アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

実家にもホットクック

(2021年1月3日 アルツハイマー認知症の診断から約12年11ヶ月)

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新調した調理家電

(↓)前回の記事では昨年末に調理家電を買うにあたり、ちょっとしたゴタゴタがあった事を書きました。コメントやブックマークコメントでジジへのあたたかいお言葉を下さり、ありがとうございます。

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それで、その時に買った調理家電というのはシャープの「ヘルシオホットクック」でした。ネットをちょっと検索すれば、レビューが幾つも見られるという、シャープの大ヒット商品です。正式名称は「水なし自動調理鍋」。

ええ、材料と調味料を投入したら、自動で調理してくれるという便利な調理家電です。

jp.sharp

私は、はてなブログの無料版で書き続けていて、アフィリエイトもやっていなければ、案件でも何でもありません。

でも、1年半以上自宅でホットクックを使っていて、やはり実家にも導入したいと思ったので、ちょっと記事にしてみようと思いました。

 

アズキ対策

私が初めてホットクックを購入したのは2022年の6月ごろでした。2021年の新機種「KN ーHW16G」2〜4人用です。

発売当初から興味はあったのですが、当時6万円台後半という高額商品でした。(2023年末ヨドバシカメラ店頭では4万円台でした。)大きさは炊飯器よりデカい。それでかなり購入を迷っていました。しかし、一人娘のアズキの結婚が具体化し、私は思うところがあって購入を決めました。

「アズキ、ホットクックを使ってみて、良さそうなら結婚する時に持って行って良いわ。」

「やったぁ❗️」

アズキは10代から結婚直前の20代後半まで、私がどんなに勧めても、殆ど料理をしませんでした。

生来のアレルギー体質でアトピー性皮膚炎があります。幼少期より手には湿疹が出て薬を塗っている事も料理が嫌な理由だったと思います。ゴム手袋もあまり肌に合いません。

それだけでなく、食に全く関心がないのです。勿論、目の前に出されれば食べますけど、自ら料理をするというほどの意欲はありませんでした。

食に興味がない。

包丁で食材を切ったり,煮炊きなどの調理するのは体質的・精神的に抵抗がある。

そういう人は、アズキだけではなく、世の中に結構いるのではないかと思います。

しかし、毎日宅配弁当やお惣菜を買っていたら一般的な世帯は大赤字でしょう。アズキは仕事をしていても、少しは料理をする必要があります。

そこで、アズキと考えました。

スーパーでカット野菜の袋と細切れ肉かソーセージを買い、ブイヨンと水と一緒にホットックにぶち込む。そして「野菜スープ」のメニューを選んでスタートさせれば、ちゃんとスープが出来上がります。これだけでタンパク質と食物繊維は摂れるので、他にご飯さえ炊けば夫婦2人の食事として成立するでしょう。

生協のカタログではカットされた食材をまとめた「お料理セット」が買えます。煮込み系のメニュなら、その食財と調味料を一気にホットックに投入して、「手動で作る」→「煮物」→適当に「20分」とかタッチパネルのボタンを押していけば、きちんと火が通り、食べられるようになるのです。加熱が足りないようなら追加加熱もできます。

ホットクックの内鍋や「混ぜ技ユニット」などの部品は汚れが落ちやすい素材なのでしょう。洗うのもさほど大変ではありません。

流石のアズキにも、少し料理に対して光明が射してきました。

 

ホットクックは料理が苦にならなくて、上手な人には必要ないと思います。

しかし、お料理の経験がある人だったら、応用ができて色々使えます。

例えば…、

午前中に根菜類をホットクックで蒸して、その後冷凍保存へ。昼ご飯にはパスタ料理を作ってもらい、夜は汁物かメインの煮込み系の料理を作ってもらう。

私の場合、家にいる時は日に3度ホットクックを使う事もあります。

すっかり使い込んだので、私はアズキの嫁入り道具にするのが惜しくなりました。

「ごめん。ホットクックに情が移ってしまったので手放せない。上げられなくなったから自分で買ってくれる?」

そう言を違えてアズキを怒らせたのでした。(心優しいオネコさんが結婚祝いとしてアズキにホットクックを贈ってくれたので解決。オネコさん、ありがとうございました。)

 

私にはメリットが大

①煮物上手

ホットクックの得意技は何といっても煮物です。水分の多い野菜を使う時は無水で調理できますし、「混ぜ技ユニット」があるので、自動でかき混ぜながら良い塩梅に煮てくれます。

ホットクック付属のメニュー集の通りに「筑前煮」をやってみたら、大根にもにんじんにも良い具合に出汁が染みて、煮崩れることなく柔らかくなっているのです。勿論,お肉も柔らかい。煮物が嫌いだったダンナもアズキも喜んで食べていました。

