こちらとしては『脊柱管狭窄症の悪化』って本当のことしか書けないよ。例えば内科の方で『脳梗塞になった』とか、『認知症になった』とかいう話があると、介護度は上がることが多いんだよね。」

前回も同じ事を言われましたが、その本当のことを書いていただければ良いのです。

ところが…。

「でも、2019年には「意見書」を書いたけど、それ以降は書いていないよ。前回は他の先生に書いてもらったんじゃないか?その医師に頼んだら?」

先生はパソコンのモニター画面を凝視していました。

「いえいえ、父の介護保険については毎回先生にお願いしています。コロナ禍の特例措置で2019年以降は延長で対応していて、今年(2023年)1月に区分変更をする時も先生に書いて頂きました。」

「でも、パソコンにそんな記録はないよ。」

「そんなぁ。」(°_°)

先生がゴソゴソと紙のカルテを確認すると、その時の意見書の控えや要介護2になったと言う結果通知がホッチキス留めをしてあるではないか。

「あ、本当だ❗️パソコンの方に入力し忘れてたのかなぁ。」

うーん。(^◇^;)

この件を再度ケアマネジャーさんに相談したところ、

「主治医意見書作成」のための質問表という書類を渡されました。

念の為、ジジの日常の様子や現状を記入して、クリニックに提出する事を勧められました。

(↓)これは台東区の例です。各自治体ごとに書式は違うようですが大体内容は同じのようです。HPからもダウンロードできます。

www.city.taito.lg.jp

ええ、オネコと私でびっちりとジジの現状を念入りに記入して、

クリニックに提出しましたわ❗️v(^O^)v

因みに、ジジの踵の痛みですが…。

ロキソニンテープがなくなる前に痛みは薄れていったようで、その後また通院もせずに足が遠のいております。(^◇^;)

 

(↓)ジジ,要介護2になった時。

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本日アップの貼り絵

今から15年前、2009年11月8日に制作された作品です。

おママらしいシンメトリーがピッタリと決まった構成でシンプルだけど綺麗な貼り絵だと思います。(^。^)

おママが特別養護老人ホームに入所した時に持たせたファイルの中に収納していた1枚です。

 

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 おママの貼り絵を見て下さりありがとうございます。

 

大雪の翌日に思う

(2008年4月14日 アルツハイマー認知症の診断から約1年2ヶ月)

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お寒うございます。

昨日は東京でも雪が降りました。

寒いですね。暦の上では立春を過ぎましたが、今年はこれまで暖冬でしたから、ようやく冬本番という感じがします。

東京23区でも大雪警報が出ましたし、皆様雪の影響はありませんでしたか?

予報通り

2024年2月5日月曜日

月曜日は実家の当番です。今週は一泊して火曜日の朝にジジをデイサービスに送り出してからフリーとなります。今日は実家の帰りに昼から渋谷で娘のアズキと会う予定になっていました。

しかし、天気予報では、

「昼過ぎに雨が降り始め、その後気温が下がって、5日から6日にかけて関東平野部でも積雪の恐れがあります」 

とのこと。

そう言われても、すっかり暖冬に慣れてしまったので、私は話半分くらいに聞いていました。

でも、もし予報が当たったら、実家の北側の道路は日差しが当たらないから雪かきをしない限りはなかなか溶けません。

気は進まないけど、念の為、長靴履いて、長い傘を持って玄関を出た私。その1時間後には自分で自分を褒めました。

 

昼頃、実家最寄りの駅の改札を出ると、雨が降り出していて、空気はしんしんと冷えていました。買い物をしながら歩いているうちに、雨は霙になりました。

実家に着いてジジの様子を見たら、エアコン温度29度の暑い部屋の中で、ダウンを2枚も羽織り、完全に雪だるま状態になっていましたわ。(^◇^;)

 

昼に降り出した雨は、14時頃には雪となり、16時ごろには屋根に積もり始めました。

その頃オネコさんが実家に来ていて、

「明日のデイサービスのお迎えは来るのかな?」

「今まで、天候が理由で休業って、ほとんどなかったよね、でも、雪かきをしておかないと、車は停められないね」

と話していました。

ええ、それは私に仕事ですね…。やはりゴム長靴を履いてきてよかったです。

ジジったら、

「雪だったら,明日のデイサービスは休もうかな」

と安易に口にしますが、分かっているのでしょうか?

