アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

後発白内障ですって❗️

(2022年5月2日 アルツハイマー認知症の診断から約15年3ヶ月)

 

定期的に眼科に通っています

ここ数ヶ月、私は実家へ行くと、おママの目が見えているか気になります。

おママの視野の大部分が欠損している事が分かってからというもの、おママが手元を見たり、テレビの画面に食い入っていれば、まだ視力はあるのだとほっとします。

でも,最近のおママは昼間でも目を瞑っている事が多くなりました。

私は時々こんな声掛けをしてしまいます。

「フキ子さん❗️見えてますかぁ?」

「はーい。」

まず、「見えてますか」の意味がわからない可能性もあるので、「はーい」と言われても安心はできませんね。(^◇^;)

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しかし、私も緑内障があるので、おママの心配ばかりではなく、自分の目も大概なのです。なにせ50歳になる手前で眼科医に

「視神経が普通の人の30%くらいしかありません、それはおそらく先天的なものです」

と言われたのです。生まれてこのかた約半世紀。通常より3割しかない視神経で見てきたなんて❗️私の目はなんて頑張り屋さんなのでしょう。

強度近視に緑内障そして白内障…。いじらしいではありませんか。(^O^)v

 

私は4年前に右目を、そして2年前に左目の白内障の手術をしました。

症状としては白濁より水晶体の一部が硬化して物が二重に見える症状でした。

強度近視なので、手術後もメガネが手放せません。それでも矯正視力が0.9になり、二重に見える症状がなくなったので、私としては大成功だったと思います。

(↓)4年前の右目の手術

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(↓)2年前の左目の手術

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手術後も緑内障があるので、3ヶ月から4ヶ月毎に眼科へ通院し、目薬を処方してもらい、年に2回視野検査をしております。

目薬はキサラタンの後発薬で、ラタノプロスト0.005%です。

 

(↓)目薬の情報

www.rad-ar.or.jp

 

しかしこれでは終わりそうにない

ところが、今年に入って少し視力が落ちました。

とは言え、矯正視力が0.9から0.7や0.8に落ちただけですから誤差の範囲ですね。

それでも若干左目に違和感があります。だから前回の5月の通院の時に聞いてみました。

「なんか、少し霞むような…。」

担当医は上品な中年の女医さんです。溢れるような微笑みを湛えて言いました。

 

「左目ですね、まだ若干ですが、後発白内障の濁りがあります。」

白内障の手術をした人の2割くらいが発症するという後発白内障ですが、私はしっかりその2割に入ってしまうんですね。ガックシ…。(T_T)

「それはどのような手術をするのでしょうか。」

「自覚症状が酷くなったらの話ですが、レーザー治療です。もちろん日帰りで大丈夫です。」

「そうですか…。」

とは言え、目の中の事だから不安は尽きませんわ。(°_°)

 

後発白内障とは

通常、瞳の中の水晶体は水晶体嚢という袋に入っています。

白内障は水晶体自体が濁ったり部分的に硬化して若干歪んだりします。白内障の手術では水晶体嚢の前面に穴をあけて痛んだ水晶体を粉砕して取り出します。そして水晶体嚢の中に人工の眼内レンズ(人工水晶体)を挿入します。

水晶体自体は新しく綺麗になったので問題はないのですが、水晶体嚢の後部に若干、元の水晶体の細胞が残ってしまうのです。それが人によっては再び増殖して濁り、視機能を低下させてしまいます。

(↓)後発白内障について説明があります。

www.jscr.net

news.yahoo.co.jp

レーザー治療でその濁った水晶体嚢の後ろ側を取り除いて仕舞えば再び綺麗に見えるようになるし再発もしないそうです。

 

昨日(9月1日)に、私は3ヶ月半ぶりに眼科に行きました。

瞳孔を開く目薬をしっかり点眼されて、眼底検査も受けました。眩しい…。

 

後発白内障はさして進行もせず、経過観察となりました。ほっとしています。

別に怖いとか言うわけではありませんが、あまりこれ以上、レーザー治療とかやりたくないな…。

自覚症状が酷くなったら考えるけど、目は大切にしなくちゃ。

次回の予約は12月の末です。そのときは視野検査もします。

定期的に通って検査も受けているし、ずっと眼圧を下げる目薬も入れているのだから、

私の緑内障はおママのようにならないでほしい。

あれこれ考えながら、昼日中、瞳孔が開いたまま帰途につきました。

横断歩道の白いラインが眩しくて、目が痛かったです。

 

本日アップの貼り絵

(↓)こちらの「赤いクワガタ」と同じ日に制作されました。

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(↓)5月2日にカエルの付箋も再発見されたので、「お題」にしてみました。