ジジはよく味の染み込んだ大根が好きです。それで1年以上、大根入りの煮物を実家へ持っていきました。

「チャーコさんもこんなに煮物上手になって❗️」

と今でも食べる度に感嘆します。作ったのはホットクックなんだがな…。(^◇^;)

自宅から毎回煮物を容器に入れて運んでくるのも面倒です。

「そんなに喜んでくれるなら、ジジよ,実家用に買ってください。毎回,煮物を作ってあげるから。」

1年越しの説得がようやく実りました。私は定期的に数日実家に泊まるので、実家での使用頻度は高いです。

付属のメニュー集のレシピより塩分を少し控えめにしても、それなりにちゃんと出汁が食材に染みるので美味しく感じました。

煮物がお得意なホットクックですが、「手動メニュー」を使えば炒め物もできます。でも蒸気が籠りがちなので汁が出てしまいます。その水分は引き続きすぐに「手動メニュー」で「煮詰める」を選べば、蓋を開けて汁気を飛ばすことができます。

「低温調理」でサラダチキンも簡単ですし、私は蒸し鍋としてもよく使います。

②スタートボタンを押したら放置できる

食材は切ったり皮を剥いたりしなければなりませんが、一度に調味料も内鍋に入れてスイッチを入れれば、その後は側を離れることができます。吹きこぼれもありません。

ほんと簡単です。しかも仕上がりは上々。

火を使わないから、安全とも言えます。

私は鍋・やかんを火にかけて、本やテレビを見始めると、すっかりその事を忘れてしまいます。これは若い時からで、何度も鍋・やかんを焦がしています。だから私にはピッタリの家電でした。

メニューによっては予約調理もできるので、仕事や子育て介護に忙しい方にはオススメしたいです。

この先、ジジがどのような状態になるのか予測ができません。メインの一品でもホットクックが作ってくれたら助かります。やはり実家にも置いて良かったと思います。

 

高齢者にはどうだろうか?

ホットクックで拵えた料理は肉も魚も野菜も柔らかいので、出来上がった料理は高齢者に向いていると思います。

ただ,火を使わないから,安全だからと言って、高齢者が調理に使えるか?

それは何とも言えません。

高齢になっても、新しい家電ををどんどん使いこなせる方もいらっしゃいます。そんな方でしたら、操作は簡単ですから、楽しんで使えると思います。

でも、年齢とともに新しい物や家電を使うのが億劫に感じ始めたら、ホットクックは無理なのではないかと思います。

現在57歳の私は使えています。しかし10年後,20年後の私がホットクックで料理ができるかは、全くわからないし、自信がありません。

認知症にならなかったら、多分長く使い続けられると思います。

認知症になったら恐らく無理でしょう。

おママの場合、40代後半で使い始めた電子レンジは、認知症と診断されてから早い時期に使えなくなっていました。

認知症は最近の記憶や習慣から失われていきます。中年以降はおママの人生の中では比較的新しい事なのだと思います。

同じように、もし私も認知症になったら、50代半ばから親しんでるホットクックは早期に使えなくなりそうですね。

なるべく長く使いたいなぁ。

(↓)こんな日が来ませんように❗️(^◇^;)

本日アップの貼り絵

2021年1月3日に制作された貼り絵です。

私がいない時におママが一人で取り組みました。そのため、制作途中写真も動画もありません。

(↓)こちらの旅行パンフレットの写真を使っています。

(↓)5枚のピースはこの右側のページから生まれました。

(↓)同じパンフレットを使った関連作品です。

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おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。

ジジの認知症を実感した時 Part2「妄想と濡れ衣」

(2020年1月17日 アルツハイマー認知症の診断から約12年11ヶ月)

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ジジの認知症を実感した時 Part

前々回の記事で、ジジの認知症について書きましたが、今回はその続きです。

この時は(↓)他責思考が強まった事と自分の行動をすっぽり忘れている事でしたが、

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今回は「妄想」でした。

 「妄想」は認知症の患者に起きやすい症状です。代表的な「物盗られ妄想」は身近な介護者にとっては深刻な問題です。

info.ninchisho.net

ジジの場合、まだ、家族を責めたりはしないのですが、濡れ衣を着せられた身としては、今後が心配です。

 

思えば、おママはあまり「物盗られ妄想」は余り起きなかったな(^^;)

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前段階

2023年の年末、実家では新しく調理家電を買う事になりました。

でも、安価な商品ではないので、私は遡ること数ヶ月、繰り返し出資者であるジジと話し合いをしてきました。

ジジは認知症を疑われてる95歳(当時)。割と倹約家です。

既に脳に記憶は余り定着しません。でも、私が熱弁を繰り返す姿だけは朧げに印象に残ったらしく、最後は根負けしてOKしてくれました。

「幾らなんだ。通帳からお金を出していいから。」

「ヨドバシの店頭で買うけど、値段は5~6万だと思う。はっきり分からないから、まず私が立て替えて買うよ。

買った後で領収書の金額をお父さんに見せてから、口座(娘達も暗証番号を知っているジジの口座)から下ろします。

今週の金曜日か土曜日に買いに行きます。」

「うん.わかった。」

12月19日火曜日、朝の時点で、話はそんな具合に決着しました。

 

