アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

桜の墓参 2021年

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(2021年2月8日 アルツハイマー認知症の診断から約14年)

 

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(2021年2月8日 アルツハイマー認知症の診断から約14年)

 2年ぶり

実家のお墓は都の小平霊園にあります。春は桜がとても綺麗です。

「お墓参りなんだけど、今月中にしても良いし,来月でも…。」

3月中旬に従妹のKちゃんから電話があった時、私はふと桜を思い出しました。

 

毎年お彼岸頃に、ジジとおママは親戚とお墓参りをしていましたが、昨年はコロナの事もあり、春は見送りました。

 

いつもKちゃんが自動車で迎えに来てくれるから実現できるジジと叔母のお墓参り。

仲の良い兄妹だから、会う機会を設けて下さるのはとても有難いです。

そして、足腰が弱くなってきたジジは、お花見なんてなかなか出来ません。

「3月中なら桜は咲いているかしら。」

「咲いていると思うよ。」

 

思い切って、昨日お墓参りに行ってきました。

参加者はジジとおママ、叔母とKちゃん、そして私。

今年は平日休みが取れるアズキも参加しました。

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「去年だったら、この人数でのお墓参りはしなかったね。」

「日々の新患者数で言えば、去年のこの時期より多いのだけどね。」

 

嬉しそうに満開の桜を見上げるおママ。そして語らうジジと叔母。

そんな3人を見ていると、来てよかったと思いました。

 

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 ピンゲの女ふたたび⁉️

世の中に懲りない人間は結構いるものです。

え?私ですか?

私ではなく、私の娘アズキです。

 

昨年の夏に1度やっているのですが、

「今度はもっと明るいピンゲにするから、ダブルブリーチにしてやるんだ❗️」

その言葉を一度聞いただけで、

(髪の毛がボロボロになる)

と恐れ慄く私って、ある意味すごいと思います。

しかし、娘の愚行を止めないのだから、どうかしているかも?

娘の非常識が伝染したんじゃないか…。

 

意訳しますと、

「今度はもっと明るいピンク色の髪にする。ブリーチを2度やってから染めるんだ。」

ブリーチとは、明るい色の髪色にするために、元々の髪の毛の色素を薬品で抜く作業です。本当に明るいピンクにしたいから、この脱色を2度してから染めるんですって⁉️

 

前回はピンクと言ってもボルドーっぽい、海老茶に近いピンクでした。それではどうもご不満だったようで、今回再トライしました。

 

(↓)今回はこんな感じです。光の具合では、桜色にも見えます。

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桜の墓参の前日にピンクに染めたアズキ…。

お墓参りには如何なものか…。しかし、お花見のシチュエーションにはバッチリ合ってましたわ。合わす必要もないのだが…。

 

従妹のKちゃんによると、

「ウチの娘はもっと薄いピンクにしていたわよ。大学のガイダンスがあるから黒染めしたけど。」

血筋なんでしょうか?

ピンク髪が流行っているんでしょうか?(^O^)

アズキによると、

「ピンク髪、クソほど流行ってる❣️」

ですって。(^◇^;)

この日、私は夕方から夜にかけて頭が痛かったです。

 

(↓)昨年夏のピンク髪⁉️ 

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 本日アップの貼り絵

駅で見つけたこのチラシを「お題」にしてみました。

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制作日は2月ですが、桜のテーマにピッタリだと思って選びました。

 

(↓)まずは上下に分割中。切り分けやすくて、おママのハサミも迷いがありません。

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 (↓)大きな桜の木を丹念に切りぬいています。

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2021年2月8日15:50 おママの貼り絵制作動画①

<制作動画①>

2021年2月8日15:50〜

大きいピースはこんな風に貼るのがおママの流儀です。(^O^)

相変わらず、私は糊のつけ過ぎを危惧していましたが、おママは我関せずで続行していました。

 

(↓)2枚目に着手しました。

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(↓)「こうしようかしら?」

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2021年2月8日16:13 おママの貼り絵制作動画②

<制作動画②>16:10〜

おママは合う色をクリアファイルの中から選んでいます。

 