(↓)可愛い付箋です。(^O^)

 

(↓)おママはまず並べてから配置し始めました。

(↓)そしてこんな風に糊付けを済ませたのです。

(↓)組み合わせる紙は2種類です。おママは缶の中からこれらを選びました。

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<おママの貼り絵制作動画>

2022年5月2日 15:26〜(2分22秒)

既に5枚のカエルの付箋は糊付けされています。その余白をどのように埋めていくか。

おママなりに考えています。

冒頭私が「折角のカエルさんがかわいそう」と言っていますが、これはおママがカエルちゃんの顔の上にピースを載せてしまったからです。(^◇^;)

 

(↓)完成はもう間近ですね。(^O^)

 

 

(↓)関連作品です。

 

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おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

月末企画❗️今月のイチ押し‼️(2022年8月版)復活の狼煙と「風」

(2022年8月7日 アルツハイマー認知症の診断から約15年5ヶ月)

 

近況報告

先月の「今月のイチ押し」(2022年7月版)で私はこんな事を書きました。

順調にハサミを使える時もありましたが、ハサミ自体を手にしても、何に使うのか理解できない事が多くなりました。

貼り絵もそろそろ限界なのかな…。
それが現実なのだと、思い知らされました。

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幸い、現状、おママは貼り絵の制作を続けております。

8月31日現在、おママは18枚の貼り絵を制作しました。枚数的には結構ありますね。

今月に入って、私は実家へちょくちょく泊まり込みをするようになりました。おママと接する時間が増えたので、おママに貼り絵を勧める回数が増えたためです。

それで気が付いたのですが、おママは午前中の方が午後より意識がしっかりしています。

だから、午前中に貼り絵に取り組んでもらうと、興が乗って一気に2枚出来上がることもありました。

 

しかし、おママはコロナ感染以前より更に、自分で紙を選ぶことが難しくなりました。

そのため、メインピースだけでなく、小さな切れ端のようなピースも私が幾つか見繕っておくようになりました。完全なる「お題」だけの貼り絵です。

 

それでも、自らハサミで切ろうと試みたり、思いのままピースを貼り重ねる作業はとても楽しそうです。

最近のおママの貼り絵の傾向は、大きな紙片を大胆に重ね貼りです。

「えっ❗️ そのせっかく綺麗なところに貼っちゃうんですか?」

私はビックリする事も良くありました。今まで以上に大胆な作品が多く見受けられます。

 

しかし、視野の狭まりは止められるものではなく、進行しているようです。

いつまで貼り絵ができるのか分かりません。

そこで、隠し玉作戦を試みました。

 

①私はおママがあまりハサミが使えなくなった時にために、過去におママが超絶カット技法で切り抜いていたピースいくつか貯めてきました。それを積極的に活用して、周囲を小さな切れ端で飾ってもらう作戦。

②おママが過去に好んで貼り絵に使用した紙は残り少なくなっていたので、私はこれを大事に取っておきました。それをどんどんメインピースに使ってもらう作戦。

認知症になる前のおママが製本のためにプールしていた布や紙を使ってもらう作戦。

 

これら、過去のおママの実績や、好みや趣味を積極的に「お題」にしました。

そのため、8月は大胆かつ素敵な作品が多いように思います。

追々、ご紹介していきます。(^O^)v

9月はどうなるか分かりません。

それでも、綺麗な紙を目にして手を使う楽しみを、おママに勧めてみようと思います。

 

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

2019年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

月末企画❗️「今月のイチ押し」とは

2022年8月版、「月末企画❗️今月のイチ押し‼️」です。

 

このシリーズはその月におママが制作した貼り絵の中で、私やオネコが1番気に入った(面白いと思った)作品をご紹介するものです。

「月末企画❗️今月のイチ押し‼️」というカテゴリーがあるので、もし、ご興味があれば、他の月の「イチ押し」もご覧下さいませ。m(_ _)mお

 

毎月、オネコと私が「今月のイチ押し‼️」を選ぶ判断基準は⬇️こんな感じです。

 

①綺麗もしくは興味深い作品。

②制作エピソードがある。

③制作途中の写真があれば尚良し。

④おママの独自性が強い作品 

 

2022年8月版の「今月のイチ押し」はどうでしょうか?