何を言い出すやら

12月19日はAM9:30にデイサービスの車が来るので、私はジジを送り出してから自宅に帰りました。ジジの夕食は宅配弁当が届くので、オネコさんが様子を見てくれる手筈になっていました。

すると,夜になってオネコさんからLINEが来たのです。

「今日夕方に実家に行ったら、ジジが『チャーコさんは戻ってきた?』

と何度も言うのよー。『今日は帰ったよ』と言っても、ジジは何度も言うから理由をよく聞いたら

チャーコさんはクレジットカード持って買い物に行ってくるって言ってたから、今日中に戻って来るんじゃないか』

ですって❗️クレジットカードで買うことにしたのね?」

 なんだって❗️

私がジジのクレジットカードを持ち出したと言うんですか?

私は驚いて直ぐに返信しました。

 

「いえ、そんなことは一言も言ってないわ。

私が立て替えて買ってきたら、ジジの口座から引き落としますと言ったの。

クレジットカードはジジのカードケースの中にあるわよ。

全く、ジジは話を適当に作るから。」(°_°)

 

一昨年の夏から、ジジはお金の管理が面倒になってきました。私が実家に数日泊まる時に食料品などの買い物をしますが、いちいちその代金の立替金を私に払う作業が億劫になったのです。

それで、私は毎月現金1万円を予め預かり、買い物のたびに支出をノートにつけています。その他、暗証番号を入力しないでもクレジットカード決済できる近所のスーパーや薬局での買い物はジジのクレジットカードを借りる事があります。

でもさ。親のクレジットカードを持って自分の家に帰る事はないですわ。

だって、そんな物を持って帰っても、私は暗証番号を知らないから余り使えません。

ジジ本人でも、その暗証番号を完全に忘れています。

そのため、ジジが震える手で署名をしなければ決済出来ない店舗の方が多いと思う。だからクレジットカードは限定的にしか使っていません。(^◇^;)

ましてや、そんなクレジットカードで、私が何万もする買い物ができるはずもない。

よくもまぁ、ジジったら、そんな話を捏造したものです。腹立つわ❗️(°_°)

 

これにはオネコさんもびっくり❗️

「ええ~なんでクレジットカード持っていったなんて思いついたのかしらね~。でも、料理に使う何かを買うらしいってことはわかってたよ。」

 

妄想の一種

全く、とんでもねぇ濡れ衣だわよ。プンプン❗️

しかし、怒りより私が気になったのはジジの妄想です。

「チャーコが自分のクレジットカードを持ち出して家電を買いに行ったから、買って今日中に戻ってくる。」

これはマイルドな「物盗られ妄想」の一種じゃないか?

ジジはカードケースを確認すれば、クレジットカードが持ち出されていないと分かったはずです。しかし、自分の妄想に囚われてしまうから、そこまで思慮が及ばない。

今後この傾向が強まると、身近な家族は厄介です。

いやはや,先々不安だわ。(°_°)

 

一応,対策としては、ジジから現金を預かったり、クレジットカードを借りたり返す場合、必ずジジ自ら所定の場所から出し入れしてもらう。

最近のジジはそれでも忘れがちです。

使ったレシートや支出はちゃんと記録しておく。

口座から引き出す場合は必ず通帳に記載された金額の欄に使途を明確に書いておく。

厄介な「物盗られ妄想」に足を突っ込んでも、具体的にジジに見せられる様にしておこうと思います。

        (↓)こういう事が増えたら困るなぁ…。(^◇^;)


 本日アップの貼り絵

2020年1月17日の作品です。

今からちょうど4年前の今日、おママはこの貼り絵に取り組みました。

私が見ていない時に一人で制作したのでしょう。「お題」の写真(↓)しか残っていませんでした。

おママが好んだクリネックスの箱。

左下から右上に立ち登るような勢いを感じます。

 

おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。

ハサミの時間

(2022年12月18日 アルツハイマー認知症の診断から約15年10ヶ月)

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2022年12月のおママ

今は2024年。だから、2022年はもう一昨年になるのですね。

ついこの間のような気がします。

その2022年12月は、おママが自宅で過ごした最後の月です。

ちょうどおママの特別養護老人ホームへの入所が具体化した時期でもあり、おママが急速にハサミを持てなくなってきた頃でした。それで、私はかなり精神的に落ち着かず、今思えば随分焦っていたように思います。

12月の前半は貼り絵に取り組む前に何度もおママの手にハサミを持たせ、

「これは紙を切る道具なんですよ」

と繰り返し見本を見せながら説明して、ようやくおママはハサミを使っていました。写真や動画にハサミを持つおママは記録されているけど、その前段階で、ハサミを使わせたい私と、ハサミを忘れてしまったおママの攻防戦が繰り広げられていました。

(ほんの少し前の、先月(2022年11月)までは難なく使っていたじゃないの❗️)

いつか来るとはわかっていた終わりを認めたくない私は、必死におママの手にハサミを持たせていました。

(あんなにハサミで紙を切るのが好きだったじゃない❗️)

(どうして,どうしてなの?)