(↓)1枚目に戻りました。

おママは文字を貼り付けたいようです。

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2021年2月8日16:22 おママの貼り制作動画③

 <制作動画③>16:25〜

おママは一生懸命に「みなみの桜と菜の花まつり」と読もうとしています。

幾つになっても、読めたら嬉しいですね。

 

www.minamiizu.or.jp

 

 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

おママなりの考え

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(2021年1月13日アルツハイマー認知症の診断から約13年11ヶ月)

写真撮影の時に

私は月に1度か2度、その月に制作されたおママの貼り絵を撮影をします。

撮影といっても、黒いボード(iPadの黒いカバー)の上に貼り絵を置いてスマホで撮るだけです。晴れた日の室内光なのでとり立てて設備も必要ありません。

ただ、気をつけなければならない事があります。

撮影のためにファイルから取り出した時、紙片の一部が糊で固定されていない場合が結構あるのです。

この作品もそうでした。

 

おママ、マジック❣️

今日ご紹介する貼り絵は、私がいない日におママが一人で制作したようです。

だから、途中経過の写真はおろか、写真撮影まで、私は収納ファイルから出す事もありませんでした。

 

「この黄色のパーツは貼れてないのかな?」

黄色の曲線がハガキから浮き上がっていました。

さらに上から橋を渡すように、千代紙の欠片が2箇所被さっています。

「黄色をハガキの上に置いただけで、他の紙を重ねちゃうなんて。」

最近のおママは糊を付けた事も、付けていない事も、すぐにお忘れですから、

ありがちですね。(^。^)

私は糊を手にして改めて作品をみますと、意外にも黄色のパーツは貼りついていました。

 

貼り付けられているけど、貼れていない。(°_°)

 

黄色いパーツは二つ折りになっているのです。

折り紙でしょうか?内側が白です。

おママは二つ折りにしたまま、黄色の片側に糊をつけて貼ったのだわ❗️

 

(↓)こんな感じです。

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 切り抜いた跡

この黄色い形って、開くと…あの形です。

つまり、おママは黄色い折り紙を二つ折りにして、

ハートを切り抜いた。

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それなら、黄色のハートはどこへ行っちゃったの?

 

ありました❗️

ファイルの中に同じ制作日の貼り絵がありましたわ。 (o^^o)

(↓)

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(2021年1月13日アルツハイマー認知症の診断から約13年11ヶ月)

 

 きっと、黄色いハートが貼ってある貼り絵が1枚目なのだと思います。

もしかしたら、おママは切り抜いた跡を二つ折りにしたまま、二つ折りになっている事を忘れて、2枚目に取り掛かったのかも知れません。

下になっている側の黄色の面に糊を付けて貼った…。

そしてその上から千代紙を貼り込んだ…?

 

でも、貼り絵の台紙に使っているハガキの表面がだいぶ荒れているから、

おママはハートの切り抜き跡を貼るのに手こずった可能性もあります。

ということは、おママは二つ折りにしたまま、それを承知の上で貼ったのか?

そう考えると小津和紙の寄木細工模様の千代紙をテープかわりに使って止めているように見えます。

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ねぇ、本当はどうだったの?

そう聞いてみたいものですが、おママ本人は記憶にないでしょうから、全ては私の想像の域を出ません。

でも、こんな風に、おママなりの考えを辿るのも楽しいものです。

(^。^)

 

 

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

ケチャップのお味は?

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(2021年2月1日 アルツハイマー認知症の診断から約14年)

 

 やってくれるよ…おママさん

おママが認知症の診断を受けてから14年になります。

家族が「あやしいな、認知症かな?」と思い始めてからだと、既に15年から16年経ちました。その間、色々ありましたので、私は大概なことでは驚かないと思ってきました。

しかし、家族の立場としては、慣れたようで慣れないものです。(^。^)

2月8日(月)にこの貼り絵(↓)を見た時、私は思わず

ぎぇっ❗️

とあらぬ声をあげてしまいました。

 

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(2021年2月3日アルツハイマー認知症の診断から約14年)

 

この貼り絵を見て、直ぐに違和感を感じた方は多いかも知れません。

え、ええ…。そうなのです。

違和感は各ピースの周囲に感じる赤い色素です。

恐る恐るファイルから取り出してみますと、何処となく身近な香りがしました。

「これは、ケチャップだよね❗️」(°▽°)

私は思わず目をひん剥いて凝視していたので、他の人がこの現場に出くわしたら、衝撃の作品より、私の面相の方がよっぽど違和感があったかも知れません。

それにですよ。

制作日が2月3日(水)ですから、私は2月5日(金)にも貼り絵ファイルに入っているこの作品を見ていたのです。その時気がつかなかった自分にも呆れてしまいました。

 

(もしかして、ケチャップって少し粘り気があるから、各パーツはちゃんと台紙であるハガキに定着しているのか?)