決め手は④です。(^O^)v

綺麗な作品は多いのですが、それは私が上記の作戦で用意した「お題」を使った作品です。

この作品は私がコロナの待機明けでようやく自宅に戻って、実家に居なかった時の作品です。

ちょうど、私は、

「もうおママは貼り絵ができないだろうな…」

と諦めていた時です。

オネコさんがダメ元で千代紙などを出したら、おママが自分で選んで組み合わせて切り貼りを始めたそうです。

 

8月7日、オネコさんから私にLINEが来ました。

「おママ貼り絵中❗️ハサミも使える❗️ノリもつけて貼ってる❗️(^O^)」

そして、写真と動画も送ってくれました。

 

7月25日から途絶え、実に12日目にして復活できた記念すべき作品です。

大胆な重ね貼りは勇壮で力強く感じます。

私はこれを「復活の狼煙」のように感じました。

現実の狼煙はLINEでしたが、おママが「まだやれますわよ」と気焔をあげているようです。

それで、この「復活の狼煙」を「今月のイチ押し」に決定❗️

👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏

 

制作写真と動画

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年8月7日 (22秒)オネコ撮影

 

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年8月7日 (52秒)オネコ撮影

おママなりに考えながらハサミを使っています。

 

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<おママの貼り絵制作動画③>

2022年8月7日 (29秒)オネコ撮影

黄色の格子模様をカット中。

 

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<おママの貼り絵制作動画④>

2022年8月7日 (58秒)オネコ撮影

糊付け中。

 

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<おママ、突然「風」という文字を書き始めた❗️>

2022年8月7日 (1分43秒)オネコ撮影

何故かおママは突然「風」を書き始めました。お手本を見ながら書いているのではないから、急におママの脳裏に蘇ったのでしょう。

背景の高校野球の音声が大きくて聞き取りにくいのですが、おママ本人も

「かぜ」と言っていました。

この日は見本を見ても日付は書けず「2000ー」とまるで2000円みたいな表記になってしまいました。それで、オネコさんは代筆したのですが、うっかり勘違いして「2022.8.6」と前日の日付を書いてしまったようです。

ま,私もよくある事ですが…。(^◇^;)

 

 

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとう御座います。

記憶についてNo.51 気の毒な「赤いクワガタ」

(2022年5月2日 アルツハイマー認知症の診断から約15年3ヶ月)

 

私もかなり怪しい

「母の記憶は3秒から5秒なら確実に保ちます。

7、8秒後になるともう怪しい。10秒後でしたら完全に忘れています。」

先日、私はおママのショートステイの契約のためにいらした施設スタッフの方にこんな説明をしました。

しかし、私もかなり怪しいものです。勿論、直前の記憶もちょっと前の記憶もありますが、1年前,2年前の事となると判然としないことが多いです。

それを痛感させられたのが、本日ご紹介した貼り絵の主役です。

 

いつの事だか思い出せない

2022年5月2日、私は「お題」に使えそうな紙はないかなと、おママの引き出しを漁っておりました。

すると、(↓)こんなパックが出てきました。

「おっ、この赤いクワガタって…。」

ちょっと見ただけではわからないと思いますが、これはおママがティッシュボックスの蓋の部分を使い、切り貼りして成形したものです。

これを私は勝手に「赤いクワガタ」と呼んでいます。

いつ、おママがこの不思議な造形に取り組んだのか?

全くもって謎です。

恐らくおママが日常的に自分の作業机で自発的に貼り絵をしていた時期ですから、

2019年以前だと思います。

 

私は最初におママの作業机の上でこれを見つけた時、かなり衝撃を受けました。

かなり衝撃を受けたのに、それがいつだったか思い出せません。

袋に入れて仕舞い込んだ記憶すらありません。

「これってって、こんなところに入っていたのか?」

一緒に入っている紙類は朧げに袋に入れて仕舞った記憶があるので、「赤いクワガタ」も袋に入れたのは間違いなく私でしょう。

 

恐らくこんな事を考えたのだと思います。

(これはメインピースになるから、いつか「お題」にしよう。おママが貼り絵に使ってくれたら良いなぁ。)

それなのに忘れました。

実は5月2日に再発見するまで、おママが作ったこんな衝撃的な造形の存在すら忘れていたのです。赤くてすぐに目に付き印象に残りやすいはずですよ。

でも、全く記憶に御座いません。

 

 取り敢えず、直ぐに開封の儀を執り行いました。(↓)脈略のないラインナップですね。

 

カエルの付箋は過去に何度か貼り絵に使われており、近いところで2020年の秋におママは貼り絵に使っています。(↓)

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(↓)もっと以前にも使っていました。

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2020年10月以後、おママが付箋をバラバラにしそうだったので、私が透明の袋に入れて確保していました。(^◇^;)

 

そして、長方形の2枚の風景画は電気屋さんからもらったカレンダーの絵です。

(↓)クロード・モネの『春』

2021年3月19日に使った残りだとお思います。(↓)

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懐かしいおママお気に入りのティッシュボックス

この「赤いクワガタ」は接写で見るとこんな感じなのです。切り貼りをして形作っています。

当時のおママさん、手が混んでますね。(^O^)v

おママがいつ?