それは貼り絵を続けてもらいたかった私のエゴであったと思います。

理屈では判ってはいたけど、心情的に認めたくなかったおママの衰えを、心が折れるような感じでなんとか受容出来た。そのきっかけは、12月中旬の特別養護老人ホームの入所決定だったと思います。

残された半月を、無理にハサミを持たせるより、笑顔でゆったり過ごした方がおママにとっても家族にとっても良いかもしれない。

おママが機嫌良くできるようなら、今までおママが切って使われなかった紙片を組み合わせて貼るだけにしよう。そう思いました。

 

花模様の塗り絵

おママが切っただけで貼り絵に使わなかった紙片たち。結構たくさんありました。

今回ご紹介した貼り絵に使われた花模様は、特に思い出深く、私が是非ともおママの貼り絵に使って欲しかった物です。

だって、とても綺麗に切れているのですもの。

これが貼り絵にならずに残されたら、勿体無いと思いました。

 

元はデイサービスでもらってきた塗り絵でした。

最初に私が見つけたのは2020年9月18日。

(↓)おママはあまり塗り絵に興味を示しませんでした。デイサービスでも塗り絵をしたのはちょっとだけ。(^◇^;)

(↓)既に切り抜き始めていたようです。

2021年10月22日に、おママはこの中(↑上の写真の中)で、まだ切り抜いていなかったものを集中的に切り抜きました。

それが2022年12月時点で、4枚残されていました。(↓)

(おママには是非ともこの紙片を使って貼り絵にしてもらいたい。)

背景の紙は私が選びました。認知症になる前のおママが、まだ製本技術を習っている時に自分で染めた紙でした。

そう思ったのですが、おママはやや不服で他の紙を物色していました。(↑)

それでも、結局おママは自分で選ぶのをやめてしまいました。おそらく途中で何を探していたのか忘れてしまったからです。(^◇^;)

 

(↓)こちらの写真は2021年8月23日に撮影しました。よく見ると中央に切り分けた線が見えます。今回ご紹介した貼り絵に使われたのは右側半分です。

左側は(↓)この作品に使われました。

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2021年10月22日 ハサミの時間

切り抜いたのは2021年の秋。この頃のおママはまだそれほど緑内障の視野欠損が酷くなかったのかもしてません。実に鮮やかにハサミを使っています。

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<おママの貼り絵制作動画① 大きなピースをじっくりカット編>

2021年10月22日 14:27〜(10分43秒)

2年3ヶ月ほど前に撮影した動画です。

切っている花のピースを使った貼り絵をご紹介する時まで…。

そう思って今日まで寝かせておりました。

長い動画です。大きな花模様をおママはじっくり切り抜いています。実はこの日のおママは徹底的にハサミの作業に熱中していました。

今見直してみますと,おママはおママなりに精密にカットする工夫をしていました。

当時、既に認知症の診断から14年以上経っているので、ハサミの扱いに慣れているおママでも難易度は高かったと思います。長尺の動画を撮りながら私も息をころしておりました。最後,切り終えた時は今見直しても感嘆しました。

チ「出来たー❗️すごーい❗️」

おママもかなり達成感があったようです。

マ「しゃぁーーー、できた❗️」

 

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画② 小さなピースをサクサクとカット編>

2021年10月22日 15:13〜(4分04秒)

このピースはそれほど大きくないので、おママも気楽に切っています。

動画開始から1分55秒頃、おママは小声で囁いています。

マ「おもしろい。」

そして切り終える最後の切断の時、おママは嬉しそうでした。

マ「パチン❗️」

チ「出来たーーーー❗️」

マ「ほんと、やるとね❗️」

 

この動画を撮影した同じ日に、おママは(↓)こちらの貼り絵をしました。この日はとても意欲的で、頑張りました。1時間以上ハサミを使う作業をしていたのに、全く疲れ知らずでした。おそらく、疲れたとしても、その理由と疲れたという感覚自体をすぐに忘れたのだと思います。

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2022年12月18日 貼る時間

そして、1年後。

残っていた4枚の花のピースを、おママは1枚の画面に納めようとしています。

youtube.com

<おママの貼り絵制作動画③>

2022年12月18日 10:11〜(59秒)

おママはどう配置するか考えています。

(↓)大きいピースを糊付けする時は、私も端っこを押さえながら手伝いました。

(↓)小さいピースは一人で乗り付けしました。(^O^)