そんなことになったら,私は火曜の予定がパーになってしまいますよ。夕ご飯は生協の宅食ですが、ジジのお昼ごはんを作らなきゃなりません。

しかし、予報では夜が降雪のピークとされているのに。日没前から既に道路にも雪が積もり始めていました。

「不要不急の外出は控えて」とニュースでも言っています。

23区でも大雪警報が出て、交通機関にも影響が及び始めました。

明日の朝、デイサービスだってスタッフが出勤できなければ送迎の車だって無理でしょう。

それで、私は仕方なく翌日のアズキとの予定はキャンセルしました。

案の定、デイサービスからオネコさんのところに、

「休業になるかどうかは、明日朝7時半から8時半くらいに電話連絡します」

と電話がありました。

(明日デイサービスが休みになったら、ジジのお昼ご飯を作って帰ろう、それがあってもなくても、宅食の配送車やごみ収集もあるから、支障がない程度に雪かきをするか…。)

私も腹を括りました。

 

夜になっても雪は降り続き、21時頃には風雪強く雷鳴が轟いておりました。

20時過ぎから東京、神奈川、千葉県で1万4000個以上が停電なっていたようで、実家のある地域だっていつ真っ暗になるか知れません。

階下では既にジジは眠っていますが、暖房が切れたら1階は寒いので凍えかねません。

私はそうならないように祈りながら就寝しました。

 

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一夜明けて

幸というべきか、夜中はさほど雪は降らなかったようです。道路にはそれなりに雪が積もっていましたが、車の轍で崩れかけていました。

(これならデイサービスの車は来るかも知れない。)

8時半を過ぎて、オネコさんからもLINEが来ました。

「電話こない。道路の雪は溶けてるみたいだから、デイサービスあるんじゃないか。」

私はジジに一声かけてから、駐車しやすいように玄関前の雪かきを始めました。

そしてしばらくしたら、バタバタガタガタとチェーンの音を立てながら、お迎えの車がやってきました。

ありがたいです。火曜日はジジの入浴サービスの日です。昨日は「雪なら休む」なんて言っていましたが,ジジは嬉々として車に乗り込みました。

「本当にありがとうございます。」

私がいつもより深々と頭を下げると、スタッフさんは笑顔で運転席につきました。

「チェーン付きなのでゆっくりですが安全運転で行ってまいります。」

大雪の翌日、朝から大変だったと思います。

それでもデイサービスを開けて高齢者を受け入れてくれました。高齢家族の介護者としては感謝しかないです。

ジジを見送った後、実家の周囲を雪かきしながら思いました。

まだ停電している地域もあるようですが、復旧にために雪の夜も働いていた人が居たでしょう。

東京の公共交通機関は乱れはあってもそれなりに動いている。それは運休にならないように保守点検をしていた人が居たはずです。

都市はその機能を維持するために、あちこちの見えない所で多くの人に守られているのだと思います。

感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

 

30分ほど雪かきをして、コーヒーブレイクの後、晴れてお役御免となった私は帰途につきました。電車の中で,ふと思いました。

(大雪の影響がこのくらいだったら、アズキとのお出掛けも大丈夫だったのではなかろうか…。)

それでも、結果オーライ。急ぐ予定ではなかったから、まぁいいか。(^。^)

 

本日アップの貼り絵

2008年4月14日に制作されました。約16年も前、おママが認知症と診断されて1年ほど経った頃ですね。「おママの貼り絵」としては初期の作品です。

何かは不明ですが、1枚の広告写真の一部を使っているようです。単純な形だけの幾何学的構成ですが、印刷されている色彩をうまくアクセントにしていると思います。

おママが特別養護老人ホームに入所した時に持たせたファイルの中に収納していた1枚です。

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おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

 

 

 

 

おママの施設での様子(やはり悲しかった)

(2013年5月30日 アルツハイマー認知症の診断から約6年3ヶ月)

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良かれと思って用意したけど…

おママが特別養護老人ホームに入所して丸一年が経ちました。

その間、私達家族は基本的に月一回の面会をしてきました。お陰様で、施設では穏やかに過ごしているようで、本当に良かったと思います。

2023年の間、面会はコロナなどの感染予防対策のため面会室のみでの対応でした。しかし、先月1月16日に初めておママの居室に立ち入る事が許されて、おママの暮らしぶりの一端に触れる事ができました。