何を思ってこれを作ったのか?

それは謎です。でも、作った時、おママは「ふふっ」と笑ったかもしれません。

だって、とても面白いですもの。(^O^)

きっと、おママはいつかこれを貼り絵に使おうと思ったのでしょう。

そして、忘れ果てたのですね。(^◇^;)

 

(↓)元はティシュボックスの開け口の部分でした。

このネピアの箱はおママのお気に入りでした。(↓)印象的な作品が制作されています。

赤いクワガタと同じ部分が使われていますね。形も少し似ています。

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正式には「ネピア ネピネピ」という商品なのでしょう。現在この色の箱は販売されていません。

e-nepia.com

 

おママは他の色も気に入って随分貼り絵に使ってきました。(↓)

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今でしょう❗️

「赤いクワガタ」を再発見した5月2日。

私は即、これをこの日の「お題」にしました。

「だって、私はきっとまた、忘れるじゃん。まだおママは貼り絵ができているんだから、今のうちだ❗️」

 

おママにこの赤い造形物を見せたら、手に取ってケラケラ笑いました。

当然、おママの記憶にも御座いません。

「あら、これ、なにかしら?」

おママさんよ…。これを作った張本人はアナタなんですけど…。(^◇^;)

 

私は一緒に袋に入っていた紙類を全ておママに見せました。

5月2日の14:47から制作開始です。

まず、おママは風景画の一部分を切りました。

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年5月2日 14:51〜(1分18秒)

おママは対称となる三角形をこのようにして作りました。少々厚い紙なので折り目をつけるのに苦労しています。

 

(↓)そして,このように配置しました。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年5月2日 14:56〜(33秒)

全体の構成が決まりました。

 

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<おママの貼り絵制作動画③>

2022年5月2日〜(44秒)

「赤いクワガタ」を糊付けしています。上下の余白にこだわって、おママは貼り直したかったようですが、貼り直すとクワガタが壊れてまいそうです。それでチャーコは必死に叫んでおります。

「バッチリだと思います❗️」

 

(↓)最後におママは2ピース追加して完成となりました。

こんなに目立つ姿をしているのに、おママだけでなく私にまで、親子2代に忘れられてしまった気の毒な「赤いクワガタ」さんは、

何年越しかは不明ですが、漸く収まるところに収まることができました。

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

お電話ありがとうございました

(2022年4月22日 アルツハイマー認知症の診断から約15年3ヶ月)

 

これはひと月前の事です

私、この夏は散々でした。

ジジの入院、コロナ騒動の後は、私もおママも濃厚接触者になり、二人で実家に篭りました。そして、おママも私も軽症でしたが相次いで陽性となりました。

 

丁度、ひと月前の7月26日、私はコロナを発症し、実家で寝込んでおりました。

主な症状は強烈な頭痛と吐き気、そして咳と鼻水です。

おママは認知症。私が面倒をみないといけないのに、どうにも動けませんでした。

「なんとかおママだけでも何処かで預かってもらいないか?」

別居の姉オネコが保健所に調整を依頼しましたが、結局うまく行きませんでした。

 

私って弱いね

そんな時、敷布団の上に倒れ込んでいた私の手元で固定電話の子機が鳴りました。

受話器を取ると、それはおママの幼馴染のOさんでした。

 

Oさんとおママは国民学校で出会い、女学校も一緒でした。卒業してから今日までお付き合いが続いている友人の一人です。

そして、時折、おママを心配して今もお電話をくださっています。

「あ、Oさん、ご無沙汰しております。お元気そうで、お声が聞けて嬉しいです。」

Oさんは久しぶりにパソコンを開いて私のブログを見てくださったそうです。

あの、過酷だったコロナ禍の救急搬送の記事を読んで、すぐにお電話をくださいました。

(↓)この4回に分けて書いたシリーズ。

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そして、Oさんは涙声で仰ったのです。

 

「チャーコちゃん、本当によく頑張りました。偉かったわ。」

 

その声を聞きながら、図らずも私の目から大粒の涙が溢れました。

不思議なものです。堪えていたものが堰を切るように流れ出したのです。

おママと同い年のOさんから頂いた言葉が、まるで母親に言ってもらえた様な気がして、

心の澱がすっと消えていきました。

 

私は50過ぎのオバサンですよ。バカですね。

イイ年をして、まだ母親から労わりの言葉が欲しかったのか。

そして、誉めてもらいたかったのか。

呆れちゃう。(涙)ほんと、子供だわ。

なんて甘ちゃんなんだか❗️

 