そして出来上がり❗️(๑˃̵ᴗ˂̵)v

ハサミの時間、貼る時間。1年の隔たりがありました。

考えてみれば、おママが自分で紙を染色した20年以上前から、おママの小さな手仕事達はずっと繋がっていたのだと思います。

それを、認知症の最末期、自宅で過ごした最後の日々に1枚に結実できた。

長い間,おママの貼り絵を見守ってきた家族としては、とても感慨深い作品です。

 

(↓)同じ塗り絵の切り抜きで制作された貼り絵です。

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おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

ジジの認知症を実感した時

(2020年1月4日 アルツハイマー認知症の診断から12年11ヶ月)

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この一年

昨年の1月早々に、当時要介護1だったジジは介護保険の区分変更を申請して、要介護2になりました。

これは今後ヘルパーさんの利用などを増やす目的があったためですが、実際にはヘルパーさんの活用は今現在出来ていません。

なぜかというと、ジジは週4回デイサービスに行き昼食を摂り、お風呂も週2回入ります。夕食は週4〜5回コープの宅食弁当を頼んであるし,週末の食事はオネコと私が隔週ごとに担当しています。ヨタヨタとトイレにも一人で行かれている(夜間はポータブルトイレを利用)ので、何気に暮らせているからです。2023年で新たに利用したのはショートステイだけでした。

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それは結構なことなのですが、やはり身体機能は確実に衰えたと思います。

しかし,それだけでなく、2023年は、ジワジワと衰えていくジジの脳味噌を実感していく1年でした。

(↓)この時には、

「10年以上認知症の母を見てきたので思うのですが、父の物忘れは、母とは違うと思います。私は認知症とは思いません。」

と言い切って、調査員さんを絶句させていた私。

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もうそんな強気のチャーコはおりませんのよ…。(^◇^;)

大概、親を認知症なのだ」と実感する要因は「物忘れ」が一番だと思います。

しかしジジの場合は95歳(現在は96歳)という超高齢者。認知症以外の「年相応の物忘れ」も相当で、記憶障害だけではそう思えませんでした。

が,しかし…。(^◇^;)

今日は題して「ジジの認知症を実感した時」です。

 

他責思考が強まった

これは去年の秋のこと。

オネコから聞いた話です。

「今日夕方4時半ごろジジが電話してきて、『帰ってきたがスタッフに鍵を開けてもらって、鍵を返してもらうのを忘れたから(デイサービスに)電話してくれ』と言うのよ」

あれま!

ジジは大抵いつも着ているチョッキのポケットに鍵入りの小さな小銭入れを入れています。

デイサービスから帰ってきた時は、玄関扉の前でその小銭入れを送迎のスタッフに渡し、解錠してもらいます。

「その財布ごとないんですって❗️」

とは言え、オネコさんは在宅勤務中。それにないからと言っていきなりデイサービスに電話するのもどうかと思いました。

まぁ,普通に考えたら、鍵は家の中にあると思います。

「どうせ返してもらったのにどこかに置いてわからなくなったのだろうと思って、手押し車の台や、テーブルの上や机の上などをよくみるように言って電話を切り、しばらくしてまたかけたら、『やはりない❗️』と言うの。」

そこで、オネコさんは一応玄関での様子をデイサービスに電話して聞いてみました。

案の定、

「玄関に上がりきってから、ご本人に手渡しました」

との事です。

それからまもなく、鍵は見つかりました。

何処にあったかというと、

所定の小銭入れの中に入った状態で、所定のチョッキのポケットの中でした。

つまり…全く失くなってはいなかった。

最初から、ジジは自分のポケットを探せば良かったのです。

なのに、デイサービスのスタッフさんのせいにするなんて❗️(°_°)

その日の夕食どきに実家へ行ったオネコさんはしっかりジジに釘を刺しておいたそうです。

「他の人が何かしたと思わずに、まず自分が置き忘れたと思って探そうね。」

物忘れや失くし物は私にもオネコにも有るので、全くジジのことは言えません。

しかしながら,それを人のせいだと思い込むのは如何なものか。

何か見つからなかったとしましょう。以前のジジならば、まずは自分の行動を振り返るのでしたが、最近はそこを飛ばして一気に他責思考に全振りしてしまう傾向が強くなりました。

 

他責思考➕行動をすっかり忘れる

例えば、こんな事もありました。

ジジは週2回、デイサービスでお風呂に入ります。入浴サービスの日は、ジジは青い手提げバックを持って出かけます。その中にはタオル類と着替えのはいったビニール袋を入れておき、入浴後はスタッフさんが洗濯物(濡れタオルと脱いだ衣服)入りのビニール袋を青い手提げバックに収納してくれます。