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居室は清潔な感じだし、居心地も悪くなさそうです。

備え付けの引き出しにはおママの衣類が綺麗に入っていました。

そして棚の中に私達が用意したファイルが2冊ありました。

それはおママが特別養護老人ホームに入所する時にオネコと私が用意した物です。

1冊はおママが制作した貼り絵を納めたファイル。

そしてもう1冊はおママが好んで貼り絵に使ってきた紙類のファイルです。

確か以前の面会の時にスタッフさんが

「時々ご覧になってます」

と言ってたっけね。

ふと手に取って開いてみると、中は予想外の状態になっていたのです。(°_°)

(↓)作品ファイルについて

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(↓)おママの好んだ紙のファイルについて

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貼り絵の方はハガキサイズの写真を収納するポケットアルバムです。

透明なポケットにおママの貼り絵を72枚入れておきました。

それが1月16日の面会の時には、透明のポケットのほとんどが千切れて、おママの貼り絵はバラバラに挟んである状態でした。

スタッフさんのお話では、おママは見るだけでなく自分の作品をファイルから出してしまい,その時にクリアポケットが切れたとの事。今では殆どのページが収納できません。

貼り絵を出して眺めるだけではなく、時として癇癪を起こして、剥がしたり破ってしまうこともあったようです。その現物がありました。

 

おママの好きだった紙を収納したファイルも、クリアポケットは破れた部分が多く、殆どの紙が既に失くなっていました。破ったりぐしゃぐしゃにしたようです。

そう話すスタッフさんは申し訳なさそうにしていました。これについてオネコも私もは責める気は全くありません。

おママは認知症の専門医に「アルツハイマー病の末期」と診断されているのですから、仕方がないことだとは思います。

しかし、おママの気晴らしや慰めになるのではないか。そう良かれと思ってファイリングした私としては、かなりショックでした。

ある意味,破ったり剥がしたりして気晴らしになったのかも知れません。

悲しいけど、これが現実なのでしょう。

一旦全部引き上げようかとも思ったのですが、おママが見たり触ったりするものがなくなるのも寂しいかも知れません。

おママの貼り絵はまだ実家に4000枚以上あります。オネコと相談して、

「まだ沢山あるし、これはこのまま…」

一応、ファイルをおママの部屋に残して帰りました。

 

おママらしさが失われつつある

おママは自分の作った革工芸や製本の作品をとても大切にしていました。

貼り絵に対してもそうです。

2022年の診断から15年経った段階でも、私が仕上がった貼り絵をおママの目の前からファイルに収納しようとしただけで、

「それをどこにやるの❗️」

と機嫌を損ねたこともありました。

ファイルを見れば何となく自分が関わったものだと自覚している様子もありました。

少なくとも、自ら毀損することはなかった。

やはり、施設に入ったからなのでしょうか。

いえ、もしかしたら、ずっと家にいたとしても、今はもう同じだったかも知れません。

これがおママの現状なんだ。

帰りの道道、私は自分に言い聞かせていました。

「おママは自分で後から見返して,やっぱり気に入らなくなって、貼り直したりすることもあったじゃない。」

そう言うオネコさんに、私は「そうね…」と頷きました。

そうだけど、やっぱり悲しい。

次回、面会に行く時、新しいファイルを持って行こうかな。

そしてもう一度、貼り絵を入れ直そうかな。

また,ファイルのクリアポケットがビリビリに破られちゃうかな。

その繰り返しになるかも知れませんね。

 

本日アップの貼り絵

2013年5月30日に制作されました。

今から11年前の作品です。随分前ですね。当時、おママは認知症と診断されて6年3ヶ月ほど経っていました。

円系のピースは全ておママがパンチやハサミで拵えています。画面の大きさがハガキ大なので、小さな丸を鋭角三角形の上に並べるのは本当に細かい作業だったと思います。

おママは本当に器用な人でした。

これも上記ファイルに収めた貼り絵でした。

 

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

 

 

 

 

 

月末企画❗️今月のイチ押しリターンズ‼️お姫様の紋章(2018年1月版)

(2018年1月26日アルツハイマー認知症に診断から約10年11ヶ月)