呆れちゃうけど、幾つになっても私はおママの娘なんだと思いました。

おママは末期の認知症で、もう私を娘と思っていないから、

「おママにとって私は、お手伝いさんか、面倒をみてくれる親切な小母さんでしょ」

と、いつもは強がっています。でも、私はやはり娘なんですね。

 

Oさんから頂いたお言葉が本当に嬉しかったです。

きっと、認知症でなければ、おママもそう言ってくれたと思うの。

たぶん、言ってくれたと思う…。

私はあまりおママに褒めて貰えない子だったから自信ないけど…。

 

ひとしきり、Oさんと近況やジジの容態などをお話ししていると、当のおママが私の声を聞きつけて近寄ってきました。

「母に代わりましょうか?」

「きっと私のことはわからないと思うけど、オトモ(おママの愛称)の声が聞きたいわ。」

おママったら、当然の事ながら幼馴染がわかりません。

「あら、そうですか、わたし、今ちょっと、なにがなんだか、わからなくて」

と、すぐに受話器を離してしまいました。

Oさんも悲しかったと思います。でも、明るい声で言ってくださいました。

「久しぶりにオトモの元気な声が聞けて嬉しかったわ。

 

おママは本当に幸せ者ですよ。

88歳で認知症になっても、気にかけてくださるお友達がいるのですもの。

Oさん、お電話ありがとうございました。

 

2020年に描いたイラストの再掲です。

国民学校時代のOさんとおママはこんな感じだったかしら?

実は以前にOさんから聞いたのですが、二人ともずっとおかっぱ髪でおさげにしたことはなかったそうです。ありゃ、困ったわ。(^◇^;)

 

(↓)過去にもOさんからお電話を頂いた記事が4つありました。

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本日アップの貼り絵

2022年4月22日の作品です。

この作品のメインピースはネモフィラの写真です。2枚で1対、幼馴染のOさんとおママのイメージに合うかなと思い選んでみました。

(↓)3月25日に制作された連作に残りを使っています。

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(↓)元々は「国営ひたち海浜公園」のチラシでした。

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年3月25日 14:40〜(1分30秒)

おママは連作の1作目に使われたネモフィラの2ピースを切っております。

その残りが今回の貼り絵に使われました。

 

(↓)4月22日の「お題」はこちら。さて、どう配置しましょうか?

 

(↓)形を整えています。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年4月22日 14:58〜(1分18秒)

動画はネモフィラの三角形1枚を貼り終えたところから始まります。

さて、おママさん。ご自分の計画通りに貼れるでしょうか?

マ「こっち?」

チ「ここだったけどね。」

マ「こっち?どうすんの?」

チ「どうでも良いんだけど。」

おママは意を決して2枚目を貼りますが、2等辺三角形の頂点の向きが違ってしまいました。(^◇^;)

 

(↓)しかし,動画終了後に、おママはじっくり見比べて、その違いに気がつきました。

そして、剥がして貼り直すという強引な事を始めました。

 

(↓)おママは紙片を入れている缶から3種類の友禅紙を選んで使おうとしています。

(↓)おママはは茶色の市松模様をこんな感じに置きました。

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<おママの貼り絵制作動画③>

2022年4月22日 15:19〜(1分30秒)

左下と右上が対称になるように、おママはしっかり見ながら貼っております。

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

崇高なる一礼

(2022年5月9日 アルツハイマー認知症の診断から約15年3ヶ月)

 

母の手を引いて

例えば、夜の就寝前に、またはデイサービスへ行く前に、

私はどうしてもおママにトイレに行って用をたしてもらいたいのです。

それで、おママをトイレに誘います。

まずはソファーから立ち上がってもらうのも一苦労。

「さぁ、芙貴子さん。おトイレに行きましょう。立ってくださいな。」

まず、トイレがわかりません。立つという言葉と動作が噛み合いません。

最近、立ち上がる時は、私がおママの両手を掴んで引っ張って、ようやく立ち上がってもらいます。

「なに?わたしはいいです。いいんです。」

そうはいきません。行ってください。

ようやく廊下に出てトイレに向かいますが、視野の狭まったおママには不安がいっぱいなのでしょう。片方の手は私が繋ぎ、もう片方の手を進行方向と思われる前方に翳して探っています。

「こっち?こっち?」

「ほら、光の見えるところですよ。」

「あぁ、あっちね。」

トイレにたどり着いても、そこが何処だか分かりません。

「え、これ、どうするの?」

私がおママのズボンやらリハパンを下ろして便座に座らせると、

不思議と用をたしてくれます。

でも、トイレットペーパーで拭くのも、それを便器の中に捨てるのも要領を得ない。

リハパンとズボンを漸く履いて、振り向かせても、視野に入らないのでしょうか。

流すレバーが何処だか分かりません。

 