 

確認してみますと(↓)そんなこたぁない。(°_°)

やっぱり貼り付いていませんでした。

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おママは過去にハンドクリームを糊と間違えて貼り絵をしていた事はありましたが、両方とも殆ど白です。分からないでもないのです。

 

しかし、ケチャップは赤❗️

おママは貼りながら「変だな」と思わなかったのでしょうか?

 

赤い色を見ても、現在のおママは「赤」と言葉で表現する事は難しいようです。

でも、色の違い自体は認識できていると思うのです。

きっと、この貼り絵を制作した時は、ケチャップを糊だと思ったのでしょう…。

少なくとも、この時、ケチャップを調味料だとは解らなかったのね…。

認知力の低下とは恐ろしいものです。

 

私はこの作品をラップで包んでから、再びファイルに収納し直しました。(^。^)

 

(↓)糊だと思ってハンドクリームで貼り絵をした件

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ケチャップ糊事件についてオネコと話していたら、

「逆もあるから不思議よね。

ほら、糊を飲み物に入れようとした事もあったわね」

と思わず二人で思い出しておりました。

(↓)の記事は今年の事です。

この時はアラビックヤマト糊を牛乳に入れようとしていました。

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糊は糊として、ケチャップはケチャップとして使って欲しいなぁ。

ねぇ、おママさん❣️(^。^)

 

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これが正しいケチャップの使い方なんですよ‼️(^O^)

 

本日アップの貼り絵

鮮やかな千代紙の赤が綺麗なので、選んでみました。

 

2月1日の午後、私はおママの机の上から面白そうな透明の袋を発見しました。

ずいぶん前から、おママはその小さな透明袋に、今まで貼り絵に使ってきた紙の切れ端を寄せ集めていたようです。

テーブルの上に広げてみると、思いのほか沢山入っていました。

私がこの中から「お題パック」を作ろうと思案している横で、おママは貼り絵をしていました。

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(↓)金色の市松模様には興味を示しました。

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 それに、小津和紙で購入した桜が入った市松模様を合わせるようです。

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 (↓)完成ですね❗️

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 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

追憶のアメリカ杉

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(2021年1月6日 アルツハイマー認知症の診断から約13年11ヶ月)

アメリカ杉に捧ぐ(小話)

 ある所におさるという小さな女の子がいた。

おさるは毎日2階の子供部屋の窓から、ぼんやり外を見るのが好きだった。

窓から外を眺めて、何かいい事や面白い事がある訳ではない。それでも眺めるのは、他にこれと言って何かいい事や面白い事がある訳ではなかったからだ。

おさるの頭の中は白くて薄い霞が掛かったように、呆として虚無だった。それでなければ取り止めもなく空想の世界に生きていた。

 

おさるがぼんやりと窓から見ていたのは、ブロック塀と家の間に植えられている木だった。その名は知らない。

真っ直ぐに空を目指すかの如く凛と立ち、その木はブロック塀に遠慮するかの如く、おさるの部屋の窓の高さで枝を張っていた。

 

おさるは当初、その木に別段興味が有った訳ではない。しかし、枝や深い緑の葉を見ると不思議な安心感があった。秋に葉を落とす木ではなかったから、季節で姿を変えない。それも小さいおさるの心には丁度良かったのだろう。通風のために窓を開ければ、まるで風が木の枝から吹いてきた。

しかし、毎年夏の終わりだけは迷惑だった。住宅地の中で蝉には丁度良い木だったのだろう。ヒグラシやらツクツクボウシが無数に留まり、陽が翳り始めると一斉に鳴き出すのだ。暑さ疲れで昼寝をしていたおさるは何度その破壊的な鳴き声に飛び起きたことか。