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「今月のイチ押し❗️リターンズ❗️」とは

おママが特別養護老人ホームに入所したので、もう、新しい貼り絵作品は生まれません。

一昨年まで、「月末企画❗️今月のイチ押し❗️」は当ブログの月末恒例行事でした。

オネコと私は「イチ押しミーティング」をして、特に印象に残る作品を選んできました。

それはすぐに意見が一致することもありましたが、紛糾する(大袈裟です)こともしばしば…。

しかし、それも出来なくなりました。寂しいものです。

「今月のイチ押し」は今見ても素敵な作品が多いです。当時を思い出して、今、感じることもあります。

そこで考えたのが「リターンズ❗️」。

6年間72枚の中から、私が特に好きな作品を再びご紹介する企画です。

 

実は昨年末の12月はこのリターンズをサボってしまいました。(^◇^;)

単純に私に余力がなかったからです。

本来ならばご紹介するはずだったのは2017年12月の「今月のイチ押し」です。

3層構造の力作でした。

(2017年12月7日 アルツハイマー認知症の診断から約10年10ヶ月)

 

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今見ても綺麗

2018年1月の「今月のイチ押し」でした。

あまりに綺麗で印象深い作品です。

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これはひとえに材料として使わせて頂いたチラシが素敵だったからなのですが、

それを切り抜いてコラージュしたおママの感性もなかなかなものだと思います。

(↓)このチラシです。

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この時期、おママは前年より自発的に貼り絵に向かう事が減っていました。

だから私はかなり不安を感じていたのでしょう。

このままではおママの認知症はどんどん進んでしまいかねないと…。

最近のおママを見ていますと、

2日も切ったり貼ったりしなかったら、ハサミで紙を切るという行為そのものすら出来なくなりそうです。

翌日の26日金曜日、私が実家に行った時も案の定ぼんやりとしていたおママ。

少し考えなきゃ…。

それで,私はこのチラシの花と鳥のイラストならとても素敵だから、おママも切り抜こうと思ってくれるのではないか。

そう思って、おママに「切ってくださいな」とお願いしてみました。ハサミを手にしてさえすれば、長年の習慣ですから、おママは切り抜く事ができるでしょう。

首を傾げながらも、おママはハサミを手にしました。

「私はこの頃はハサミで切り抜いたりしてないから、きっと上手く出来ないわ。」

全く、どの口が言うのかしらね。(笑)

(↓)まずは鳥さんから切り抜いて、次はお花です。

(↓)この日、私はおママの作業机の上に3つのピースをハガキの上に載せてから帰宅しました。おママが貼り絵に使ってくれたら良いなと、淡い期待を抱いておりました。

そして次に実家へ行った時、貼り絵を収納しているファイルのを開いた時は本当に嬉しかったです。

有り合わせの切れ端のような小さなピースと上手に組み合わせて、私の予想を上回るような作品に仕上がっていました。

(おママはまだまだこんな素敵な貼り絵ができるんだ。)

もう暫く続けられるかも知れない。私もサポートを続けよう。そう思いを新たにしました。

当時の不安だった自分に言いたいです。

「大丈夫。

おママはまだこの先5年間も貼り絵を続けられましたよ。」

 

それはさておき、2018年1月の記事で、私はこの作品を「中世ヨーロッパの騎士の紋章みたい」と書いていました。

でも騎士というより女性的な雰囲気だと思います。

きっとこれは、お姫様の紋章でですわ❗️(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

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おママの貼り絵を見て下さりありがとうございます。

2024年1月の面会 初めて居住スペースを訪問❗️

(2024年1月16日 アルツハイマー認知症の診断から16年11ヶ月)

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大幅に緩和

コロナ禍の間、介護施設ではさまざまな対応や対策がなされてきたと思います。

昨年、新型コロナウイルスが感染法上の「5類」になったとしても、これが撲滅されたわけではない。おママの入所した特別養護老人ホームでも、面会については慎重な対応が続いていました。

面会が可能になっても、最初は面会室の内と外で隔てられていました。

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それが6月に卓上アクリル板パーテーション越しの面会となりました。

 

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秋になって、11月にはようやく卓上アクリル板パーテーションもなく握手できるようになりました。