ところがその日のジジは

「青いバックの中に、洗濯物のビニール袋を入れてもらえなかった❗️」

と思い込んだらしい。夕食の頃にオネコが実家へ行ってみると、ジジはデイサービスに電話をかけようとたくさんの名刺を出して探していたそうです。

オネコが青い手提げバックの中身を確認したら、確かに洗濯物は入っていませんでした。しかし、洗濯機の前に件のビニール袋がちょこんと置いてあるではありませんか。

ジジが自分で青いバックから中身を出して洗濯機の前に置いたのは一目瞭然。

つまりは自分の行動が記憶からすっぽり抜け落ちて、しかも見つからないことを他責にしているのです。

「今のところデイサービスの電話番号がわからないから良いけど、そうでなければ、『あれがなくなったこれが入ってない』とじゃんじゃん電話するのだろうね。」

このオネコの危惧は私も同感。

今年はどうなることやら…ですね。

 

本日アップの貼り絵

2020年1月4日の作品です。

今からちょうど4年前ですね。この頃はまだ、おママは一人で貼り絵に取り組み、使う紙を自分で選ぶことが多かったです。

これもそんな作品の一つでした。そのため、制作途中の写真も残っていませんでした。

使った紙は(↓)こちらのテッシュボックスの色違いです。

クリネックスの箱は色のグラデーションがとても綺麗です。

おママはとてもこの箱を好んでいました。そして、紫だけでなく、青,オレンジ、緑,ピンクのほぼ全色を貼り絵に使用していました。

(↓)関連作品です。

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おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。

2024年正月のあれこれ

(2022年10月14日 アルツハイマー認知症の診断から約15年8ヶ月)

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*今年はどうなっちゃうんだろう

今年は元旦夕方に「令和6年能登半島地震」があり、一夜明けた2日になって少しずつ被害に状況が分かってくると、あまりの被害の大きさに衝撃を受けました。6日現在、まだその全貌は明らかになっていないようです。

正直言って「この先,今年はどうなっちゃうんだろう」と目の前が真っ暗になるような気がしました。

暖かい自宅でぬくぬくとお節料理を食べているる自分が心苦しい。

とはいえ、現地に行って何かできるわけではありません。私は私の日常のやるべき事と普段の暮らしをしっかりと生きていくしかない。

そう思い直した矢先、2日の夕方にテレビをつけていたら羽田空港での事故の映像が流れました。次第に燃え広がっていく日航機の炎に恐怖を感じました。

羽田空港は首都圏と日本各地を結ぶ大きなターミナル。普段もだけど、特に年末年始は利用する人が多い。その最中の大事故です。安全なはずの日本の屋台骨が崩れていくような絶望感さえありました。

それは「乗客乗務員全員脱出」の速報が出て少しやわらいだのです。

しかし、その後、この事故が石川県への災害救援物資を輸送する海上保安庁の機体との衝突が原因だと知りました。

元旦の大地震がなければ、この事故は起きなかった。連動していた。それが無性に悲しいです。

「令和6年能登半島地震」で亡くなられて方々と

海上保安庁機で殉職をされた職員の方々のご冥福をお祈りいたします。

ご家族様にお悔やみを申し上げます。

まだ安否のわからない方が早く見つかりますように。

お怪我や被害のあった皆様に、心からお見舞い申し上げます。

 

そして、避難所で高齢の方、特に認知症の方が適切な支援を受けられますように…。

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年末年始のジジ

ジジは年が明けて96歳になりました。この年末年始も通常通り、食欲も良好、昼間はソファでテレビを見たり居眠りしたりしていました。

孫や曽孫も入れ替わり立ち替わり顔を見せてくれたので、いつもよりは賑やかだったと思います。昨年生まれたばかりの赤ちゃん達にも会えたので喜んでいました。

そして、4日木曜日には元気にデイサービスへ行けて,本当に何よりです。

時々、おママののことが気になっているようでした。

「正月に何か持って行った方がいいのじゃないか?」(←食べ物持ち込み禁止で✖️)

「施設への支払いはどうなっているのか?」(←講座引き落としなので問題なし)

おママさんもきっと元気にお正月を迎えているでしょう。特養の面会の規則が少し緩和されるようですから楽しみです。

今年の黒豆ときんとん

私は毎年、大晦日に黒豆ときんとんを作ります。

かれこれ17年になりました。少し手間はかかりますが、両方とも大して難しくはありません。ちゃんと手順を踏んでいけば、必ず美味しくできます。

しかし、年によっては大失敗をする事があるので、気は抜けません。

(↓)2023年正月の黒豆は甜菜糖を使わず、ラカント100%デにたので煮たので冷蔵庫に入れたらゲジゲジに結晶化して涙を飲みました。

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(↓)過去にはうっかりミスで鍋ごと丸焦げにした事もありました。トラウマ級の大失敗でした。

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そして、(↓)こちらが2024年お正月の黒豆ときんとんです。

ええ、満足な出来でした。v(^O^)v

黒豆の糖分は甜菜糖60%ラカント40%。

甘さは軽いのに濃くがあり、バッチリでした。

きんとんは例年より水飴を多くして、しっかり細火で加熱しながら練り上げました。それで綺麗な照りが出て見た目もお味も良好でした。ただし、アラ還の年齢のせいでしょうか。裏漉しがとてもキツく感じられ、とても草臥れましたわ。(^◇^;)