おさるが小学生の頃、華奢な身体にはランドセルがとても重かった。下校時、通学路の終盤に長くて細い坂道がある。それは途中カーブしているのだが、曲がったあたりから登り切る先の正面に我が家が見えるのだ。そして例の木はまるで旗印のように立っていた。おさるにとって学校は居心地の良い場所ではなかったから、我が家の木を見ると、安堵感で満たされた。

 

この木がいつ植えられたのかは定かではない。でも父の記憶では、元々の土地の所有者が貸家を建てた時に植えたのだろう。それは戦前、戦中だろうか。一家が住み始めたのが戦争末期だから、その頃から同じ場所に存在していた。恐らく学生だった父が見ていたのは、もっと細くて若かった木なのだろう。

 

おさるが本を読み、あれこれ空想の世界に具体的な輪郭を形成できるような年頃になると、その木が家のお守りとか、主のような気がしてきた。在って然るべきもの。なくてはならない存在だった。

 

おさるは別に猿ではなく人の子である。「人まねこざる』という絵本に出てくる小猿のジョージに風情が似ているだけで、母や姉から「おさる」と言われた。可愛がられていたのだろうが、幼く心が弱くて「おさる」を受け入れざる得なかったのは、子供心に悲しかった。

だが、おさるは成長と共におさるではなく人間の娘に見えるようになった。そしておさるの背が伸びるように、その木もどんどん高くなり大きく枝を張り始めた。子供部屋の窓から見えるのは、木のてっぺんではなく、太い幹になった。

おさるはやがて娘時代を謳歌し始めた。外の世界が楽しくて窓辺で佇む事もなく、枝や葉を眺めなくなった事を、その木はどう思っただろうか。おさるの成長を微笑ましく見守っていたかも知れない。

 

月日は流れ、おさるは嫁いで数年経った頃、久しぶりに実家へ帰ったら、父から衝撃的な話を聞いた。

アメリカ杉が大きくなり過ぎると困るから、幹のてっぺん、頭を植木屋にちょん切ってもらったよ。お陰様でもう背は伸びない。」

その木はおさるが見ていなくても、着々と大きくなっていた。そして、人との共存のために頭を切らされた。おさるは自分の身体にノコギリを当てられるような痛みを感じて窓辺に走ったが、木はそこに青々とした葉を茂らせて生きていた。

「あなたはアメリカ杉だったのね。」

おさるはこの時初めて、木の名を知った。子供の頃に何度も父に聞いて「分からない」と言われてきたのに。きっと、誰かに聞いてアメリカ杉と分かったのだろう。

 

おさるは子育てを一段落させて、高齢の父の仕事を手伝うために頻繁に実家へ通うようになった。アメリカ杉の背は、もう伸びない。しかしおさるが太るのと比例するように、アメリカ杉の枝は太くなり横に広がっていった。

認知症になった母はよく窓を開ける。夏や冬のエアコンのために、おさるは母を追いかけるように窓を閉めていた。ある時、かつての子供部屋の窓辺で母がじっとアメリカ杉を眺めていた。

「こんなに大きくなっちゃって、立派になったわね。」

母がいつの時分との比較で言っているかは不明だが、おさるはそんな母が微笑ましく、やはりアメリカ杉は家の御守りなのだと思った。

 

しかし、アメリカ杉は横に大きく広がって、枝は切っても切っても小枝が伸びていく。

御守りとか主とか言う以前に、生きているのだ。その証に電線に触れるほど葉を茂らせた。

ある寒い冬の日、93歳になった父が衝撃的な事を言った。

アメリカ杉の枝が電線に当たって何か事故が起きたりするといけないから、私が元気なうちに根本から切ってしまおうと思う。」

実家の土地建物の所有者である父が心配するのも理解できる。これを相続する予定の姉も大賛成となると、おさるにはほとんど反論の余地がない。

「切るんですか…、あの木を…。お父さん、良いんですか。」

「いいとも、切りたい。」

結局翻意は難しく、姉が植木屋を手配して、とんとん拍子に話は進んだ。そして、2週間後にアメリカ杉はあっけなく切り倒された。当日、恐ろしかったので、おさるは全てが終わった後に実家へ行った。切り倒された跡を目撃した時、おさるは胸に強い差込を覚えた。

 