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そして、昨年12月の末に施設からお知らせがありました。

やはり、今年度も施設内では感染が複数回発生していたそうです。

『しかし、職員の週3回の定期検査や、これまでの経験を活かし早期に隔離対応を実施する等により、いずれも職員ご入居者合わせて5名以内での感染に留まり、重症化することもありません。』

それで、今年令和6年1月から、面会は事前予約のみ、マスク,消毒などは引き続き必要ですが、大幅に緩和されることになりました。

*1階面会室以外に居住スペースでの面会、散歩など短時間での外出は可能。

*面会時間は15分から30分に延長。但し飲食は禁止。

*居住スペースでの面会は2名まで。
*面会後に入居者の家族が感染症に罹患したら、速やかに施設に連絡する事。

そこで、年始のゴタゴタが落ち着いて松が明けてから、オネコさんが施設に予約を取って、娘二人で面会に行ってきました。

勿論、おママの居住スペースでの面会でした。

 

おママのスペース

おママは4人部屋で生活しています。とは言え,日中は食事をしたりレクリエーションや体操をする共有スペースで過ごすので、居住スペースは殆ど就寝するための空間です。

イメージとしては入院病棟の多床室に近いです。それより個々の空間を広めにし、戸棚と一体化した壁とカーテンで仕切られていました。

おママの居住スペースは出入口から一番近いところで、扉は閉まっていて見られませんでしたが、目の前はおトイレのようです。

(夜中に起き上がって徘徊をしても、さほど他の入居者の迷惑になならないかも知れない。入り口の一番近くなら、何か異変があっても気付いてもらいやすいだろう。)

そんな事を思いました。

スタッフさんにサイドテーブルを持ってきてもらい、先月と同じようにおママとシール遊びをしました。(^。^)

 

b*本日アップの貼り絵

2024年1月16日、面会時の作品です。

(↓)先月のように調子よくシールが貼れるでしょうか。(^。^)

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(↓)この日,私が用意したのはこちらでした。前回より大きめのシールを追加しました。

おママが好んだ友禅紙「波紋」の切れ端を最初に貼ってもらい、その周辺にシールを貼るのはどうかしら。(๑˃̵ᴗ˂̵)

(↓)私が糊を付けておママに手渡しました。ちょっと苦戦しています。

(↓)シールを見せても、今回はなかなか「剥がして貼る」事が理解できないようです。

おママは入所前から既に緑内障で両目とも視野はとても小さくなっていました。

それで、今回は私が剥がしておママの指に載せてあげたのですが、おママはその指先が視野に入りにくいようでした。

(先月より視野が狭くなっているのか?)

そんな印象を受けました。

(↓)シールであると認識できずに、折りたたんでみた。(^◇^;)

<お

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<ママの貼り絵制作動画①>

2024年1月16日(1分22秒)

おママがハガキの表面を手で一生懸命に触って確認しています。シールを何処に貼るか悩んでいるようです。

「ここないでしょ。」

どうやら白いテーブルと白いハガキなので、その境界線がハッキリしないようです。

そう言えば,実家のテーブルも施設の面会室の大テーブルも天板は茶系だったから、今までは白いハガキをしっかり認識できていたのでしょう。次回は色のついたハガキにした方がいいかも。

 

(↓)私がシールを剥がしておママの指に載せてあげても、シールの裏表に戸惑っていました。今回は完全にシールの仕組みが理解できていなかったです。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2024年1月16日(2分32秒)

やはりおママの手元ハガキは、その全体がおママの視野には入っていないような気がしました。それでも小さなハートを大きなシールの上に貼る工夫をしようとしています。

青い小さなハートの上に同じシールをピッタリと重ねたかったようですが、「できない」と断念。

今度はピンクの大きなシールの上に重ねたいようです。大小のハートの向きを揃えようと慎重に貼っています。小さくなった視野でも、見えている部分は鮮明なのでしょう。

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<おママの貼り絵制作動画③>

2024年1月16日(19秒)

貼り絵制作動画②の続きです。

そして、おママも疲れてきたので、終わりにしました。

(↓)このくらい腕を伸ばすと、ハガキ全体が視野に収まるようです。出来上がって嬉しそうでした。来月も出来たら良いですね。(^O^)

(↓)関連作品です。日本橋小津和紙で購入した友禅紙「波紋」を使いました。

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おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。