感謝

しかし、水洗トイレのジャーという流れる音を聴くと、おママは一連の動作の終了を感じて、ホッとするのでしょう。

おママは笑顔で流れる水洗トイレを見つめて、

「ありがとうございました。」

そう言いながら、深く一礼をしました。

おママは何に感謝しているのでしょう。

最近頻繁に便座に向かって繰り返された、おママの感謝と一礼。

微笑ましいと言えば微笑ましいです。

しかし、私にはそれが厳かで宗教的な行事を滞りなく済ませた時の、

崇高なる一礼に思えてしまいます。

 

太古の昔から、人は食物や水分を摂って、動いて、眠って、排出します。

その流れが滞りなければ、人は元気で健康なのです。

古人はそんな健康を願い、感謝した事でしょう。

私は今、記憶も言語も視界すら失くしかけたおママに、人の根源的な感謝の姿を見出したのです。

なんと、尊いことか…。(^O^)

本日アップの貼り絵

2022年5月9日の昼過ぎ。

おママはこれらの紙に(↓)興味を持っていました。

傘模様に沿って、早速切り始めました。

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年5月9日 15:23〜(41秒)

おママは傘の模様に沿って丁寧に切っていきます。

 

(↓)2ピース目も大きく切ります。

 

(↓)こんな感じに配置するようです。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年5月9日 15:37〜(1分30秒)

白地に茶色の市松模様を丁寧に2枚カットして配置しております。

 

最終的には若干変化していますが、おママは完成することができました。(^O^)

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

イクセロンパッチを貼ってみる

(2020年1月14日 アルツハイマー認知症の診断から約12年11ヶ月)

 

コリンエステラーゼ阻害薬

先月、おママは新たに認知症専門外来に行きました。

その時、お薬が一部変更になったのです。

長年服用していた「アリセプト」を中止し、「イクセロンパッチチ」という貼り薬にしてみました。

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おママは「イクセロンパッチ」ですが、同じ効能で「リバスタッチ」というお薬もあります。

これらの貼り薬は「コリンエステラーぜ阻害薬」です。

アルツハイマー認知症では、脳内で情報を伝達する働きを持つ「アセチルコリン」が減少して、脳の神経細胞の働きが低下して記憶障害などの症状が現れるといいます。

この「アセチルコリン」を分解して減少させてしまうのは何なのでしょう。

それは、「アセチルコリンエステラーぜ」と「ブチリルコリンエステラーゼ」という2種類のコリンエステラーゼという酵素の働きです。

つまり、この舌を噛みそうな名前の2種類の酵素の働きを阻害して、脳内の「アセチルコリン」を減少させないようにすれば、アルツハイマー認知症の進行を遅らせられるのではないか?

そんな効果のあるお薬です。

 

コリンエステラーゼ阻害薬」は飲み薬でもあります。

アリセプト」と「レミニール」です。

貼り薬を使うにあたって、「コリンエステラーゼ阻害薬」が重複してはいけないので、おママは「アリセプト」を中止しました。

medical.nikkeibp.co.jp

https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/300242_1190700S1029_1_00G.pdf

 

メリット・デメリット

貼り薬は薬効成分が皮膚から吸収され血液の流れに乗って脳に達します。

貼り替えは1日1回なので24時間効き目が持続します。

私からすると「へぇ〜」と雲をつかむような話ですが、やはりメリット・デメリットの両方があると思います。

まずメリットは…

  • 1日1回の簡単な貼り替え。(なるべく貼り替え時刻は毎日同じ頃が良い)
  • パッチ薬に日付を記入できるので、介護者が目で見て貼ってある状況を確認できる。
  • 高齢に方は認知症のお薬だけなく血圧などのお薬も多数服用している場合があります。パッチ薬なら飲み薬の数を増やさずに済みます。
  • 飲み薬の服用が困難な方でも貼り薬なら大丈夫な場合もあります。
  • もし、副作用が出たら、パッチ薬を剥がせば更なる薬の吸収を避ける事ができます。

デメリットは…

  • 認知症の患者自身では貼り薬を管理して毎日貼り替える事は難しく、それをやってくれる介護者が必要です。
  • 副作用が出る場合もある。主に貼り薬なので皮膚が赤くなったり痒みが出たりする皮膚症状。嘔吐や吐き気、食欲不振などの胃腸症状。(これらが出たらすぐに主治医に相談すること)