この喪失感は大きかった。

それから実家の門を入ると、在るべきものが、在るべき所にない。

この事がおさるの気持ちを沈ませた。それだけでなく、歴然と体調が悪くなった。寝ても寝ても疲れは取れず、常に頭痛があった。

「やっぱり、もっと強く反対すれば良かった。」

しかし後の祭りだ。おさるは胸が苦しくて、アメリカ杉の切り株に近付くのも憚られた。

 

1ヶ月くらい悶々としていたおさるは、ある晩に夢を見た。

おさるは森を歩いていた。

鏡がないから自分では確認できないが、どうもおさるの姿は小猿のようだ。

いつも森を移動する時に、おさるは大きなアメリカ杉を目印にしていた。しかし、行けども行けどもそれが見つからない。迷った末におさるは四つ足で走って引き返してみた。

すると、本来、おさるが目印にしていたアメリカ杉は伐採されて切り株になっていた。

「どうして、こんな姿になっちゃったの?」

おさるは道標を失い途方に暮れた。

「このアメリカ杉がなくなって、私はこれからどうすればいいのよ。」

おさるは切り株にしがみ付いて、さめざめと泣いた。すると切り株から声がした。おさるは驚愕のあまり飛びのいたが、気を取り直して切り株に耳を当ててみた。

「なくなってはいないよ。」

「でも、幹も枝も葉もない。」

「それでも、根はしっかり土の中にあるよ。まだ、生きているんだから。それに見えない所に存在するものもだってあるんだよ。むしろそれが重要だったりしてね。形としてはなくなってしまったけど、幹や枝や葉は心の中にあるんじゃないか。」

声はそれっきりしなくなった。おさるが涙を拭きながら切り株から顔を上げた時、目が覚めた。

 

そうだった。

切り株の下に、根はどれだけ伸びているだろうか。それは今も深く広く根付いているはずだ。目には見えないけれど、まだ生きている。そう思うと、おさるの心は少し軽くなった。

それに、学校から帰る時の旗印、そして窓から眺めたアメリカ杉の姿は、今もおさるの心に残っているのだから。             

                       おしまい

 

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ノンフィクションのアメリカ杉。

長々とした文章で申し訳ありませんでした。一部フィクションです。

物語を書くのは難しいですね。これが今の限界です。(^◇^;)

 

以下はノンフィクションです。(^。^)

 

こちら(↓)の過去記事でも触れましたが、実家の敷地内にあった大きなアメリカ杉が2021年1月29日に切り倒されました。

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 私にとっては実家のシンボル。

ちょっとばかり、精神的にこたえました。

(↓)その最後の姿を留めたかった。

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(↓)輪切りにされて、植木屋さんが引き取っていきました。

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 直径40センチは余裕でありそうです。 

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結構、私にはキツかったのですが、次に実家へ行ってみると、オネコさんが植木鉢の台にしていましたわ。( ´ ▽ ` )

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本日アップの貼り絵

年輪と凛と立つアメリカ杉の魂を感じて選びました。

 

「お題方式の貼り絵」です。私が用意した「お題パック」はこちらです。(↓)

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 私がいない時に制作されたので、これは推測ですが…。

おママは下の(↓)貼り絵の残りを使って制作したと思われます。

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(2021年1月4日 アルツハイマー認知症の診断から約13年11ヶ月)

 

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

チャーコ髪を切る

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1枚目(2021年2月17日 アルツハイマー認知症の診断から約14年)

 

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2枚目(2021年2月17日 アルツハイマー認知症の診断から約14年)

 

私事ながら…

世の中はまだコロナ禍ですが、春の風がビルに谷間の我が家にも吹き始めました。

いまだに家の中は完全に片付いたとは言えないけど、

そろそろ新しいカーテンを注文したいなと思うこの頃…。

モーレツに(先日紙に「猛烈」と書けなかった(^◇^;)、気分を変えたくなりました。

 

失恋したわけではないのですが、長年ロングヘアにしていた髪をバッサリと、

(切ってやるーー❗️ベリーショートにしてやる‼️)

私、ほぼヒステリーに近い衝動に駆られたのでした。

 