でも、娘夫婦やダンナにも好評で、オネコの孫達もペロリと食べてくれたようだし、甘いもの大好きなジジも喜んでいたから、次回も頑張ります❗️(^O^)

 

(↓)私の黒豆好きはおママ譲り。土井勝さん流のレシピです。

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本日アップの貼り絵

2022年10月14日の作品です。

お正月らしい貼り絵で、(↓)こちらと同じ日に制作された連作です。

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(↓)この日の「お題」はこれでした。

(↓)おせちの写真は新聞の折り込み広告です。

 

(↓)まずはお節料理のピースを並べています。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画>

2022年10月14日 11:34〜(2分16秒)

動画の始まる直前に、おママはピンクのピースを切って少し小さくしましたが、画面に合わせてみるとまだまだ大きい。それで悩んでいます。

マ「これをなんとか…。」

チ「これをなんとかさせようね。」

おママはどう切ろうか指でたどりながら考えています。

マ「ここで…こっちをこうしなければ…。」

おママはせっかく考えても5秒もすると忘れてしまいますから、チャーコは焦っておママにハサミを持たせました。

マ「ちゃん、ちゃん、ちゃん、ちゃん、ちゃん ♪」

おママが考えた通りに切れて、チャーコはホッとしました。(^O^)

(↓)糊つけ中です。

(↓)最後にさらに形を整えて完成しました。

(↓)2022年の10月から12月にかけて、おママは江口宝飾さんから頂いたカレンダーから9枚の貼り絵を制作しました。15年以上に亘る貼り絵制作の最晩期に素敵な材料に出会えておママもとても楽しめたと思います。ありがとうございました。

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おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

謹賀新年 2024年元旦

(2022年10月14日 アルツハイマー認知症の診断から約15年8ヶ月)

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明けましておめでとう御座います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

年明け早々の元日の夕方に、石川県能登半島震源として強い地震が発生しました。

「令和6年能登半島地震

大きな被害が出ているようです。津波の危険もあります。そして余震も多いようです。

現時点では夜ですので、家屋の倒壊、人的被害の全体的な状況も掴めていないようです。

これ以上のお被害がありませんように。

お怪我がありませんように。

 

本日アップの貼り絵

2022年10月14日の作品です。

この日より少し前の10月10日に、私は実家で新聞折り込みチラシを見つけました。

お節料理の広告です。(^。^)

私はこのようなお節料理のセットは買ったことがないのです。

買ってみたいなぁと思うこともあるのですが、家族の人数も減っていますし、それほど食べるとも思えないので、なかなか購入に至りません。

私は写真を眺めながらおママに話しかけていました。

「美味しそうだね。」

でも、おママは写真がお正月のご馳走だとは分からなかったようです。(^◇^;)

(↓)カラフルなので興味を持ってくれたのは確かですが…。

(↓)10月10日に貼り絵を2枚仕上げました。

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(↓)10月14日はその残りを「お題」にしてみました。

 

(↓)数の子の写真を切り抜いています。

youtube.com

<おママの貼り絵制作動画①>

2022年10月14日 11:32〜(27秒)

数の子を切っていますが。おママは切り終わるとすぐに片付けようとしていました。

こうなると、画面に配置したり糊付けの作業まで進めるかどうか微妙です。(^。^)

 

(↓)しかし、おママは赤い細長いピースに心を奪われて、やる気を取り戻しました。

それを斜めに配置すると、画面に力強いインパクトが生まれました。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画②>

2022年10月14日 11:46〜(1分9秒)

おママなりに構成を考えています。

 

(↓)更に配置を考えています。

(↓)糊付け中。頑張って貼っていました。

そして完成しました。(^O^)

 

(↓)使用した紙です。江口宝飾さんのカレンダー。この2枚の写真から切り抜いたピースを使って、おママは素敵な貼り絵を制作しました。

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(↓)小津和紙で購入した友禅紙です。

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(↓)関連作品です。

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おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。

絵を描きたい❗️チャーコの2023年を振り返る

(2022年12月9日 アルツハイマー認知症の診断から約15年10ヶ月)

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今年も残り2日となりました。

毎年、年末恒例のチャーコの1年を振り返る記事です。

そのため、本日ご紹介する「おママの貼り絵」を先にしようと思います。(^O^)

本日アップの貼り絵

2022年12月9日の作品です。

この作品に取り掛かる直前に,おママはこの貼り絵を完成させていました。(↓)

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(↓)こちらも関連作品です。この時にペーパーナイフで切った三角形を使っています。

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<おママの貼り絵制作動画>

2022年12月9日 12:00〜(40秒)

直角三角形を組み合わせて構成を考えています。

マ「こっちも…これっくらいで…。」

おママなりに一生懸命考えています。

 