おママの場合

この貼り薬は容量が4.5mg、9mg、13,5mg、18mgと4種類あります。ほとんどの場合、容量の少ない方から試して、大丈夫なら容量の多い方へ変えていきます。

おママは最初、9mg(直径約26mmの円形)を28日間使ってみました。皮膚炎などの副作用はなく、胃腸も丈夫なので吐き気なども見られませんでした。

それで、現在は18mg(直径37mmの円形)を使用しています。

このお薬はいくつか注意点があって、1度に必ず1枚だけ貼られた状態でなければなりません。貼り替える時にうっかり古い方を剥がし忘れたら、新旧の相乗効果でお薬が効きすぎる事があります。そして皮膚炎を避けるために毎回ある位置を変える必要があります。

おママの場合は自分で手の届かない背中の上部に貼っています。背骨を挟んで左右交互にしています。

 

それで、問題の効果のほどですが…。

「ちょっと反応が良くなったかな?」

「ご機嫌に過ごしているよね。」

「ハサミが使えた!」

という感じで漠然としています。

まぁ、おママは末期ですし、目に見えて効果が分かるという事はないかもしれません。今までもお薬は「副作用がなくて穏やかに過ごせれば効いているかも?」という感じに捉えていたので、当面、「イクセロンパッチ」をつ受けていこうと思っています。

相変わらず、ケセラセラな私達です。(^o^)

 
パッチ薬の副作用について(2022年8月22日9時30頃追記)
 
相互読者の方からコメントをいただきました。
 
過去にご家族が「メマリー」からパッチ薬に切り替えたところ、
気分が悪くなる、めまい、食欲不振、なのに急激な肥満、歩けなくなる等の重い副作用があったそうです。
すぐに中止して、またメマリーに変えたら、それらの症状は無くなり体重も元に戻ったとの事です。
 
たまたま母は目立った副作用はありませんでしたが、やはり、人によって副作用があるのだと思いました。
コメントを下さり、ありがとうございました。
 

本日アップの貼り絵

「イクセロンパッチ」の円形を連想するような過去作の貼り絵を探してみました。

でも,なかなか見つからず、完全な円形ではありませんが、涼しげなので選んでみました。(^O^)

2020年1月14日の作品です。2年以上前ですね。

(↓)ネピアのテッシュボックスを使っています。


(↓)そして資生堂の包装紙

正方形はマーブルペーパーでした。

 

(↓)関連作品です。

harienikki.hatenablog.com

(↓)同じ2020年の1月14日に制作された作品です。」

harienikki.hatenablog.com

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

おママ、認知症専門クリニックへ行く

(2022年7月11日 アルツハイマー認知症の診断から約15年5ヶ月)

 

目の見えるうちに

今日のブログタイトルを見て、

「おママさん❗️今更ですか?」
そう思われた方、ごもっともです。

 

おママが近い将来、失明する事が分かった。私達はそれを知らずにその日を迎えてしまうより、辛いけど事前に知る事ができて良かったと思います。

harienikki.hatenablog.com

おママの目が見えるうちに、やっておくべき事はなんだろう。

私がまず思ったのは、今年に入ってからの懸案事項でした。

それは、認知症専門のクリニックにおママを連れて行く事です。

 

おママは2007年に東京医大の老年科(認知症外来だったか?)でアルツハイマー認知症と診断されました。それから「アリセプト」を処方してもらいつつ定期的に通院していました。

2012年に当時まだ新しかったメマリーをアリセプトと併用することになりました。しかし、この時メマリーはまだ1ヶ月分をまとめて処方してもらうことが出来ませんでした。大学病院に月に2度も行くのは大変です。

それで,東京医大の主治医から地元のかかりつけ医に処方箋の依頼をしてもらいました。

これ以後、薬をかかりつけ医に処方してもらえるようになったので、東京医大には行かなくなってしまいました。

 

怠慢と言えなくもありませんが、おママの症状はゆったりと進行していたので、それで何とか過ごせていたのです。

 

しかし今年に入ってから、おママの認知症は急速に進み始めました。

「かかりつけ医の先生は内科ですし、やはり認知症専門の先生に相談なさるのも良いかも知れません。」

ケアマネジャーさんからこう勧められて、同じ23区内にある認知症の個人クリニックを紹介されました。

とは言え、そのクリニックは公共交通機関を使えば2度乗り換えをしなければならず、おママを連れて行くのは大変そうでした。結構患者が多いようで、予約も1ヶ月くらい先でないと取れません。もし、その日にもし雨が降ったら…タクシーが拾えなかったら…と考えると、なかなかお神輿を上げられませんでした。

しかし、おママの目のことを考えると、ボヤボヤしている時間はありません。

予約の電話を掛けた時、直近で7月中旬の予約を取り、義兄(オネコの夫)にレンタカーで連れて行ってもらう事になりました。

 