しかし、ここで問題が2つありました。

1つは、生来の癖っ毛。

私は28歳くらいの時に1度ショートヘアを試みたことがあります。

その時は、広がるし在らぬ方向に跳ねるという暴れ馬のような癖毛を、上手く御すことが出来ずに苦労しました。

硬いデップやムースで固めない限りはほぼライオン状態になります。

マメに家でヘアスタイリング⁉️をしない限りは、私は人間以外の生物に成り果てるかも…。

 

そして、もう1つはおママです。

ここ20年近く、娘達は髪型を変えていません。

今は娘と思っていなくても、よく通ってくる慣れたオバさんの髪型が急激に変わったら、

知らない人と思って警戒するかも知れません。

「あなたは誰ですか?どうしてここにいるんですか❗️」

なんて言われたら嫌ですわ。(涙)

 

それでも今、髪を切って軽いショートにしたい。

自分の気分やイメージを変えたい❗️

数日、悶々と悩んだ末に、オネコやジジに相談したら「大丈夫じゃない?」と言われました。

それならば❗️切りました。

美容師さんから

「お客様のためにも、お母様のためにも、ロングからいきなりベリーショートより、少し長めのショートになさって、様子を見たら…」

とアドバイスされて、こうなりました。(↓) 

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それで…、

ママの反応はというと、別にいつもと同じでした。

帰り際に深々と「どうもありがとうございました」と言われた時、

いつもよりは丁寧というか、より他人行儀に思えたくらいです。

きっと、おママは週2日来るオバサンを、さほど見覚えていないのでしょう。

それとも、髪型なんか関係なく、

声や顔形や雰囲気でいつものオバさんだと思えたかしら?

 

考えてもしょうがないですね。

おママの見える世界、おママの認識できる世界を、私は共有しきれないのだから。

でも、今日もおママが元気なら、

 まぁ、いいか…。(^O^)

 

本日アップの貼り絵

「お題方式の貼り絵」です。

2月の中旬に、私が怒涛の勢いで作った「お題パック」のうちの1つを使って、おママは連作しました。

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「お題」はこれです。(↓)

小津和紙の千代紙の紙片と昔おママが残していたチョコレートの包紙です。

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 恐らく、私が(1枚目)と考えたトップの貼り絵の残りで、

大胆かつ不思議な魅力のある(2枚目)が制作されたのだと思います。

 

(1枚目)は「お題パック」だけでなくおママは自分で紙片を探して組み合わせています。

こっそりとTWG紅茶の包装紙も貼り付けているなんて❗️(^O^)

おママの遊び心だと思います。

 

私のいない時に制作されたので、制作途中写真が無くて残念です。

 

(↓)TWGのリバーシブル包装紙。上下の写真は1枚の包装紙の裏表です。素敵❣️

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*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

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おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。

 

寄木細工のお盆と千代紙

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(2020年11月18日アルツハイマー認知症の診断から約13年9ヶ月)

 クレバァのお盆

亡くなった義母クレバァの遺品を片付けていたら、寄木細工のお盆が3枚ありました。

寄木細工って素敵です。

木地が精緻な幾何学文様を形作っているんですもの。

染色されてない木そのままの色合いが魅力的です。

 

1枚は小ぶりで寄木細工の模様が若干掠れていて、かなり愛用した跡が見受けられます。

その古びた感じが良い風合いで、私好みです。ありがたく使う事にしました。

 

(↓)これです。添えたお箸は女物です。お盆というよりトレーですね。

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そして、2回りくらい大きいお盆は、裏に大きく焦がした跡がありました。それをクレバァは大胆にもガムテープで補強するという暴挙に出たようで…。残念ですが処分しました。

 

残り1枚はとても綺麗なままでした。

同じものが我が家にもあるので、きっとクレバァは2枚のお盆を買って、1枚を息子夫婦に呉れたのだと思います。

 「同じものがあってもね。」

箱根の寄木細工と言えば…、おママ好きですよね。

あの小津和紙の千代紙がおママは大好きですもの。(最近、小津和紙に行っても見かけないので、また再販してほしいです。)

それで、おママに上げる事にしました。

きっと喜ぶね。(^O^)

 

笑顔のおママ

案の定、寄木細工のお盆を見せた途端、おママは「あ❗️」と歓声を上げました。

「あっあっ!これはあれよね。」

おママさん。分かるのね。あなたがお好きな千代紙と似ているって。

私はすかさずクリアファイルから小津和紙の千代紙を出しました。

「そう!これこれ。」

 