(↓)糊付けしているうちにズレるので、チャーコが人差し指で押さえながら手伝っています。(^O^)

そして,完成へ。(^O^)v

既に切ってあったピースを組み合わせただけなので、ものの15分ほどで完成しました。

この時期は「おママの貼り絵」の最晩期でした。実のところ、ハサミで切って、構成を考えて、糊付けするという工程は、おママにはちょっと辛くなっていました。

既にあるピースを組み合わせるだけがちょうど良かったのです。

 

(↓)使用した紙です。

昨年ブロ友さんから頂きました。トレーシングペーパーのように半透明な材質の折り紙です。

(↓)ルピシアの「おたより」という冊子から切り抜きました。

(↓)関連作品です。

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おママの貼り絵を見て下さり,有難うございます。

 

今年も続けられました。

ブログに挿絵的なイラストを描き始めたのは2019年の春でした。

(おいおい…,チャーコよ。5年も続けているのに、上手くなんないじゃない。)

そう自問自答しながらiPadApple Pencilを走らせていた1年でした。

絵って描けば描くほど自分の粗が見えてくるのでしょう。克服したいダメな部分が見つかって、なかなかそれを乗り越えられない。そんな気がします。

だからと言って,苦しいか?

確かに苦しい面もあるけど、やっぱり楽しいです。

今年は年初におママが特別養護老人ホームに入所しました。

それで身体は少し楽になった筈なのに、精神的には喪失感で随分落ち込みました。

ブログの更新は週3回から週2回になってしまいましたが、続けていこうと思えたし、続ける事を支えにして日々を送ってような気がします。

絵もそうです。描きながら、様々な思いに折り合いをつけていたのでしょう。

 

今年ブログのために描いた絵は50枚、アニメ関連のファンアートは32枚。

去年より減ってはいますが、数えてみれば、意外と描いていました。

 

その他に、私は習い事で仏画を続けています。それは先生の描かれた白描下絵(墨の線だけで描かれた下絵)を、パネルに水張りした雲肌麻紙にトレースして、面相筆で骨描きした後に、岩絵具で彩色しています。岩絵具はとても手間のかかる画材ですが、普段デジタルで描いているのとは違う面白さがあります。

いつか、自分でオリジナルの下絵を完成させられたら、仏画もブログでご紹介したいです。でも、それはまだまだ先のことだと思います。

来年もデジタルとアナログを行き来しながら、絵を楽しめたら良いな。

今年描いたイラストで印象深いもの、そしてかけて良かったなと思うものを振り返っていこうと思います。

 

<メソメソ>

おママが特養に入所して間もない頃に描きました。

「おママらしさって、なんだろう」

やはり綺麗な紙を切ったり貼ったりするのが好きで、貼り絵をしているのが、おママらしさのような気がしました。でも、もうこんな時間はないのだと思うと込み上げる涙を止める事は出来ませんでした。夜中にメソメソと泣きながら描いた絵です。

 

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<ジジは一人暮らしに>

おママが特養に入ったので,ジジは一人暮らしになりました。ずっと認知症のおママの世話をしてきたので、体力的には楽になったと思いますが、やはり寂しいようです。

足腰は弱って室内の歩行も大変ですが、それでもよく食べるし、頑張っていると思います。

(↓)朝から卵を2つも食べていたので、私は心底呆れました。現在は1日1個です。

 

(↓)ソファに座って居眠りしている事が多くなりました。

 

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(↓)夏頃までは、よく新聞の折込広告を見てサプリメントを注文していました。そう言えば、最近は電話をしなくなりました。耳の聞こえがさらに悪くなったからだと思います。

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(↓)夏に曽孫が2人増えました。(合計5人)

 

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<面会>

月に1度、特養に面会に行っています。

(↓)まだコロナウイルス感染症法上の「5類」になる前は、完全に別室でガラス越しの面会でした。

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(↓)5月に入って、「5類」以降は同室でアクリル板のパーテーション越しの面会になりました。

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(↓)11月から直接面会が出来るようになりました.握手しているジジとおママ。

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<いつか行く道>

NHKクローズアップ現代で、認知症行方不明者について特集がありました。

おママは特養に入所、ジジはもに忘れがひどくなったけど足腰弱くて歩けない。だから、現時点で二人の徘徊はないと思います。

でも、未来に私はどうなのでしょう。不安になりました。

 

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<酷すぎた猛暑>

子供の頃を思い出しながら描きました。小学生のオネコはスクール水着でした。(^O^)

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(↓)ジブリの新作長編アニメを観に行きました。アニメのファンアートを描くのは本当に楽しいです。

 

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<おママとお兄ちゃん>

仲の良い兄妹だったと思います。諍いの元はオヤツだったかも?

 

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<4人家族、揃い踏み>

(↓)久しぶりに4人揃っている絵です。

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見て下さり,有難うございます。(^O^)

 

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