初診なので、これまでの経過や症状と日常生活の事など4ページに及ぶ問診票を記入し、かかりつけ医からの情報提供書、お薬手帳、保険証を持参して、

いざ❗️おママさん、参りましょう。

 

クリニックにて

受付を済ますと、まず初診の患者は頭部のMRIを撮ります。20分以上かかるので、その間に家族と看護師の面談があり、そこで詳しい状況などをお話しします。

「おママ、ちゃんとMRIを受けられるかな?」

ちょっと状況が飲み込めないのか、おママは挙動不審でした。案の定、5分も経たないうちにMRIを撮影する部屋からおママが飛び出してきました。

「あらら…。ダメだったのね。」

「逃げ出すとはね…。」

私とお猫は顔を見合わせました。

しかし、看護師さんは慣れたもので、もう一度おママに促したりはしませんでした。

「まぁ、見てみないと分かりませんが、使える写真もあるかも…」

と、ごく普通の反応でしたから、おママのように逃走する患者さんは案外多いのかもしれませんね。

結果、1枚だけ使える画像があって、本当に良かったです。

 

しかし、先生の診察時にその画像を見せてもらいましたが、あまりに脳が萎縮して小さくなっていたので、私はショックを受けました。

そして、先生はおママの様子をじっくり見て、

アルツハイマー認知症の末期ですね」

と、仰いました。

言葉を失っている状態は末期です。

そして、先生はおママの手足の微妙なすくみと震えに気が付き、パーキンソン症候群を併発していると言われました。認知症パーキンソン病はかなり関連があるようです。

www.mcsg.co.jp

「色々わからない事が多いけど、真似っこはできる。だからデイサービスで他の人と一緒に体操をしたりできたりします。」

なるほど❗️

食事も食べ方がわからない時に、私が見本を示すと、食べられたりしますから。

 

もし、今後施設を考えるなら、長期の入院ができる療養病棟のある病院か、本当に寝たきり状態になってしまったら特別養護老人ホームか。

ジジが在宅でという希望があるので、後悔のないように出来るところまで在宅で介護するのも良いかも。

そのようなお話がありました。

そして、薬の見直しをしました。

アリセプトを止めて、それと同じ作用のあるイクセロンパッチ(貼り薬)にしてみることになりました。当面、かかりつけ医から処方されていたアリセプトは中止し、メマリーは続ける。その旨、先生からかかりつけ医にお手紙をお手紙を書いて頂く事になりました。

介護保険の区分認定を見直す場合、意見書はこちらのクリニックの先生にお願いすることになりました。実はこの事が認知症専門のクリニックを受診しようと思った一番の理由でした。

 

5月に認定調査を受けて要介護3のままでした。

しかし、新たに目の事もあります。認知症も末期と診断されました。

harienikki.hatenablog.com

この先、どのように推移していくかわかりませんが、

とりあえず、私達はおママの介護保険認定区分見直しを目指そうと思いました。

 

    逃げたくなる気持ちもわかるが…。逃げないでほしい。

本日アップの貼り絵

2022年7月11日に制作した貼り絵です。

実はこの日は、おママが認知症専門クリニックへ行った日でした。

14時45分頃、出発予定でしたから、その前にささっと出来る様に「お題」は決めてありました。(↓)こちらです。

遡る事10日前の7月1日に、おママは4枚の赤いピースを切っていました。

これ、元は小津和紙で購入した友禅紙です。(↓)

華やかですね。朱色の地に黄色い点で青海波模様が描かれています。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画①>

2022年7月1日 14:10〜(2分2秒)

おママは黄色の点の流れに沿うように弓のようなピースを切り抜きました。

2枚目は黄色の点にとらわれず、もう少し自由に切っていました。

そして最後はその列の数を数えています。

「 いち,にー,さん、し、でしょ。」

「にー、しー、ご、なのよね。」

「これも、にー、いち…だから、ここが…。」

少々混乱しているようです。(^O^)

 

さて、7月11日の昼過ぎになりました。

認知症専門クリニックへ出かける前に、おママは1枚仕上げられるでしょうか?

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画②>

2022年7月11日 13:43〜(3分55秒)

4つの赤いピースの配置から糊付けまで。

2022年8月19日現在からこの動画を見直すと、おママはなんと上手に糊付け作業をしている事でしょう。今はこんな風にはいきません。(^◇^;)

 

(↓)グリーンで小さな飾りとつけるそうです。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画③>

2022年7月11日 13:47〜(1分57秒)

 

(↓)もうすぐ完成です。

 

(↓)グリーンの市松模様の友禅紙も小津和紙で(2022年5月に)購入したものです。

 

おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。