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 (↓)こちらが小津和紙の千代紙です。

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おママはじっくりと お盆と千代紙を見比べていました。

「ね、同じでしょう。両方とも素敵ね。」

おママは真剣な面持ちで、指で両方をなぞるように見つめていました。

すると,突然、

「これは同じね。

でもこっち(千代紙)には、これ(模様の1つ)はないわね。

それに、これはこっちと少し違うみたい。」

おママ流石です。

やはり綺麗な文様には敏感に反応するし、特に寄木細工文様は大好きですから。

細かい違いに気が付くのですね。「好きこそ物の上手なれ」でしょうか。(^O^)

 

でも。ふと思えば、娘の私を娘と認知しないくせに、

寄木細工文様の細かい違いは認識できるのですね。

ちょっと複雑な心境だけど、

まぁいいか。(^◇^;)

 

(↓)寄木細工について詳しく書かれているので、貼らせていただきました。

wa-gokoro.jp

 (↓) おすすめ動画。

職人さんが種板を大きな鉋で薄く削り出す、その音が耳に心地よいです。

そして削り出された薄い寄木細工模様は「ズク」と呼ばれます。これを木製品に貼り付けると寄木細工の完成します。

シュシュシュッと削り出された「ズク」は本当に美しいです。


手技TEWAZA「箱根寄木細工」Japan Hakone Marquetry/伝統工芸 青山スクエア Japan traditional crafts Aoyama Square

 

本日アップの貼り絵

私のいない時におママが一人で制作しました。

これといって、思い当たる「お題」もありません。

他の「お題パック」で余った切れ端を組み合わせたのだと思います。

寄木細工模様の千代紙はいちばん下の台と、両サイドの細い長方形に使われています。

 

花模様はデイサービスで頂いた塗り絵を切り抜いたものです。

赤系の文様と『鬼滅の刃』炭治郎の市松模様小津和紙で購入した千代紙です。

 

同じ日に(↓)ことらもこちらも制作されました。

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2020年11月18日アルツハイマー認知症の診断から約13年9ヶ月)

 (↓)花模様に塗り絵はこちらでも大活躍しました。

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お仲間をまとめてみました。(^O^)

harienikki.hatenablog.com

 

 (↓)私が愛してやまないオトボケ鳥

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小津和紙の寄木細工の模様の千代紙には大変お世話になっています。

これはほんの一部です。本当によく使いました。

この千代紙は本当におママのお気に入りですから。私は緑バージョンも合わせてしっかり在庫しています。(^O^)

こうして過去の記事を並べてみると、一つとして同じものはなく、どれも個性的だと思います。

 

2017年から2018年頃まではシンメトリーがバッチリ決まっていたのですね。

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(↓)初めて訪問してくださった方へ 

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

書くより入力

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(2021年1月22日 アルツハイマー認知症の診断から約13年11ヶ月)

❇︎破壊神

ジジは字が下手です。

「読めますか?」と聞かれたら、私は一緒に10年仕事をしてきたので読めます。

しかし、一般的には読めないでしょう。

高齢となり、余計に字を書くのが苦手になっております。

認知症になったおママに「ちゃんと書きなさい❗️」と言われるのは、本当にお気の毒。

私は他人に見せる場合はそれなりに読めるように書きますが、自分だけのメモの字は破壊されています。

「遺伝子恐るべし‼️」(^O^)

 

❇︎手が震えるぅ〜。

「書けない…。」

1月27日の昼下がり、ジジはパソコンの前で情けない顔をしておりました。

 

短歌の会で同人になっているジジは、月に一度、先生に短歌を提出し、添削していただいてます。

いつも、ジジは詠んだ短歌をパソコンに入力して記録しています。

添削の提出する時は、プリンターで市販の原稿用紙に出力して提出していました。

しかし、昨年の秋くらいからプリンターが不調となり、ジジはパソコンに保存した短歌をモニターで見ながら手書きをするという、今時ちょっと不思議な事をしていました。

 

多少、手が震えるからでしょうか。

原稿用紙に手書きされたジジの短歌を、先生は解読出来ているのか心配になりましたが、ちゃんと添削されて帰ってくるので、大丈夫なようでした。(^O^)

 

その添削の短歌が

「手が震えて、マス目にちゃんと書けない…。」

ジジがあまりに深刻な顔をするから、私も心底気の毒になりました。

「代わりに書いてあげるよ。」

私はジジから原稿用紙とペンを受け取り書きましたが、これが思いの外、うまく書けませんでした。

モニターに写った文字を見ながら、手書きで原稿用紙に書き起こすのは、随分目が疲れました。

 

私の字も、ジシの字も、五十歩百歩。私の方が辛うじて読めるくらいでしょう。

一応、書き終えましたが、私は最近ちゃんと文字を書いていない事を痛感しました。

 

ジジの短歌はデジタル派?

ジジは20代の頃から短歌を詠んででおりました。

短歌の会に所属したり、働き盛りの頃は少し休んだりしましたが、

ずっと短歌とともに歩んできたのです。

 

勿論、昭和3年生まれのジジですから、ずっと詠んだ短歌は手書きの字でノートに書いてきました。

それが60代でパソコンを使い始めるようになったら「一太郎」に出会ってしまったのです。ジジは歌を詠む時は、紙にメモ的に書いて、それを「一太郎」で清書して保存するようになりました。

 

私はよくジジがパソコンに向かって短歌に取り組んでいる姿を目撃しています。

メモをパソコンに入力しながら推敲しているみたいです。

私も古い人間だからかもしれませんが、パソコンに文を入力する時点で少し客観的に捉えられる気がします。

 

何よりジジは字が下手(?)だったから、

手書きより入力の方が性に合ってきたのかも知れませんね。

 

その後…

結局、プリンターの不調はインク切れでした。(^◇^;)

翌月の提出の時は、プリンターにインクを装填❗️

万全の体制で短歌を印刷して、提出することが出来ました。

(そのインクは私が買ってきたんですが…)(^O^)

 

とある2月の夕方、カカカカ、カカカカと音がするので、

私がふとパソコンのある部屋に行ってみると、

ジジったら❗️

原稿用紙のマス目だけを何十枚も印刷していました。

「こうしとくと、あとらくだし楽だし。」

「短歌を原稿用紙のマス目と一緒に印刷すればいいのに、そんなに刷っちゃって…。」

するとジジは確信をもって言ったのです。

「こんだけ刷って、これを使い切るまでは…。

そう思ったんだよ。

そうでないと、ダメな気がしたんだよ。」

印刷したのは全部で70枚。

月の提出に使うのは2枚

35ヶ月分です。

(3年くらいか…。)

その時ジジは96歳。まぁ、いけそうですね。

 

ジジは仕事のために、まだ今よりずっと若い60代でパソコンを覚えました。

それから30年です。

 

文字を手書きしようとすると、震えて書けない。

でもタッチタイピングは遅くても、キーボードでパソコン画面に打ち込むことは出来ます。(因みにローマ字入力です。)

 

だからこそ、93歳になっても、先生に添削をお願いしながら短歌を学び詠むことが出来る。

デシタルで短歌を詠んでいて良かったです。

 

まだまだ、短歌人生は続きそうです。

ジジ、がんばってね。

 

ジジの今年初めの短歌です。(↓)

   新春にコロナ荒れても鉢植えの 赤き薔薇七つ花びら開く

   なんとなく後がないぞと沈みゆく あかき夕日を背にあびている

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あらら…⁉️ プリンター出力ですよね…?(^◇^;)


 

本日アップの貼り絵

赤き薔薇は3つだけですが、ジジの短歌に合うかな?と思って選びました。

 

20年以上前におママが自分で染めたマーブル紙を「お題」にしたら、大胆に配置していました。合わせる紙はおママが「これ」と選んだ薔薇の花柄の折り紙です。

こういう模様を見るとおママは俄然張り切るんですね…。

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2021年1月22日 14:02〜 おママの貼り絵制作動画

<貼り絵制作動画>

2021年1月22日14:02〜

薔薇模様のカットを丹念に仕上げています。白い余白を完全に取り除かないと気が済まないようです。

この集中力はすごいと思います。拘りは若い時からおママの性分だと思います。

 


(↓)これだけでは寂しく感じたおママは花柄の折り紙を合わせる事にしました。

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 糊をつけながら、更に調整中です。(^O^)

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 おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。